Casa de Cyclista en Salta
カサ・デ・シクリスタ再び

2009.12.4 / Argentina (San Salvador de Jujuy~Salta) 本日自転車94km走行 : Total 16484km走行
天気:雨時々曇 自転車折りたたみ:1
朝飯→パン 昼飯→パン 夕飯→ピザ / 宿→Casa de Cyclista(ラモン宅)☆☆☆

(English)
 I arrived at Salta.



(Español)
 Hoy llegue a Salta.
 朝起きると、今日もシトシトと雨が・・・この辺、雨が少ない地域だって聞いていたのに、雨季だと毎日こんな感じなのか?確かに、この辺の緑の風景を見ると、雨が降らないとこんなに豊かな緑の景色にはならないもんなぁ・・・

 フフイは、非常に居心地がいいところだったので、もう一泊していこうかとも思ったのですが、宿代が結構高かったんで・・・小雨の中出発することにしました。雨中走行は昨日で懲りたはずなのにね。

 出発してしばらくは、霧雨のような雨だったのだが、途中から、ポツポツと雨粒があたるようになってきた。実は昨日、途中から雨が激しくなる中、雨カッパを着ないで走ってしまったのだ。降り始めに、荷物が濡れないように、荷物にはシートをかぶせておいたのだが、雨カッパは無くて大丈夫だろうとタカをくくったのが間違いだった。途中から大雨になり、ずぶ濡れ。もう濡れちゃったからしょうがないと、そのまま走ったのでした。で、今日は、そんな昨日の二の舞は踏むまいと、最初から雨カッパをとりだし、羽織って走る。

 途中、降ったり止んだりを繰り返す天気。周囲は霧に包まれ、相変わらず、景色は半分雲隠れ。フフイを出ると、再び山道に入り、緑豊かないい感じのサイクリングロードに突入したのに・・・あぁ、天気がよければ、気持ちよく走れるんだろうな、ここ。

 で、この山道、意外とクセモノでした。昨日、フフイ~サルタ間の道をGoogle Mapで見ていたところ、かなりのクネクネ道だということが発覚しまして。手持ちの紙マップでは、ほぼ直線だったのに、Google Mapを拡大してみると、相当山の中を曲がり曲がり走ることになるらしい。実は、サルタまではもう1本、すごく迂回路になるけど、道がありまして。そっちを通る方が楽なのかなぁと、宿のオネェサンに聞いたのですが、このクネクネ山道の方がお勧めよ、と言われたんで、結局そちらを走ることにしたのです。確かに、風光明媚ないい感じの山道なんですが・・・天気がよければ・・・ね。

 まぁ、フフイ~サルタは90km程度。山道で多少スピードが落ちようが、余裕で到着する距離でして。気持ちが焦ることもなく、ゆったりと走ったのでした。周囲は、ウマやら豚やら牛やらが放牧されている。ところどころ見える家々も、なんか、ちょっと洗練されている感を受ける。今までこういう田舎道を走るときには必ず目にしてきたアドべレンガのほったて小屋のような家々とはちょっと違う。もちろん、アドベレンガのほったて小屋のような家もあるのだが・・・この感じは、アルゼンチンだからなのか?それとも、このあたりだからなのか?今まで、国を跨いでも、あまり隣の国に入ったという印象は受けてこなかったのだが、アルゼンチンのこの辺に入ったら、なんか異国へ来たって感じを受けるようになった。まぁ、4,000mのアンデスから、2,500mのプルママルカ、1,500mのフフイと、これだけ標高差があるんだから、国が違うというより、地形の違いによって、地域の印象がガラリと変わって当然といえば、当然なのか。

 で、サルタが近づくにつれ、それまで細い中央分離帯もないような道路だったのですが、片道二車線道路に変わってきた。そうそう、ここアルゼンチンの道路、一応自転車が走れる路肩はあるのですが、アスファルトで覆われた路肩は狭い。その脇に、未舗装の砂利道のような路肩が広がっていて・・・自転車はこの砂利道を走れってことなんでしょうけど、車の通りが少ない田舎道では、アスファルト道路を、路肩からはみ出て走らせてもらっているのでした。

 んでもって、サルタに到着。街に入る前のオートピスタでは、久々に自転車進入禁止の標識を見たのでした。が、その隣では、ロードレーサーに乗った、スポーツサイクリスト達が何人も走り抜けてまして・・・禁止じゃないじゃん、実際は!

 さて、サルタに入って、宿探し・・・実は、ここサルタの街には、チャリダーウェルカムな家、カサ・デ・シクリスタがあるんです。サルタに行ったら、ラモンの宅に寄るといいよ、と、クスコで知り合ったチャリダーひろさんから教えてもらってまして。そうそう、カサ・デ・シクリスタ、フフイにもあったらしいのですが、住所が分からず、寄れなかったんです、残念。で、ラモンさん宅は、サルタの郊外ちょっと離れたところにありまして。住所を頼りに、向かい、到着。が、呼び鈴がない。ここでいいんだよなぁと思いつつ、家の前をウロウロしていたら、犬が3匹、中から出てきて吼えだした。その吼え声を聞いて、中から一人の男の人が・・・彼がラモンさんらしい。「ここ、カサ・デ・シクリスタですよね?」と聞くと「そうだ」とのこと。ひろさんの事を知っているということで、話はもりあがり、通してくれた部屋は、離れの広い部屋。おぉ、十分です、ここで寝泊りさせてもらえるなんて。そして、おばさん(母親?)のティナを紹介してくれた。このティナおばさんが、超話し好き。オイラに開放してくれた部屋を早速掃除してくれながら、ずうっと話しかけてくれていたのでした。う~ん、半分以上理解できなかったのだが、得意の相槌。ちょっくらここに滞在させてもらおうっと。