(English)
I run on Turkey road by bicycle.
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今日もチャリ走り。ワン湖から離れて山あいの道を走ることになった。実はこの辺、トルコではあるのだが、トルコ人ではなく、クルド人が多く住んでいる地域。国を持たない最大の民族と言われているクルド人は、トルコ東部やイラン、イラクに住んでいるのだが、トルコではかなり迫害されてきた歴史を持ち、実際にはクルド人が東部に住んでいるにもかかわらず、トルコにはクルド人はいない、トルコにいるのはトルコ人だけだ、って言われていた時期もあったらしい。
で、クルド人については、あまりいい噂は聞いていなかった。この辺で放牧で暮らしているクルド人、ちょっと前に、カンガルー犬に襲われた事件があったが、あれは、クルド人の人たちがけしかけたんだよ、なんて言われたりもした。
と、そんな場所を走っていたところ、放牧をしているお兄さんが目の前に見えた。ハローと声をかけると、寄ってきた。が、なんか変な雰囲気。危険レーダーは意外と敏感に働いているオイラ、そのまま走り抜けようとしたところで・・・急に左わきに激痛が走った。なんと、牧羊用の木でオイラのことを叩いてくるじゃないですか。
なにすんねん!
文句を言って戦おうとも思ったが、最初に怪しいと思った以上にヤツの目がおかしいことになっている。こりゃ、意志が通じる相手ではない、相手にするだけ無駄だ、と思ったオイラは、そのまま逃げるようにして走り去った。
その後、ちょっと小高い丘になっている坂道があり、そこをヒイコラと登った所に、数台のトラックが止まっていた。「チャイでも飲んでけ」といって、車内に招いてもらったのだが、いろいろ話してみたら、このおじさんたち、クルド人とのこと。「先ほど、クルド人の人からこんな仕打ちをうけて」と突然木で叩かれた話をしたら、「すまん」とおじさんたちに謝られた。いろいろ大変なんだよ、とは言いながらも、前向きに生きているおじさんたち。哀愁あるメロディーの歌を歌ってくれ、「これがクルド人の気持ちだ」と。確かに、なんか伝わってきました、ハイ。
しかし、クルドの人たちも実際接してみたらいい人達じゃないか。その後、放牧している彼らを見るたびに挨拶をしながら通り抜けたのだが、こちらから好意を向けると、彼らも笑顔で返してくれる。まぁ、やっぱり、いい人もいれば悪い人もいる。たまたま悪い人に出会って、そのまま心を閉ざしてしまうと、悪い人の印象だけ残ってしまうからなぁ。オイラの場合は、すぐにいいおじさんたちに出会えたから、クルド人は実はいい人達だっていう印象で上書きできたけど。
さて、しばらく走っていたら、目の前に、ドーンと美しい山が見えてきた。アララト山だ。ノアの箱舟が大洪水の後辿り着いたとされる聖なる山。もともとはお隣アルメニアの領土だったのだが、今はトルコ領となっている。とりあえず、今日は、アララト山のふもとのDogubayazitまで走り、ここで宿にチェックイン。
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