Salta
晴れのサルタにて

2009.12.5 / Argentina (Salta) 本日自転車0km走行 : Total 16484km走行
天気:晴れ ネット:1
朝飯→パン 昼飯→カルネサンド 夕飯→サンドイッチ / 宿→Casa de Cyclista(ラモン宅)☆☆☆

(English)
 I walked around Salta town.



(Español)
 Hoy camino por Salta.
 ぐっすりと寝かせてもらった。朝起きたら9時半過ぎ。外は快晴。気持ちのいい朝だ。が、昨日、おとついと、雨の中走ってきたせいか、ちょいと喉がガラっぽい。こんなとこで風邪を引いている場合じゃない。喉からくる風邪にはベンザブロックというワケで、ベンザブロックを一錠飲んでおいた。で、早速部屋でラップトップを広げ作業開始。それにしても、こんな広い部屋をオイラ一人で占有させてもらっていいのかしら。これはこれで快適でいいんだけど・・・ココに来れば他のチャリダーに会えると思って楽しみにしていたのにな。ちょっと残念。

 さてさて、しばらくすると、ティナおばちゃんの「ヨシ!」と呼ぶ声が聞こえてきた。行ってみると、お茶を用意したから一緒にどうかとのお誘い。パンをつまみながら、ティナおばちゃんとの朝のひと時。時間は11時半を過ぎているんで、朝食と昼食の間のティータイムってことかな、これは?

 お茶をご馳走になった後、せっかく晴れたので、サルタの街を散策することにした。まずは、近くにあり、映画館とかも入っているショッピングモールへ。かなり久々にマクドナルドを見た。いつ以来だろ、う~む。そうそう、マクドナルドってこちら(中南米)の感覚だと、ちょいと高級店な感じ。これまでの国々では、町の安食堂でメニュー料理を食べた方が、値段も安いし、ボリュームもあったんです。ここアルゼンチンでは、そんなに値段の差はないものの・・・同じお金を出すのなら、他の店で食べた方が、腹いっぱいになる感じ。今日は、並びにあったフードコートで、ボリューム感たっぷりな肉を挟んだサンドイッチを食べることにしたのでした。ところで、このサンドイッチ、値段は23.90ペソってなっているんです。24ペソって書くより割安感が生じるというマーケット心理に基づく値段表示なのでしょう。が、これ、100ペソ紙幣支払うと、76ペソしかお釣りをくれないのです。日本だったら一円単位までキッチリお釣りをくれるのに・・・アルゼンチンもラテンなんですね。細かいことには割りと大雑把。だったら最初から24ペソって書いておけばいいのに・・・

 腹ごしらえを済ませた後、折れてしまったフロントキャリアとキックスタンドを修繕してもらうべく、ラモンさんに場所を聞いていた、街の溶接工場へ向かう。が、行ってみると閉まっていた。今日は土曜日だからかなぁ、と思って時計を見ると、14時過ぎ。ん、ひょっとしてシエスタタイムに突入したのかも。フフイもそうだったのですが、ここアルゼンチンでは、お昼過ぎに街をウロウロしても、ほとんどの店がシャッターを降ろしている。そして再び開くのは夕刻。5時くらいから街は活気を取り戻すのだ。シエスタタイムってワケです。まぁ、いくつかの売店とかカフェはシエスタタイムでも開いていたりするので、そんなに困ることはないのだけど・・・シエスタに馴染みの無い日本人のオイラからすると、お昼過ぎの時間に街がシャッター商店街のごとくになっているのに、違和感を感じるのでした。

 じゃぁ、この時間、街の人たちはどうしているのかというと・・・緑豊かな公園をウロウロすると、人々が涼んでいる姿を見かける。こういうところで、ノンビリと長い昼休み時間を堪能しているんでしょうか?

 その後、シエスタタイムでも開いているコーヒーレストランへ入り、一杯のコーヒーを頼んで、それを飲みながらWiFiで接続して、ネット作業。HPの更新をした後、サルタ周辺の見所検索。この周辺、北部は、オイラが通ってきたウマワカ渓谷がメインとなるんですが、南部にもカファジャテ渓谷なる景色がいいらしい渓谷が広がっている。<悪魔ののどぼとけ>と呼ばれる奇岩層があるらしい。そして、サルタから西の方角にあるカチという村へ向かう道も、奇岩が見れる素敵な道らしい。この二つのルート、いずれも150kmを超える道のり。ん~、自転車で日帰りってワケにはいかないなぁ。行くとしたら往復4日コース。本当はカファジャテ渓谷とか走る気満々でサルタに来たんだけど、ウマワカ渓谷を見ちゃったら、なんか心が満たされちゃった感じなんだよなぁ。イマイチ、何が何でもカファジャテに!という気が起きない。こういう時は素直に心に従って、ここはサクッとパラグアイへ向かうことにするかな・・・

 その後、バスターミナルへ。パラグアイとの国境の町であるポサダスまでは、またまたバス移動をするつもりなのデス。ここからポサダスまでは平坦な道が続き、自転車で走りやすそうではあるんだけど、ひたすら長いまっすぐな道が続くみたいなのと、特に見るべきものが途中になさそうなのと、カーニバルに間に合うべくブラジルへ急げってことで・・・ワープしちゃうことにしました。バスはポサダスまでで188ペソ。自転車持込は追加料金30ペソ払えばOKとのこと。14時間近くの長距離バスとはいえ、結構高いなぁ・・・とりあえず、まだいつ出発するかは決めてないので、値段と発着時刻の確認だけして去る。

 帰りにスーパーに寄り、今日の夕飯&明日の朝飯用に、サンドイッチ具材を調達。火を使わないで作れるサンドイッチ、どこでも手軽にできるから便利なんですよねぇ。で、最近気づいたおいしいサンドイッチの食べ方のコツを一つ。一枚のパンに具材を乗せた後、パンをもう一枚上からかぶせて挟むのではなく、そのままハムやチーズやトマトやアボガドや玉ねぎ(できればマヨネーズをかける)で山盛りにしたパンにかぶりつくんです。これが美味い。パンで挟んじゃうと、食べやすくはなるんだけど、なんかせっかくのフレッシュな具材の味を消しちゃうような感じになるのですよ。ということで、オイラ、最近は一枚のパンでサンドイッチを作る派です。

 そんなこんなで21時半過ぎ。そろそろ眠る頃かなぁと寝る準備を始めていたら、再び、ティナおばちゃんの「ヨシ!」と呼ぶ声が。夜のティータイムの時間だから、お茶でもどう?とのこと。おぉ?この時間にもティータイムですか?もちろん、お呼ばれしますよ、とリビングへ。今度は、おじさん(ラモンさんのお父さん?そっくり)も交えてのお茶時間。おいしうございました。う~ん、それにしても、アルゼンチンって独特の時間感覚があるなぁ。ん、これは、生活に入り込ませてもらっているから感じることなのか?そういえば、現地の人の生活に入り込ませてもらっているのって久々の出来事だ・・・とお茶をすすりながら、ふと、気づいたのでした。