(English)
We went to Abu simbel temples.
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さてさて、アスワンまでやってきたのは、アブシンベル神殿を見るため。ええ、このためだけにやってきた、と言っても過言ではない。アブシンベルだけは行かずに死ねるかな場所だぞと、旅の途中で出会う旅人たちにめっちゃおススメされていたのだ。
実は、ピラミッドもスフィンクスも、まぁ、そんなに心動くことがなかったオイラ。ルクソール付近で見た遺跡もイマイチで、オイラの中では、アブシンベル神殿も、実はそんなに大したもんじゃないんじゃね?みんなが言うほどじゃないんじゃね?とだいぶハードルが下がってきちゃってたんですよ。
それが功を奏したのか・・・いやはや、目の前で見たアブシンベル神殿は、マジ凄かった。
スーダンビザの関係があって、朝一でスーダン大使館に行かなきゃいけないというチャンくん。ということで、オイラと森くんだけで先にアブシンベルへ行くことに。アスワンからバスに乗ってひたすら砂漠道を走り、辿り着いたアブシンベル。超有名な観光地ですから、そりゃもう、観光客であふれかえっているだろうって思ったのに・・・実際閑古鳥が鳴いているほど、活気がない町に着いてしまった。
ホントにここにあの有名なアブシンベル神殿があるの?と半ば疑いながら、神殿のあるらしい方向へ歩き始めるオイラと森くん。
確かにアブシンベル神殿入り口なるものはあって、そこでチケットを買って入ることに。ただ、ここ、夜のライトアップショーが素晴らしいと聞いていたので、ぜひ夜のショーも見たいと思っていたのだが、入り口には8人以上じゃないとショーはやりません、とのこと。今見た感じ、客はオイラたち二人以外に誰もいない。チャンくんが後から来たとしても3人だ。8人には程遠い。ま、それでも、一日8人くらいは来るでしょと、期待を込めてとりあえず、チケットを購入。
で、そこから案内人の係員に連れていかれて、ナイル川が見える場所へ出て、小高い山みたいなのをグルリと回り込んだ瞬間、
ものすごいモノが目に入ってきた。
そう、この小高い山の壁面をくりぬいてつくられた巨大な像が聳え立っていたのだ。不意を突かれたし、ハードルが下がり切っていた分、衝撃は凄まじいものとなった。
こりゃすげぇ・・・
確かにココは行かずに死ねるかなところだわ。
南米でペルーの遺跡を見て以来、久しく感じることができなかった感動が心の中から湧いてきた。
エジプトの古代文明って大したことないじゃん、なんて思っていたのに、このアブシンベル神殿で、その想いを180度ひっくり返された。
これを見たら、エジプトの凄さが分かる。そして、古代エジプト文明の虜になってしまう。吉村先生の気持ちが今ようやくわかりましたわ。
こんな凄いモノを作ったラムセス二世が日本で無名なのは何故なんだ?ツタンカーメンより有名になってしかるべき人なんじゃないのか?
遅れてやってきたチャンくんとも無事合流できて、3人でテンション高くアブシンベル鑑賞。
っていうか、客がオイラたちしかいないんですけど。
こんなにも凄い遺跡なのに、見に来ているのはオイラたちだけってどういうこと?
カイロから遠いっていうこと、政情安定で観光客自体、エジプトに来なくなっていることなど、要因はいろいろあるのだが・・・
それにしても、こんなにも素晴らしいものが、多くの人の目にとまらなくなってしまうのは、非常にもったいない。
まぁ、人がいなくて存分に浸れるから、オイラたちにとっては好都合ではあるんだけど。
人がいないっていうのも、テンションが上がった要因の一つ。ここ、観光客であふれかえっていたら、ゲンナリして、今のようなテンションにはなりえなかっただろう。
とにかく、コイツぁ凄え。
ただ・・・客がいないのはよかったんだけど、客がいないせいで、夜のライトアップショーが見れなかったのは残念だった。ショーが見れるのなら、ココで一泊するつもりで来たのだが、結局今日はショーをやらないってことになり、アスワンに戻ることに。
行きのバスは出発時間が決まっていたのだが、帰りのバスは、人が集まらないと出発しないパターン。しかも、待っている間に、料金を上げてきたりして、典型的なウザいエジプト人な乗り合いバス。ここでおとなしく言い分を受け入れると、さらに値段をあげてくるだけ。相手はどうせ乗って行くんでしょとタカをくくっているのだ。ところが、オイラたちはもともと、ここに一泊するつもりできたワケで。値段を上げるなら乗らないよ、と強気の交渉が可能。いや、ホント、マジで一旦降りたもんね、バス。3人も抜けると、出発がさらに遅れるってことで、他の乗客が慌てはじめて、なんとか元の値段に戻ったケド。ああ、ホント、エジプトは、観光地でこういうことをやられるのがウザい。
砂漠道で出会った人たちはホントいい人達ばかりだったのになぁ。
なんでこんなにも、人が変わっちゃうんだろうか?
っていうか、こんな人の祖先がこんなにも素晴らしいものを作ったってのが、ちと信じられないよ。古代エジプト人は一旦滅ぼされてしまって、今のエジプト人は古代エジプト人の末裔ではないという歴史上の噂がある。ウザい輩に出会うたびに、オイラはこの噂をちと信じてしまうよ・・・
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