(English)
I stayed in Brasov.
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朝起きたら、外は一面<白世界>となっていた。昨日から降り始めた雪は、一晩中降り続けたらしく、夜中の間に積もった雪が、世界を一変させてしまっていた。
この世界の変わりよう・・・そろそろ滞在が1ヶ月にもなり、見慣れていたはずのブラショフなのに、今日、また新たに、知らない町に迷い込んだような錯覚を覚える。
いやぁ、なんだか、新鮮だ・・・なんて、ノンキに浸っている場合じゃない。こんなに積もっちゃうと、自転車走りが出来なくなってしまう。ルシーナさんは、大丈夫って言ってたけど、ホントに大丈夫なのかいな・・・
と、外へ出てみると、宿のおじさん(家族関係をちゃんと聞いてないけど、たぶんルシーナパパ)が、宿の前を雪かきしていた。「雪、かいておいたから、自転車でも大丈夫だぞ」と言ってくれたんだけど、いや、大丈夫なのは、この宿の前だけで、ちょっと先に進んだら、雪道のまま。ためしに、雪道のところを歩いてみたら、ツルッと滑り、コケそうになってしまった。普通に歩いてこれなんだから、自転車だと大変だよ・・・
まぁ、とりあえず、今、日本から荷物を送ってもらっているところなので、いずれにせよ、すぐには出発は出来ない。ただ、この雪が溶けたら、そのタイミングで、出ちゃったほうがいいかもな。荷物を受け取ったら、その後はウダウダせずに、サクッと出発する方向で考えることにしよう。
と、そんな待ち中の日本からの救援物資、本日、第二便が届きまして。雪の中、歩いて、ブラショフの中央郵便局まで取りに行ってまいりました。今回受け取った荷物は、救援物資のメイン。スキミングのため、再発行してもらうことになった、クレジットカード。
クレジットカードは、単体で送ると、なんとなく危険ということで、前回、エチオピアで、更新されたクレジットカードを送ってもらった時と同様に、カードは本に挟んで、荷物的には<本>というテイで、送ってもらうことにしまして。
<本>というテイで送ってもらうのに、同封する本は、どうせ送ってもらうのなら、読みたい本がいい。ということで、カードのカモフラージュとして送ってもらったのは、伊坂幸太郎の<ゴールデンスランバー>と、石田ゆうすけの<洗面器でヤギごはん>の2冊。
この2冊は、ずっと前から読みたくて読みたくてしょうがなかった本だった。
その2冊が、今手元に!
カードが届いたことよりも、この二冊の本が手元にあるっていうことが、嬉しくてたまらない。
ちなみに、今、この宿には、ちょっと前に発っていったオサムくんの知り合いという、大学生パッカーヒロキくんも泊まっている。そんな彼との旅談義が面白いから、本を読むのはちょっと後になるんだけど・・・いやぁ、ヒロキくんが出発した後が危険だ。本を読み始めちゃったら、止まらなくなり・・・最後の受け取り荷物が届いても、出発できなくなる・・・なんか、そんな予感が猛烈にするんですけど・・・
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