On and off the bus
バスに乗る、バスを降りる

2008.10.10

 昨日のハプニングの後泊まったモーテルのホストファミリーが、パンクした自転車を引きずって「泊めてくれ」と夜も遅くに訪れた僕を不憫に思ったのか、えらい気をつかってくれた。夕食を食べるなら、車を出そうか?とか、今日は、朝から4つくらいの自転車店に電話して、チューブがないか確認してくれたり。そして、18インチのPresta valveのチューブなんて、小さい街には取り扱いはないらしく、どの店にもないと言われたと、残念そうにおじさんが伝えてくれた。さらに、おじさんは、Albuquerqueまでバスで行ったらどうだ?あそこなら、街も大きいし、手に入るかもと提案してくれた。なるほど、バスかと思い、そうすることにした。折りたためて手荷物モードになるのが、この自転車のいいところ。早速、荷物を自転車モードから、手荷物モードにまとめなおす。無理に自転車だけでではなく、臨機応変にいろんな可能性を試しながら旅を進めるには、いい自転車なんですよ、このBD-1。おじさんがバス停まで送っていってやるよと車を出してくれ、荷物を車へ。そのとき、コンパクトになった自転車を見て、これまた「Cool!」と。わざわざ奥さんを呼んで、「ハニー、これが、昨日の自転車だよ」と、自分のことのように、自慢してくれた。

 おじさんには、切符を買うところまで、付き合ってもらい、Alburquerque行きのバス券を61ドルで入手。おじさんとは、ここで、硬い握手を交わしてお別れ。モーテル代42ドルしか払ってない客なのに・・・いろいろお世話になりました、と感謝を伝える。それからバスに乗り込み、一気に470km前進。自転車の10倍のスピードで進むバスの窓から流れる風景を見て「ああ、車からみる風景はこうなのね」と改めて、自転車での進みのゆったりさを実感。