餃子とカレーは世界一 を目指して
旨いモノは自分の手で作りたくなる 〜腹ペコチャリダーの頭の中はいつも食べ物のコトでいっぱい〜



[こいつぁ美味い!セネガル料理]

セネガル飯は美味い。しかも、特別な美味さではなく、大衆の味的な美味さだから、飽きがこない。
この国には、住める。食事への順応、全然問題なし。

チェブ・ジェン
セネガルの定番食。美味い。セネガル版ピラフという噂もあるが、どちらかというと、炊き込みご飯に近い。魚をメインに煮野菜がたっぷり乗っており、付け合せの醤油(残念ながらキッコーマンではない)で味を調えて食べる。これは、ホントに日本人の口に合う味で、毎日食べても飽きない。大衆味の王様。

大皿に盛り付け、数人でつつきながら食べるのがセネガル流だが、レストランに入れば、一人用で出してくれる。ちなみに、チェブジェンは、どこで食っても外れがない。安定した味の国民食。

マフェ
チェブジェンの次にセネガルでは定番で出てくるのが、このマフェ。カレーのようなルーをご飯にかけて出てくるが、このルー、カレーほど香辛料臭くはない。ピーナッツペーストが入っており、独特の味がする。味はうまい。これも、食べ続けていても飽きない味。

ルーには、基本的にはビーフのゴロゴロ肉が入っているのだが、カザマンス風マフェは魚のすり身団子が入っていた。これも、合う、美味い。

ヤッサ・プレ
セネガルプレート飯第三弾は、ヤッサ・プレ。刻んだ玉ねぎを炒めたものと一緒にあえた鶏肉が、ご飯の上に盛られて出てくる。これも美味い。ちなみに、ヤッサ・プレは、チェブジェンやマフェより値段が高い。1.5倍くらいするので、たまにしか食べれない。

いろんな場所でヤッサ・プレを食べたが、サンルイのとあるレストランで食べたヤッサ・プレが激ウマだった。刻んだ玉ねぎに絶妙な具合でレモンスライスが混ぜてあり、他の店では出せない上品な酸味が最高だった。

ヤッサ・ビアン(チュー?)
セネガルプレート飯には、こんなのもあった。初めて食べた時、レストランのおばちゃんは、この料理のことを<チュー>と言っていたが、後にいろんなところで食べた結果、これは、ヤッサ・プレのバリエーション料理だということが、判明。ちなみに、ビアンとは肉を意味する。つまり、刻んだ玉ねぎを炒めたものと牛肉を一緒にしたものが、この料理。店によっては香辛料が加えられているので、まんまカレーの味がすることもある。カレー好きにはたまらない。セネガルでカレーが食えることに、感激できる。

ちなみに、チューという料理も別にある。


結婚パーティーで出された酢豚
セネガル飯は基本的に何食っても美味かったのだが、その中でも一番おいしかったのは、オイラがジャンベ奏者デビューを果たした結婚パーティーで出された酢豚だった。出てきたのはまさに酢豚。しかも、日本の食堂でもここまでのクオリティの酢豚はなかなか食べれないぞ、と唸るほどのお味。パーティ仕切っていた太ったオネエチャン、見るからに料理上手そうだったからなぁ・・・セネガル料理、ホント、あなどれじ。

フランスパン
元フランス領のセネガル。フランス料理の面影はあまりないのだが、フランスパンだけはしっかり残っていた。しかも、セネガルのフランスパン、超美味い。オイラはこの国で、初めてフランスパンのおいしさを思い知らされた。

豆ペーストのサンドイッチ
ベースになるフランスパンが美味いのだから、何を挟んでも美味いのだが、とりわけ、豆のペーストをサンドしたサンドイッチが激ウマ。

ちなみに、フランスパンサンドは、気軽に食べれるセネガルのファーストフード。朝や夕刻に道を歩いていると、オネエチャンかオバチャンが、屋台のように出前サンドイッチ屋を開いている。

クレベル(海老のサンドイッチ)
カザマンス地方に行くと、海老を使ったソースを挟んだサンドイッチが登場する。これが、抜群に美味い。二度目のセネガル、カザマンス訪問時には、こればっかり食べていた。

具盛りだくさんのサンドイッチ
ちょっと値段は高くなるのだけれども、とにかくやたらと具を入れてくれるサンドイッチ屋もある。当然、美味い。

ファタイァ
セネガル版揚げ餃子。夕刻になると、道端でおばちゃんやお姉ちゃんたちが、揚げたてを提供してくれる。カザマンス地方のファタイァは、やはり海老が入っていて、格別に美味い。


アカラ
白豆をすりつぶしたものを、団子状にして、揚げたもの。このまま食べてもいいし、フランスパンに挟んで食べてもいい。ちょっと食感は違うのだが、揚げ豆腐に似たものと思ってもらってもいいかもしれない。豆のコクが抜群に効いていて、美味い。ちなみに、これ、マリやブルキナファソでも、味わえる。


カフェトゥバ
エチオピアのコーヒーも美味しかったのだが・・・オイラ的には、セネガルのコーヒー<カフェトゥバ>の方がハマッた。カフェトゥバは、コーヒーに香辛料を混ぜている。ケニアのマサラティのコーヒー版みたいなもの。セネガル人はいつも飲んでいる。町のいたるところで飲める。携帯電話屋にも、カフェトゥバが入ったポットが置いてあるほど。

ちなみに、このカフェトゥバ、マサラティとは全然違う香辛料が入っている。ジャルというセネガルオリジナルの香辛料をベースに、生姜やクローブ、さらに胡椒系スパイスが混ぜてある。そして、なぜか、コップに注ぐ時、わざわざ高いところから注ぐ。泡立ちが大切らしい。

ピーナッツ
セネガルの名産は、実は落花生。なので、いたるところでピーナッツが売られている。小分けしてビニールに詰められたピーナッツはコイン一つで買える。セネガルの気軽なおやつだ。

アップルマンゴー
ちょうどセネガル走りの後半がマンゴーの季節だった。走っていたら、道脇はマンゴー売りのおばちゃんたちだらけ。巨大なアップルマンゴーがタダみたいな安さで買えちゃうんだから・・・そりゃ買っちゃいますよ。マンゴーは他にも黄色い小さいやつも売ってたけど・・・あれは、ちょっと筋張っててビミョー。熟れすぎず熟れ始めの巨大なアップルマンゴーが最高に美味い。あ、それから、セネガルでは、マンゴーをチェブジェンに入れて食べたりします。もちろん、他の野菜同様、煮た状態で出てきます。煮たマンゴー、意外と美味い。