Un marco estaba roto
そろそろ壊れるとは思っていたのだ

2009.11.4 / Peru (Sicuani~Ayaviri) 本日自転車113km走行 : Total 15051km走行
天気:晴時々曇&雨
朝飯→パン 昼飯→安飯 夕飯→パン / 宿→Hospedaje(10ソル)

(English)
  Today front frame was broken.



(Español)
 Hoy el marco delantero estaba roto.
 目覚ましで目を覚ますも、今日はなんだか気分が乗らない。昨日の走り疲れが体に残っているというのもあるのだが、なんかとても走りたくない気分。う~ん、延泊している時ならまだしも、走っている最中にこんな気分の朝を迎えたのははじめてかも。ここでもう一泊しちゃおうかとも思ったのだが、なんとか気分を振り絞って出発することにした。

 シクアニを過ぎると4300mの峠越えが待っている。この峠、40kmほど先にあるのだが・・・シクアニから40km、ずっと緩やかな上りだったのだ。この緩やかな上りって結構クセモノ。普段ならばエイコラと気合を入れて漕ぎ上るものの、ここは4000mの世界。すぐに息切れするし、頭もクラクラ。40km続く上り坂の途中、何度自転車を停め、地面に寝転んだことか。

 そして、動悸息切れなら、休めば回復するものの・・・次第にお腹がキュルキュルいいはじめた。どうも、オイラ、4000m付近に居ると、お腹の調子が悪くなるみたい。ワラスの時もそうだったんだよなぁ。あの時も4000mの峠が近づくにつれて、お腹の調子が悪くなった。で、今回、お腹は減るものの、食欲はないというメンドクサイ症状に。お腹が減ってはパワーがでないので、無理やりにでも昼ごはんを食べなきゃ、と食事処に入って、アルマルソをオーダーしたものの・・・食べ物が目の前に出てきても、食べたくないのだ。米粒一つまで残さずに食べてしまう普段のオイラから見れば、考えられない今日の食卓。う~む、4000mの世界、おそるべし。

 さて、無理やり食べ物を胃袋に突っ込み、出発。途中、休憩をしようと自転車を停め、水の入っている右のフロントバッグを開けようとしたら、なぜかフロントバッグがブラブラしている。あれ?なんだこれ・・・と思ってよく見ると、なんと!フロントバッグを引っ掛けるキャリアが折れちゃっているではないですか!もともと布製の前カゴを固定するためのキャリアでして、そんなに重い荷物を搭載することを想定したモノではないんです。ここんとこ、キャリアのフレームが曲がり始めていて、そのうち壊れるのではないかと心配していたのですが、ついに壊れてしまうとは!しょうがないので、とりあえず、フロントバッグはハンドルに引っ掛けてぶら下げた状態で走ることにした。それにしても・・・最近はモノが壊れたくらいで動じなくなった。以前だったら、旅の終わりか!くらい青ざめていただろうに。度胸がついたのか、はたまた鈍感になったのか。

 Ayaviriの町に着いて、宿にチェックインし、さっそく板金加工工場へ。折れてしまったフレームを見せ、これをくっつけることができるか、と、聞いたところ、まかせろと。早速やってもらったのですが・・・何度も失敗。つけてもつけても、確認のためちょいと力をいれたら、ポッキリ。最終的にはガッチリ溶接してもらえたようなんですが・・・大丈夫かな、これ。