Le pregunto a una persona
人に頼む、ということ

2009.11.5 / Peru (Ayaviri~Juliaca) 本日自転車96km走行 : Total 15147km走行
天気:晴 ネット接続:1
朝飯→ソパ 昼飯→スナック 夕飯→アロス・チャーファ / 宿→Hostal(15ソル)

(English)
  Today I arrived at Juliaca.



(Español)
 Hoy yo llegue a Juliaca.
 3900m付近まで降りてきたからなのだろうか、体調がよくなってきた。お腹の調子も戻ったし、なんといっても、食欲が復活した。いやぁ、4000mが鬼門のようだな、オイラの体には。

 というワケで、朝からレストランに入ってモリモリ食べようと思ったのだが・・・さすがに出発する6時に空いている店は少ない。ようやく一軒見つけたのだが、高い。しょうがないので、ボリュームがありそうで、かつ安かったソパをオーダー。オバちゃんに「すぐ食べられるよね?」と聞いたところ「シィ(うん)」と答えてくれたのだが・・・待たされること30分・・・オーダーしてから作り始めたでしょ、オバちゃん。

 まぁとにかくお腹が満たされ、元気よく出発。今日は比較的平坦な道が続き、いい感じのスピードで走れている。朝食に時間をくって、出発が若干遅れたにも関わらず、お昼過ぎには100km先のフリアカに到着してしまった。次の大きな町であるプーノまでは45kmほど。今から行っても辿り着けない時間ではないのだが・・・実は、フリアカ~プーノ間に、シユスタニという遺跡があるのだ。ここに寄っていると、プーノに到着するのは日が暮れてからになる・・・というワケで、無理はせず、今日はフリアカで宿をとることにしたのでした。

 そうそう、昨日、修理してもらったフロントバック用のアルミフレーム、壊れることなく、ガッシリと働いてくれてまして。さすが、ペルーの町工場の職人さん、やるなぁと思ったのでした。で、この件で、すっかり職人さんの腕を信用したオイラ、早い時間にフリアカの街に入ったので、今日も町工場へ行って、一つパーツを加工してもらうようお願いすることにしたのでした。

 実は、リアキャリアにORTLIEBのバッグを取り付ける際、サイズがあっていないバッグを無理やり取り付けているため、そのままだと、ギアのリアディレイラーにバッグが接触してしまい、ギアに支障をきたすことになってしまうんです。そこで、アルミ製の洗濯バサミみたいなパーツを使って、これをスペーサーにして、バッグと、リアキャリア間に空間を作って、接触しないようにしていたんですが、この洗濯バサミパーツ、フレームに引っ掛けているだけだったので、走っている最中に、頻繁に落ちてしまい、その都度、自転車を停めて、拾いに戻って、また装着するという、めんどくさいことをやっていたのでした。

 で、この洗濯バサミパーツの挟む部分、ちょうど自転車側のフレームを噛む部分を円弧状にえぐれば、カチッと自転車にハマルことになるので、外れて落ちてしまうことはなくなるだろうと、考えまして。このえぐり作業を、ヤスリを買ってきて自分でやろうかなぁと思っていたんですが・・・町工場の職人さんに頼んでしまえばいいんじゃん、と今日思ったのでした。

 早速パーツを持って頼みに町工場へ。昨日のように、折れたパーツを見せれば、何をやって欲しいか分かる単純な話でもないので、コレをこうして欲しいという意思を、絵を描きながら説明。複雑な話は、スペイン語では説明しきれないのです。なんとか分かってもらい、工場のおにいちゃんは、電動ドリル台へ。そして、あっという間に、頼んだとおりの加工をしてくれたのでした。早速自転車に装着してみたところ、バッチリ。パーフェクト、さすがです。これで、めんどくささとおさらばだ。

 <自分で出来ないことは人に頼む>、なんか当たり前だけど、自分のエゴが邪魔して素直になれなかったこの感覚、今更ながら、気づけた気がする。旅していると、だんだん気持ちが素直になってくるもんですなぁ。