Table Mountain
そろそろ登りますか、テーブルマウンテン

2011.4.22 / SouthAfrica(CapeTown) 本日 自転車0km走行 : Total 26024km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→パンケーキ 昼飯→サンドイッチ 夕飯→ラーメンリゾット / 宿→Cat&Mooth(90ランド)

(English)
 Today I climed up table mountain.



(Español)
 Hoy yo el climed a la montaña de la mesa.
 ケープタウンをブラブラ歩いていると、お店がずらりと並ぶ建物の間から、素敵な岩肌が見える。これ、テーブルマウンテンの岩肌。そう、なんと、ここケープタウンには、テーブルマウンテンがあるのですよ。テーブルマウンテンと言えば、ベネズエラのロライマで登った、あの頂上がまっ平らな不思議な山。あの山が、街のすぐ裏にそびえたっているという、大都会のケープタウン・・・周囲を風光明媚な山々に囲まれた、心地よい街なのです。

 実は、ケープタウンに到着して早々、目に飛び込んできていたテーブルマウンテン。自力でも日帰りで登れるって聞いていて、登りたい、登ろうと思っていたのですが・・・まぁ、しばらくはビデオ編集に追われ、そんな余裕がなかったのですよ。で、編集がひと段落ついたところで、天気もいいし、ようやく、本日、テーブルマウンテン登山に挑戦することにしたのです。

 2Lの水と、アボガド&玉ねぎ&トマト&ソーセージをはさんだサンドイッチをナップザックに詰め、出発。街を抜け、テーブルマウンテンの登山口へ辿り着く。さて、ここから山頂までロープウェイが出てまして。これに乗ると、あっという間に山頂に辿り着けるんですが・・・いや、そこはやはり自力で登山でしょ。歩いて登れるトレッキングコースもあるので、その道を歩いて登ることにした、オイラ。

 いやぁ、なかなかハードな道でしたよ、登山道。久々の歩きということもあり、息があがってしょうがない。しかも、超快晴で、太陽がガンガン照りつけるもんだから、体力が奪われて・・・しかも、喉も渇いて、持ってきた2Lの水がどんどんなくなっていく。晴れた日にこのテーブルマウンテンに登ろうと思っている、そこのアナタ、水は3Lくらい持っていくのがベターです。

 さて、2時間ほどでなんとか登りきったテーブルマウンテン。まっ平らになっている山の上を歩き始めたのですが・・・なんかねぇ、ちょっとビミョウ。雄大な景色がスッと心に入ってこない。休日で天気がいいということもあり、山頂には人がいっぱいいたからなのか・・・なんか、心を開いてくれない、テーブルマウンテン。大自然ってねぇ、人が一人になった時、初めて語りかけてきてくれるんですよ。人がたくさんいる空間ではなぜか、語りかけてきてくれないんです、大自然。

 ということで、なんかシックリこず、ロライマのほうがよかったなぁと思いながら、まっ平らの山頂を歩いているうちに・・・いつの間にか、サイドロードに入っちゃったみたいで、周囲にはまったく人がいなくなっていた。そして、辿り着いたテーブルマウンテンの端。眼下に見えるライオンズヘッドそして、ケープタウンの街。

 これは、すばらしい・・・

 おもわずため息がでちゃった景色。ここ、超穴場スポットです。ロープウェイ乗り場から<Maclear's Beacon>方面に続く<Recommended route>と書かれたメインロードの途中に、<Alternative Route>という脇道がありまして。この道、基本的に誰も歩いてません。完全に一人になれます。そして、一人になってたたずんでいると、テーブルマウンテンが、語りかけてくれる素敵スポットです。

 その後、ケープタウンの街とは反対側となる、半島側の風景にも心奪われちゃったオイラ。オイラ的には、こちら側も景色も相当お気に入り。あまりにも、心地よくなってきちゃって・・・しばらく居ました頂上に。

 遥か昔に地面が隆起して山となり、それがものすごい長い間かけて雨風に削られて平らになった山頂。テーブルマウンテンの頂上のまっ平らは、それだけ昔からの時間の経過を示している。太古に下界とは切り離された世界であるため・・・ここにもやはり不思議な植物たちが生息していた。ひとけがなく、天気がコロコロ変わっていた、ロライマの山頂の方が、ロマンチックな雰囲気満点であったのだが、ここ、ケープタウンのテーブルマウンテンも、なかなか雰囲気ある素敵な場所でしたよ、うん、満足満足。