Lost in Desert
砂漠で落し物

2014.3.26 / Egypt(砂漠のどこか~どこかの検問所) 本日 自転車89km走行 : Total 51574km走行
天気:晴 自転車折りたたみ:1
朝飯→ビスケット 昼飯→常温ラーメン 夕飯→ジャガイモ煮 / 宿→検問所でテント泊

(English)
We run on desert road.


 今日もひたすら砂漠道。ただただいつものように淡々と砂だけの空間を走り続ける

 ・・・はずだったのに、今日の昼過ぎに事件が起こった。

 朝晩は冷えるために、たいていダウンジャケットを羽織っているオイラ。昼になると暑くなるから、羽織っていたダウンジャケットは脱いで、後ろの荷物をくくっているロープに巻き付けて走るようにしているんですよ。

 で、今日もいつものように、脱いだジャケットを後ろの荷物にくくりつけて走っていたはずなんですが・・・走りの途中で、ふとリアの荷物を見てみたら、くくりつけてあったはずのジャケットがなくなっているじゃないですか。

 ひょっとして落としたか!?

 ひょっとしてではなく、確実に途中に落としてしまっていた。どこに落としたのかはまったくわからないのだが、脱いだのは10km手前付近の地点だから、そこからココまでの区間のどこかなはず。

 なくなると、夜困ることになるのだが、見つけようにも・・・

 こんな広いところで落としたものなんて見つかりっこないよなぁ・・・

 と、途方に暮れる。

 探そうか、探すまいか・・・

 見つかる可能性が高いならまだしも、見つからない可能性が大きいモノのために10kmも戻るなんてめんどくさくないか?ただでさえ、向かい風の中走っているキツイ道なのに、そこをなぞって走るなんて、めんどくさすぎるっしょ。

 服ならまた買えばいいじゃん。寒さは寝袋に包まればなんとかなるよ。

 という想いが頭を巡ったのだが、探しに行かずに先に進んだら、きっと後から、探しに行けばよかったと後悔することになる。こういうのは、やらずにする後悔が一番厄介なのだ。やらない後悔よりやる後悔。例え見つからなくても、とりあえず探したという行為があれば、気持ち的には納得できる。

 森くんとチャンくんはいつものように、先に進んでしまっていた。取りに戻ることを伝えたいが、追いつくまで走るのはシンドイ。かといって取りに戻っている間がかなりタイムロスとなるので、なかなかやってこないオイラのことを彼らは気にするだろう。ま、でも、パンク修理でもしているのかな、くらいな思いで待っててくれるはず。

 と、思い、ターンして取りに戻ることにした(この間1分)。実は本日、ずっと逆風の中大変な思いをして走ってきていたのだが、逆に言うと、取りに戻る方向は追い風。なので、戻りは超楽ちんで、あっという間に10km戻ることが出来た。

 で、10km戻ったところで・・・道脇に黒いモノが目に入ってきた。オイラのダウンジャケットだ。いやぁ、こんな何もない広い場所で落としたモノが見つかるなんて。しかも、こんなにも簡単に・・・と思ったが、逆に、何もなくて、人も通らないところだからこそ、落としたものがいつまでの残っていたのかも。ここが、人通りがある場所だったら、絶対誰かに拾われて持っていかれてしまっていたはず。

 さて、追い風で戻るのは簡単だったのだが・・・ここからまた進むのは向かい風。往復20kmのロスはキツかった。ただ、一応探し物が見つかったからね。それが救いとなり、なんとかがんばって、進む。

 往復20kmという余計なロスがあったため、当初予定していた水では足りなくなり、途中でトラックのおじさんに水を分けてもらう。

 そして、時間的にもだいぶロスになっていて、今日の目標地点としていた場所に辿り着く前に日が暮れてきた。ちょうど検問所が前に見えてきたところで・・・森くんとチャンくんが待っていた。

 「何があったの?心配したよ~」という二人に、落とし物をして拾いに引き返したことを説明。なにはともあれ、見つかってよかったってことで、二人もホッとしてくれた。

 さて、もう日が暮れちゃったので、今日は、ココの検問所脇でテントを張らせて寝かせてもらうことに。「飯も食うだろ?」となんと検問所のポリスさんたちが作っていた晩飯までご馳走してもらっちゃいまして。

 いやはや、大変な一日だったけど、大変だったからこそ、人の優しさが身に染みた一日でもありましたわ、ハイ。




































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