Una cadena
初めてのチェーン交換

2009.12.6 / Argentina (Salta) 本日自転車0km走行 : Total 16484km走行
天気:曇のち雨 自転車折りたたみ:1 ネット:1
朝飯→サンドイッチ 昼飯→キッシュ? 夕飯→パン+ヨーグルト / 宿→Casa de Cyclista(ラモン宅)☆☆☆

(English)
 I walked around Salta town. But today it was rainy day.



(Español)
 Hoy camino por Salta.
 今朝もゆっくり起床。昨日天気が回復したと思ったら・・・また曇り空だ。う~ん、自転車でサルタ周辺をウロウロするのは諦めるかな。こうも天気が不安定なんじゃゆっくり満喫できそうにないや。

 さて、今日もまた朝のティータイムにおよばれ。つけっぱなしのテレビからはボリビアの大統領選挙のニュースが流れていた。選挙日周辺は国内が不安定になるかも、というボリビア。またストとか多発しているんだろうか?そういえば、コパカバーナでオイラが遭遇したスト、あれから2週間くらい続いたらしい。ウユニのツアーで一緒になった木原夫妻が、ちょうどストが解除された時にコパカバーナに居たって言ってまして。むむむ、下手すれば2週間もTiquinaの町で渡し舟を待ちながら過ごさねばならなかったのか・・・あぁ、二日で脱出できてホントよかった。

 それにしても、ティナおばちゃんは、ちゃめっけのあるかわいいおばあちゃんです。オイラは「シャワー浴びていい?」とか、「このジュース、もらっていい?」と、一応許可を求めてから、家のものを使わせていただいたりするんですが、ティナオバちゃん、それに対して、まず「ダメ」って言うんです。その後、ニッコリ笑って「な~んてね」と。いつまでも元気で優しいおばあちゃんでいて欲しいもんです。

 お茶をいただいた後、自転車整備。ここんところ、またギア周りの調子がよくなくて。というのも、走行距離が15,000kmを超えたのに、一度も交換していないチェーン。もう延びきっちゃってて。登り坂とか、チェーンに負担がかかる場面では、なにやら異音が発生するようになってきていたのです。そこで、もう随分前、メヒコあたりの自転車屋で購入していた予備チェーンに付け替えることにしたのでした。まず今つけているチェーンを取り外す作業から。いやぁチェーン交換は初めての作業なんで・・・緊張です。初めて使うチェーンカッターを取り出し、チェーンにあてる。レンチを少しずつ回していくと・・・ポンとチェーンをつないでいたビスが取れる。意外と簡単に一つの輪だったチェーンが切れ、チェーン取り外し完了。その後、まったく掃除をしていなかった前輪ギアの掃除をすることにした。カバーをはずすと、溜まったオイル屑で真っ黒。これを、デグリーザーをつけたティッシュでふき取り、ピカピカに。後輪ギアもきれいにして、いよいよ新しいチェーンの取り付け。新しいチェーンを後輪、前輪のギアに通し・・・接合。新しいギアは、工具なしで取り付けられる特殊なコネクション形状になってまして。これまた簡単に装着。うむむ、やってみると簡単なもんだ。いやぁ、一つ一つ自転車について勉強させてもらっております、ハイ。

 その後、ギアを調整し、試運転をしていると、ティナオバちゃんの「ヨシ!」と呼ぶ声が。時間は3時過ぎ。お?お昼のティータイムなのかな、と思って行ってみると、なんとお昼ご飯とのこと。この時間にお昼ご飯なんですか?ホントは2時頃ランチって思っていたんだけど、作るのに手間取っちゃってね、とティナおばさん。用意されていたのは、おいしそうなキッシュ。これ、オイラもいただいちゃっていいんですか、居候なのに・・・すいません、なにからなにまで。調子に乗ったオイラは、お代わりキッシュまでいただいちゃいました。だって美味しいんですもん。そして、キッシュを食べ終え、一息ついていると、ティナおばさんが「ソパも食べれるでしょ?」と。おぉ、さらにソパがあるんですか?やっぱり、ここアルゼンチンでは、メインのプレート料理が先にでて、後からソパがつくというのが普通らしい。美味しいソパもいただいちゃいました。いやはや、おいしゅうございました、ゴチソウサマです。

 遅い昼飯の後、街へ。天気が不安定なサルタでは、周辺観光はあきらめ、まっすぐパラグアイの国境へと向かうことにしたのだ。明日出発することにしたので、バスチケットを買うため、バスターミナルへ。無事チケットを購入し、ネットをするため、昨日行ったカフェへ。電源がとれる隅っこの席に座ろうとすると、先客がパソコンを広げて作業中。おぉ、今日は特等席をとられちゃったか・・・と思って、彼らを見ると、なんと、3度目の再会となるチャリダーのFrancesとHelenaではないですか。一回目はサンペドロ・デ・アタカマのキャンプ宿で、二回目はオイラがムチャしたプルママルカの山中で。彼らは、昨日、サルタに到着したとのこと。これからメンドーサへ向かって、南下していくというので、タブンもう会えることはないんだろうけど・・・いやはや偶然の再会って嬉しいもんです。ちなみに、彼らはカサ・デ・シクリスタであるラモン宅の場所が分からなかったそうで。遅いかもしれないけど、ラモン宅の住所と電話番号を教えてあげたのでした。

 ネット作業を終え、家へ戻ろうとしたら、外は雨。カバンに入れておいた折りたたみ傘を差し、ラモン宅へ。スーパーで買ってきたパンとヨーグルトで夕食を済ませる。9時くらいになって、またティータイムで呼ばれるのかなぁと思っていたら、お呼びがかからない。ん~今日はなしか・・・と思って寝る準備をしはじめたところ「ヨシ!」と呼ぶ声が・・・もう、10時半ですよ。行ってみると、今日はラモンさんも交えてのティー。映画好きなおじさんが「カラテ・キッドを見たぞ?日本人は皆カラテやっているんだろ?」と。「いや、みんなってことはないですよ。まぁ、僕はカラテは一年くらいかじりましたけど・・・実は、柔道をずっとやっていたんです。」「おぉ、ジュウドー、(帯は)ネグロか?」「えぇ、ネグロです」「ピストルつきつけられても、投げ飛ばしちゃうんだろ、ここでやってみてくれ」「ははは、ピストルを突きつけられたら、さすがにムリですよ」なんて会話で盛り上がる。いやぁ、カラテ、柔道はどこへ行っても人気ですな。日本にいる時、やっていてよかったですよ。