(English)
Today I went to Valle de la Luna.
(Español)
Hoy yo fui a Valle de la Luna.
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ひさびさに一晩ぐっすり眠れた気がする。お腹の調子も復活。というワケで朝食を食べに街へくりだす。実は宿の近くにフルーツの盛り合わせを5ボリで食べさせてくれる屋台があるというのを聞いていて、今日の朝食はぜひそこでと思っていたのでした。で、屋台はあっさりと見つかり、早速オバちゃんにEnsalada de Frutasをオーダー。オバちゃんが盛り合わせてくれるのを待っていると、隣で「あ~!」という声が。声の主の方を向くと、そこにはクスコのペンション花田で出会った韓国人のMoonちゃんが。彼女も、このフルーツ屋台の評判を聞いて、朝食にと食べに来たとのこと。フルーツサラダを食べながら、ウユニに行って戻ってきたばかりというMoonちゃんにウユニ状況を聞く。雨季に入ったとはいえ、ウユニはサンサンと太陽が照っているとのこと。雨の心配より、日焼けの心配の方が重要みたい。これから自転車でも大丈夫みたいだな。では、ウユニには自転車で突入するとするか。
6年後くらいには韓国に行くからヨロシク、とMoonちゃんと別れ、オイラは、ラパスで唯一観光として楽しみにしていた月の谷に行くことにした。ラパスのセントロから15kmくらい南に行ったところにあるらしい。いつもなら自転車で行くところなのだが・・・なんせ、ラパスは坂の街。しかも、狭い通りに車がハンパなく走っているので、キツさと安全面を考えて、バスで行くことにした。が・・・正直、市バスは苦手。どのバスがどの方向に行くのか、そして乗ったはいいがどこで降りればいいのかさっぱり分からないので、不安なのだ。とりあえず、学生広場まで行き、宿のオバちゃんに教えてもらった11番の黄色いバスを探し、乗り込む。そのままバスは南へ・・・途中機動隊と市民の激突現場(煙幕モウモウ)の場面に遭遇しちゃったりして、ボリビアの激しさをまた目の当たりにしたオイラなのでした。
さて、バスは、街を抜け、山に登っていく。不思議な色合いの山肌、そして、奇怪なカタチの岩岩が見え始めた。奇岩好きなオイラはもうそれだけでテンションが上がってくる。それらしい場所には辿り着いたのだが、バスをどこで降りればいいのか分からない。バス停らしきものはあるのだが、大抵の人は、自分が降りたいところで、運ちゃんに「停めて」とお願いして降りている。オイラは・・・降りるタイミングをつかめないまま、終点までやってきてしまった。終点は・・・行き過ぎた。歩いて戻りながら、月の谷の入り口を探す。15分ほど歩いて戻った場所に入り口はあった。15ボリ払って入場。トンネルを抜けると・・・イキナリ広がる感動的な光景。ゴツゴツした岩岩が一面に広がっている異世界。これが月の風景かといわれると、ちょっと違う気がするんだけど、でもでも、ここは、地球っぽくない、不思議な空間。いやぁ、だいぶ期待して来ちゃったんだけど、それを遙かに超えてました。オイラの想像力もまだまだ自然の雄大さには及ばないなぁ・・・
岩場には一応歩ける歩道が作られていて、そこを歩きながら奇岩の世界を堪能できるんです。で、特徴的な岩には<Sombrero de la Dama(オバちゃんの帽子)>とか<El Buen Abuelo(いいおじいちゃん)>とか名前がついてまして。岩自身も魅力的なのですが、このネーミングセンスはなかなか。言いえて妙だったりするのですよ。
いやぁ、興味深い場所でした。満足満足。その後、ラパスのセントロに戻ってきて、カフェでネット。ちなみにカフェはWiFiが無料で使えるのだが、コーヒー一杯7ボリ。ネットカフェだと30分で1ボリくらいなので、ネットカフェの方がお得のようなのだが・・・時間で区切られちゃうネットカフェはどうしても、気分があせっちゃうんですよねぇ。ノンビリ作業した時は、WiFiの使えるカフェの方がいいんです。で、会計の時、細かいお金がなくて、200ボリで支払っちゃったのですが・・・不思議なことに気づきました(というか前から気になっていたことなのですが)。お釣りを返してくれるとき、まず3ボリコインを渡してくれ、その後、20ボリ札2枚、50ボリ札1枚、最後に100ボリ札1枚を渡してくれるんです。日本だと、でっかいお金から渡すでしょう。ここでは、小さいお金から渡すんです。最初、この数え方で、お釣りをもらうのに戸惑ったんです。なんせ、頭の中では、大きな数から思い浮かべてますからね。小さく細かいほうからって・・・頭の使い方が逆。これって、スペインが持ち込んだ西洋的な概念なのかなぁ。だって、住所の表記にしろ、日にちの表記にしろ、西洋的な表記って、細かいところから書き始めるじゃないですか。Av○, La Pas, Boliviaとか、13/11/2009とか。木を特定してから森全体を眺めるという発想。日本はその逆で、東京都、世田谷区、成城○丁目とか、2009年11月13日と大きなところから書き始め最後が細かくなる。まず森を見てから木を探すという発想。日本的思考が染み付いてしまっているオイラとしては、この木を特定してから森を眺める的思考になかなか馴染めず、いつも、頭の中がムズムズしちゃうんですよねぇ。
で、夜は、旨いと評判の日本食堂、Kenちゃんへ。日本食はリマでたらふく食べさせてもらっていたので、ありがたみが薄いんですケド、ここ、バガボンドとかワンピースとか、オイラの読みたいマンガが揃えてあるらしいというので、どちらかというとマンガ目的で訪れたのでした・・・が、ここのトゥルーチャチラシ寿司の美味いこと美味いこと!45ボリとちと高めなのですが、この美味しさと、バガボンドを31巻まで読めた満足感からすれば、まぁ納得いくお値段でしたよ、ハイ。
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