(English)
I stayed in Essouira. I was editting trip video.
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今日、映像編集作業中に、嬉しいニュースが飛び込んできた。ウガンダでペアランしたチャリダーリョウさんの、愛車が、無事発見されたとのこと!
ええ、実は、リョウさん、旅途中に訪れたセルビアで、相棒チャリの盗難にあってしまったんですよ。それを知らされたのは一週間以上も前。オイラとしては、短い間とはいえ、一緒に走ったチャリだったので、人ごととは思えないほどのショックで。
チャリダーにとって、自転車とは、単なるモノじゃないんですよ。かけがえのない相棒なんです。そんな大事な相棒を盗るとは・・・犯人ゆるすまじ。
チャリが盗られている最中にリョウさんが書かいたブログに「今日は雨。僕の自転車はちゃんと屋根のあるところに保管されているだろうか? 」なんて、書かれてあって。オイラは、このフレーズを読んだ時、泣きましたよ・・・
ただ、オイラは、見つかるようにと祈るしかできない。応援してますから、という励ましのメールしか送ることが出来ない。
リョウさんは、最初の三日は呆然としてしまったらしいのですが、その後、積極的に犯人探しに乗り出したとのこと。で、ここからのリョウさんの動きが凄かった。テレビ局に乗り込み、協力依頼。その後、情報はWebで拡散し、<日本人の自転車旅人のチャリ盗難事件>ということで、セルビア中に事件が知れ渡ることになり、騒動を知った警察が動いて、防犯カメラに写った犯人の写真が全報道機関で公表されることになり、逃げ場がなくなった犯人が出頭してきたという、この流れ。
うむむ、国を動かしちゃっているじゃないですか・・・
しかも、戻ってきたチャリの返還式が、首相官邸で行われたとのこと。でかすぎるでしょ、話が。まぁ、これには、就任したばかりの首相が、政治的能力をアピールするためのパフォーマンスという一面もあったようなのですが、なんにせよ、そんな首相の台所事情にうまくのっかってしまったリョウさんの運の強さの勝利。
それにしても、やっぱり<動く>ってことが大事ですな。諦めるんじゃなくて<動く>。そして、今や、ネットという世論を味方につけると、一国すら動かすことができてしまうという現実。ジャスミン革命ですがな。
日本じゃたぶん、報道されていないんでしょうが・・・こういうことがありまして。ということで、今、セルビアでは一人の日本人が、時の人となっております。リョウさんのことを知らないセルビア人はいない、っていうほどに、ね。
参考)事件の経過は、リョウさんのブログに刻々と記されてます。興味ある方は、ぜひ。
世界を走り倒す旅行記2
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