(English)
I stayed in Kathmandu.
|
|
微妙だった年越しの後、すぐに寝て迎えた新年の朝。せめてすがすがしい初日の出の光を浴び、新年の気分を盛り上げようと思っていたのに、なんと、カトマンドゥは新年早々まさかの雨。乾季なのに雨が降るとは・・・しかも新年早々って・・・
しょうがないので、気分を切り替えるための手段として有効な髭剃り(髭切り)をすることに。エベレストトレッキング中、ずっとほったらかしだったので、伸び放題。まさに山男イエティのごとくになっちゃってまして。
髭切りとか髪の毛切りとか爪切りとか、伸びてしまったものを切ると、結構気分がシャンとするもの。逆にいうと、こういうのを伸ばし放題にしていると、気分がダラダラしてきちゃう。
さて、髭を切り終え、とりあえず気分がシャンとしたところで、次に、気分を盛り上げる手段として有効な飯食いに行くことに。ええ、やっぱり飯を食うことが、気分を盛り上げるのには一番。なんたって、物理的にエネルギーを体内にとりこむワケですから。
で、正月早々食べる飯は・・・アジア圏に入って餃子とカレー修行がそろそろ本格的に始まるってことで、その修行への気合入れもかねて、餃子とカレーを食べることに。
まずは、宿近くにある日本食屋<桃太郎>へ行き、餃子をオーダー。食べ終わってまだ食えそうだった続けてカレーを頼むつもりで、まず運ばれてきた餃子を食べてたら・・・
「あれっ、島田さんじゃないですか?」
と声をかけられた。声の方をみたら一人のおじさんが。しかし、おじさんの顔に見覚えがあるものの、誰だか思い出せない。う~ん、どこで出会った誰だったっけ・・・と頭の中でグルグル顔フィルターを巡らせながら、続けて話しかけてくるおじさんの話に相槌を打つ。
「あ」
思い出した。エベレストトレッキング中、ナムチェの宿<サクラゲストハウス>で飯を一緒に食べたコシヅカさんだ!
ということで、コシヅカさんと再会を祝ってビールで乾杯。「いやぁ、早速日本食が恋しくてさ」というコシヅカさん、昼飯はここ桃太郎でラーメンを食べ、夕飯をロータスという店でカレーを食べるつもりだという。
そうか、カレーはロータスに行って食べよう。
カトマンドゥの日本風カレー専門店として有名な店、ロータス。ということで、桃太郎で飯を食い終え、コシヅカさんとお別れした後、オイラはそのままロータスへ。
いつもは空いているロータスなのに、今日はなぜか混んでいた。とりあえず、一席空いていた端っこの席に座り、メニューをもらう。と、いつものメニューと一緒に一枚の紙切れが手渡された。なんだろこれ?と思って紙切れをみると、なんとそこには<本日限定おせちセット>なる文字が!どうやら、ここロータスでは、元旦には特別におせちを用意して食べたい人に振る舞うらしい。しかも450ルピーと意外と安い。
いやぁ、まさかネパールでおせちが食べられることになるなんて、思ってもみなかった。朝から無理して盛り上げようとしていた正月気分が、一気に盛り上がるよ。
ということで、ここは迷わずおせちセットをオーダー・・・と行きたいところだったのだが、実は迷った。というのも、気分はすっかりカレーモードになっちゃってたからだ。今年はいよいよインドに突入してカレー修行が本格化するというのに、一年の計は元旦にありの元旦にカレーを食べなくてどうする、という気持ちが心を迷わせるのだ。
どちらにしようか・・・
「いや、迷う必要はない。両方食べればいいだけじゃん」
と、あっさり解決策が見つかり、おせちセットと野菜カレーを両方ともオーダー。で、運ばれてきたおせちセットとカレーを見て、隣に座ってたお姉さんが「カレーも!?」と突っ込んできた。そりゃそうだ、運ばれてきたおせちセットが思ってた以上にデカかったから、オイラ自身もカレーを頼んだことを若干後悔しているくらいなのだから。しかし、この直前に餃子定食を食べてきたことを知ったら、お姉さんはもっと驚くに違いない・・・
さて、おせちセットとカレーを食べながら、ネパール人と結婚してカトマンドゥに住んでいるというこのお姉さんとお話してて、ネパールは、ビクラム暦という暦で動いていて、今日は平日だということを知った。学校とかも休みじゃなく、普通にやっていてしかも、テスト期間だったりするらしい。
なるほど、道理で店は普通に空いてるし、町中がまったく正月気分に包まれていないワケだ。
ヨーロッパでさえ、新年明けたら元旦くらいは店を閉めてニューイヤーを堪能するというのに、どういうこと?と思ってたのだが、よくよく考えたら本日は西暦の元旦なワケで。そりゃ、西暦のニューイヤーなのだから、ヨーロッパは祝って当然。一方、暦が違って、ここネパールでは、今日は別に年明けっていうワケではないのだから、普通に生活しているってのも当然。
いやぁ、そう、世界ってやつは統一された基準で動いてはいないのだ。
それを改めて感じさせてくれたネパールでの今年の元旦。
今年もヨロシクお願いします。
|
|





|