Question about African People
アフリカ人の一点見栄はり主義について

2011.11.24 / Kenya(Nairobi) 本日 自転車0km走行 : Total 35067km走行
天気:雨のち晴 ネット:1
朝飯→サモサ&チャイ 昼飯→ピラウ 夕飯→ビーフ+チップス&チャパティ / 宿→Destiny Hotel(850ケニアシリング)

(English)
 Today I stayed in Nairobi.



 昨日は珍しく一日雨が降らず、小雨季も去りつつあるのかな、と思いきや、今日はまた朝から雨。スコールの雨による水びだしが、朝飯を食べに外にでたオイラの歩きを邪魔する。ドンヨリと空一面に張り巡らされた雲を見て、今日は一日雨かぁ・・・と思っていたのに、午後になったら、晴れてきた。うむむ、コロコロ変わりすぎて、読みづらいぞこの時期の天気。

 さて、オイラは今日も一日部屋にこもってパソコン作業。今日は、しばらく更新していなかったHPの情報まとめページを整理。コイツはスゴイ写真とか、お世話になった人写真とか、お金とか、料理とか・・・ああ、一度にやろうとすると、大変。こういうの、少しずつやっていけば、そんなに大変な作業じゃないんだけどなぁ・・・って、わかっているけど、できない。

 そんな本日も、作業に煮詰まってきたタイミングで、細見夫婦から「夕飯一緒に食べましょう」のお誘い。もちろん、ご一緒させていただきやす。で、お二人は明日、朝一のバスでウガンダのカンパラに向けて出発することにしたとのこと。ということで、今日がナイロビ最後の晩餐ってことに。いきつけのお店で飯を食べた後、宿に戻ってきたのだが・・・このまま別れるのはなんだか寂しい。

 「エチオピアで買ったコーヒーがあるんで、コーヒー飲みません?」

 と細見夫婦の提案で、宿の談話室でコーヒーを飲むことに。オイラは部屋に戻り、ペルーでニシザワさんにもらった、今は無きサンヨー製の電気湯沸しポットを持ち出してきて、お湯沸かし。「これ、便利ですね」と細見旦那さん。ええ、重宝してるんですよ。あると便利グッズ上位ランクの品物です、ハイ。

 さて、少々濃すぎなコーヒーを飲みながら、話は、アフリカ人の服に対する異様なまでのキレイ好き執着心についてへと展開。アフリカ、道にはいっぱいゴミが落ちているし、町はゴミゴミしているし、モノはボロボロのを使っているし、いたるところにハエがたかっているし・・・ってことで、おおよそ、清潔感を感じられない。まぁ、これは抱いていたアフリカのイメージそのものではあるので、なるほど、って受け入れられるのだが・・・逆に、着ている服だけは、いつだって、キレイでパリッとしたものを身に着けている、ということが、ゴミゴミ&ボロボロイメージとのギャップとして気になる、って話になりまして。

 そう、オイラもずっと気になっている、服とかヘアスタイルに対するアフリカ人の執着心のハンパのなさ。町を歩いていると、バックパッカーな旅人の方が、全然みずぼらしい格好に見えるし、西洋諸国を歩いていたとしても、ハッとさせられるのではないか、と思えるほど抜きん出てセンスのよいアフリカ人の女性とすれ違うことさえある。センスがいいだけではない。服は、常にこぎれいに洗濯されており、いつだって清潔感が漂っている。

 その美的感覚と清潔感覚をもっと他の面にも展開すれば、アフリカ特有のゴミゴミしたイメージが覆される世界を作り上げることができるような気がするのだが・・・なぜか、その感覚がきちんとした形で適用されているのは、ファッションという一点に限定されている。

 なぜなのだ?

 う~ん、他がどうにもできない分、せめて、服だけでもちゃんとしたいという見栄心か。貧しいっていうのはこういうことなのかもしれない、なんて三人で考えてみたが、結論は出ず。アフリカ人の謎ってことで今後の課題に。さて、その後、旅に出てますます協調性がなくなったことに対する心配と開き直りとか、大自然での生活に憧れを抱いって行ってみるも、そこでは落ち着けず、結局都会に戻って来て落ち着けちゃっていることに愕然とする心境などなど、旅人談義で盛り上がる。話せば話すほど、結構近い感覚を持っているなぁ、と感じるお二人。またどこかでじっくりとお話したいです。オイラもこれからウガンダに向かうんで・・・ウガンダでまた再会できると嬉しいな。