Porque?
ナゼ未舗装?

2009.08.31 / Peru (Chilete~Pacasmayo) 本日自転車108km走行 : Total 12989km走行
天気:晴れ パンク:3 ネット接続:1
朝飯→パン+ツナ缶 昼飯→ペスカドフリート 夕飯→チャーハン / 宿→Hospedaje San Francisco(15ソル)

(English)
  Today I arrived the pacific coast town.



(Español)
  Yo llegue a pacasmayo.
 今日は100kmは走らねばならないので、6時に出発することにしたのだが、物置宿を貸してくれたおじさん、朝来ると言っていたのに、寝坊したのか来ない。しかも事務所にもいないので・・・部屋にカギと宿代を置いて出発したのでした。

 走り始めたこの道路、カハマルカからリマへと続く、幹線道路のはずなのだが・・・ひたすら未舗装道路が続く。しかも、砂地やら、砂利道やら、超悪路。あちこち道路工事をしているようなんだケド、これは道をよくしているのか・・・ただほじくり返しているだけのように見えるのは、気のせいか。

 そんなガタガタ道を走っていたら、後輪に違和感が。早速パンクか?と思ってみてみると、片側のオルトリーブのバッグが、ブランブランしているではないですか。このオルトリーブのバッグ、2つの止め具でリアキャリアに固定するように出来ているのだが、どうやら、2つの止め具のうち、一つがはずれちゃったみたい。この止め具が外れちゃうことは、たまにあることなので、直そうと思ってよく見てみると、止め具はリアキャリアにくっついている・・・おぉ、なんてこった、止め具が、バッグから外れちゃっているではないか!これは大変、と慌てて外れた止め具を見る。幸いなことにネジが止め具に収まっており、折れたとかではなく、ネジが外れちゃっただけの修復可能な状態なようだった。ホッと一安心。自転車だけでなく、たまにはバッグ類も増す締めをせにゃならんようです。で、一旦荷物をはずして、修復作業。道端で作業をしていたら、様子を見ていた近所のおばちゃん、カバンが壊れたと思ったらしく、「これ使いなさい」と麻布バッグを持ってきてくれた。「いえ、カバンが壊れたわけじゃないので、大丈夫です。ご親切にありがとうございます」とお礼を言い、気持ちだけ受け取ったのでした。

 さて、バッグも無事直り、再びガタガタ道を走りだす。未舗装かつ乾燥地帯のため、とにかく埃がすごい。タンクローリーとかダンプとか、バスといった大型車が通るたびに、目の前が見えなくなるほどの埃煙で包まれることになる。あぁ、これは確かにレーシック手術受けなくて正解だったのかも。埃で目がシパシパですもん。

 Tembladeraという町で昼食を食べ、ちょっと走ると、湖が見えてきた。ライトグリーンの水が印象的なでっかい湖。この湖の周囲をグルリと回り込むように道が続いており、しばし湖に癒されながら走る。相変わらず未舗装で大変な道でしたが・・・

 そして、ついに、パンアメリカンハイウェイと交差する場所に到着。いやぁ、思えばものすごい回り道をしたもんだ。キトから東方面へ進み、アンデスを超え、アマゾンを通って、再びアンデスを超え、西海岸だもん。すごく刺激的なお勧めルートなんだけど・・・このルートで旅しようって人は、どれくらいいるのでしょうか。

 ようやくパンアメリカンを走るということで、気持ちを新たに入れ替え走り始めたのだが、ここから風景も一変。周囲は砂漠地帯と化したのであった。一面に続く砂地と遠くに見える砂山。その中を一直線に続く道路。ペルー北部の海岸沿いの道は退屈だよぉ、という話を聞いていたのだが、オイラ的には初めての風景を目の前にして、結構ワクワク。しかも舗装されていて、フラットな道だったもんで、しばらく、楽に走れることに感動しながら走っていたのだ・・・が、この道、とにかく向かい風がすごい。ペルー道、やっぱり楽には走れないのであった。

 しばらく砂漠道を走っていると、遠くにプラント工場らしき建物群が見えてきた。距離的に、今日の目標地点であるPacasmayoの町にある建物のようだ。向かい風でなかなかスピードが出せない中、えっちらほっちらとペダルを漕ぎ進み、なんとかPacasmayoの町に到着。そして、見えてきたのが海・・・久々に太平洋とご対面。実は、San PedroというPacasmayoより南にある町へ向かうショートカット道路もあった(ような)のだが、久々に、海が見たくて、海岸の町であるPacasmayoに来たのであった。宿にチェックインして、早速、町および海岸を散歩。いやぁ、なんか好きでした、この町の雰囲気。

 ふ~、明日は危険地帯と言われているトルヒーヨ北部の道を通らねばならない。何事もなければいいのだが・・・一応お金をいくつかの場所に分散しておいた。ドキドキです。