Lose my Knife
エジプト人のウザさが招いた大失敗

2014.4.14 / Egypt(Hurghada~Cairo) 本日 自転車23km走行 : Total 52027km走行
天気:晴 自転車折りたたみ:2 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→なし 夕飯→チキン / 宿→さくらゲストハウス(ドミ部屋70エジプトポンド)

(English)
I went back to Cairo.


 ハルガダはダイビング目的だけだったので、ダイビンク後、いつまでもダラダラしててもしょうがない。ということで、次へ移動。とりあえず、エジプトは、シナイ半島以外は行きたいところは行ったので、カイロに戻ることに。ハルガダからカイロへバスに乗ってワープ。

 さて、カイロでは、バスは市内には入れず、郊外で降ろされた。市内まではまだ結構距離があるらしい。降りた途端にタクシーの運ちゃんたちが寄ってきた。客引きがあまりにウザいので、タクシーになんて乗ってやるもんかと思い、ここから自転車で市内までいくことに。

 これが、まず第一の大きな判断ミスだった。

 で、自転車に乗って、カイロに入り、快調に走っていたところ、おそらく政府関係と見られるでっかい建物近くに辿り着いた。地図と照らし合わせ場所を確認。そのままお目当ての宿に向かおうとしたところで、変なオヤジがオイラの自転車のリア部分を掴んできた。

 ナイル川付近で森くんがヘルメットをひったくられたことが頭によぎる。

 こりゃ、逃げなきゃと思って、オヤジの手を振り払い、逃げるオイラ。と、後ろからそのオヤジがピピピ~と、笛を鳴らしながら追いかけてきた。

 ん?笛?

 なんか嫌な予感がした。

 ここで、逃げてしまったのが第二の判断ミスだった。

 と、前方に、制服を着た警官らしき男が仁王立ちしてオイラを待ち構えていた。その警官の前で止まったところ、「なんで逃げた?」ときた。

 どうやら、さきほどのオヤジは私服警官だったらしい。いや、この国は、モノをひったくる輩が大勢いるから、さっきの人もそういう人だとおもったんだよ。だって制服きてなかったじゃないか。警官だなんて思わなかったよ、と弁明したのだが、怪しいということで、荷物の取り調べが始まった。

 まぁ、怪しいものなんて持ってないから大丈夫と思っていたのに・・・

 「刃物は危ないから没収な」

 ということで、料理で使うアーミーナイフと十徳ナイフの二つが没収されてしまった。何言ってんの、それないと旅が出来ないんだけど、と抗議するも、「知っているか?今、カイロはテロ行為が多発している。君がテロリストでない保障なんてなんにもない。むしろ没収くらいですんでありがたいと思え。本来なら、こういうのを持っていただけで、刑務所行きなんだぞ」と。

 ・・・

 そういわれてしまえば、反論の余地はない。確かに、情勢不安なのはわかっていたし、そのためにカイロの街には、装甲車まで出動しているような状態なのだ。こういう時は、無理はせず、おとなしく目立たないように行動するのがベターだったのだ。

 街中で自転車なんて乗らずに、タクシーに乗ってしまっていれば・・・

 荷台を掴まれてもそのままおとなしく従っていれば・・・

 と後悔のたらればが頭によぎるものの、エジプト人のウザさを知ってしまったオイラが、あの時にそんな判断ができたはずがない。

 このエジプトに来たからには、もう、ナイフは没収される運命にあったのか。

 情勢不安な場所を訪れるということは、これくらいのことは覚悟しておかねばならない。むしろこれくらいのことで済んでよかったじゃないかと、思うべきなのか。

 ああ、メヒコから旅を共にしてきたアーミーナイフだったのに・・・ケースだけ残してくれたのが、逆に悲しさを誘う。














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