Itaipu Binacional
イタイプダム

2009.12.17 / Paraguay (Colonia Yguazu) 本日自転82km走行 : Total 16892km走行
天気:晴れ 自転車折りたたみ:1 ネット:1
朝飯→野菜炒め 昼飯→スナック 夕飯→パーティ飯 / 宿→ペンション園田(8ドル) ☆☆☆

(English)
 I went to Itaipu Dam by bicycle today.



(Español)
 Fui a Itaipu Binacional.
 ここ、イグアス移住区ではゆったりと過ごそうとは思っていたものの、食って寝るだけの生活は、あまりにも怠惰すぎる。これはイカンと思い、自転車トレーニングがてらに、その辺を自転車で走ることにした。で、ただ走るだけだとつまんないので、イタイプダムを目的地に設定。イタイプダムとは、パラグアイとブラジルの国境にある、世界一の発電量を誇る巨大なダム。なにげに、イグアスの滝と並ぶ、観光スポットなんです。

 10時半過ぎにペン園を出発。7号線をシウダー・デル・エステ方面にひた走る。20kmくらい走ったところで、<ガシャッ>と、かえてもいないのに、一番重いギアに切り替わった。その後、ギアを切り替えても、まったく反応しない。ん、何事?と思って、ギアを見てみると・・・ヤバイと思っていたシフトワイヤーが見事に切れていた。こりゃ、ギアが反応しなくなるワケだ。う~ん、困った・・・換えのシフトワイヤーは、ペン園に置いてきちゃったからここで修理はできない。でも、シフトワイヤーって、切れちゃっても、ギアが重いギアに固定されちゃうだけで、走れなくなるほどの致命傷にはならないんですねぇ。とりあえず走れるので、このままの状態で、イタイプダムへ向かうことにした・・・のだが、この7号線、アップダウンが激しい。一番重いギアではこぐのが大変なので、ギア調整ネジをいじって、2番目に重いギアに固定されるように調整。これで、なんとか、登り坂も、降りずに上れるようになった。

 そんなこんなで、14時チョイ前に、やっとのことでイタイプダムのビジターセンターに到着。早速見学させてもらおうと、受付に行ってみると、ちょうど14時にツアーが始まるとのこと。あわてて、自転車をバイク置き場に置かせてもらい、受付へ。ここのツアー、まず最初に、イタイプダムについての映画を30分ほど鑑賞し、その後、バスに乗って、1時間ほどかけてダムを見てまわるというもの。そして、なんと、これ、驚くことに、無料なのです。

 とにかく映画上映場に行き、イタイプダムの紹介映像を鑑賞。映画上映後、3台のバスに分かれて乗り、ダムへ。ちょっと走ると、見えてきました、白いしぶきが・・・水を放出しているイタイプダムです!水を排出している状態を見ることが出来るのは、なかなか貴重なようで・・・まだまだオイラの強運は続いているなぁ、うんうん。

 それにしても、ものすごい水の放出量。大量の水が注がれたパラナ川からは、モウモウと水しぶきが上がっている・・・こりゃもう、滝です。大瀑布です。さすが、世界一の発電量を誇る巨大ダム!20基のタービンを使って、1,400万キロワット/hrもの電気を発電できるとのこと。う~ん、数字で書いても、どれくらいスゴイ発電量なのかイマイチピンとこないのだが・・・あの、有名なアスワン・ハイダムの発電量の6倍にも及ぶそうで。ちなみに、このダムは、パラグアイとブラジルが共同で開発したもの。発電した電力は、両国で均等に分けることになっているようなのですが、人口の少ないパラグアイでは、パラグアイ分の数パーセントでパラグアイの電力全需要をまかなうことができるらしく、余った電力をブラジルに売っているそうです。

 期待しないで、来たのですが、迫力ある大瀑布を見ることができて、満足。こんないいものをタダで、しかも、1時間もバスであちこちに連れまわして見せてくれるなんて、パラグアイ、太っ腹です。

 結局ツアーが2時間弱くらい時間がかかったので、もう16時近く。帰りも2時間強かかり、ペン園に到着したのは、18時半過ぎ。あぁ、疲れた。シフトワイヤーが切れなければもうちょっと楽な走りができたのに・・・直すのは明日にしよう。というのも、今日の夜は、シェア飯でパーティ。実は、明日、6人もペン園を出発してしまうので、今日の夜は皆で飯を食べようって話になっていたのだ。

 飯は、料理人マサくんが全て下ごしらえしてくれていて・・・オイラ達は、食べるのみ。いやぁ、ありがとうございます、マサくん、おいしい料理でした。ビールで乾杯。サトウキビの蒸留酒も加わり、盛り上がるパーティ。で、終盤、なぜか腕相撲大会が始まり・・・管理人のアキちゃんと対戦したマサくん、「負けたら坊主になる!」と宣言して、見事に敗戦。園田お父さんの息子のハジメさんが、バリカンを持って来てくれ、その場で断髪式が始まったのでした。「男に二言はない」・・・マサくん、見事な剃られっぷりでしたゼ。