(English)
I work in the farm.
(Español)
Trabajo en la granja.
(Português)
Eu trabalho na fazenda.
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今日も夜中に雨が降っていたようだ。ここんところ、毎日夜雨が降る。作業が終わった後洗濯して、脱水して干しておいた洗濯物が、朝になるとびしょぬれになっているのが悲しい。
咳がちょっと出るものの、体の調子はよくなってきた。今日の朝の仕事は、月水金恒例のオクラ摘み、その後、作業場へ戻って、採ってきたばかりのオクラのパック詰め作業をする。オクラのパック詰めが終わり、水を飲みに食堂の方へ行ったら、見慣れない黒い実が収穫されて置かれていた。「これ、なんですか?」と聞いたところ、アサイーとのこと。おぉ、サルバドールで大好きになったアサイー。採れたての状態ではこんな感じなんだと、感動の対面。一粒かじらせてもらったのだが・・・食べられるのは表面の部分だけ、実の中身ほとんどは、固い種。大量の実を取ってきて、ほんのちょっとしか、採れないとのこと。どうりで、アサイーは値段が高くなるわけだ。あの値段設定にちょっと納得のオイラだったのでした。で、味はというと・・・アサイーの味はなんとなくするものの、甘さもなく、どちらかというと苦いだけでおいしいものではない。あのシャーベット状の食べ物にして、ようやくウマイものになるんですな、アサイーは。
午後に、待望の米の稲刈り。実は、オイラが今まで経験していたのは、もち米の稲刈り。今週に入って、火曜日、木曜日と、お米の稲刈りが始まっていたのだ。で、火曜木曜といえば、オイラは配達作業に出かけていたワケで、お米の稲刈り作業を手伝えなかったんですよ。もち米は、乾田で作っていたけど、お米は湿田ってことで。刈るのも大変だけど、足場が悪い状態で作業をしなければいけないのが大変だとは聞いていながら、せっかくなので、体験してみたいなぁと思っていたお米の稲刈り。ついに、今日、体験できることになったのでした。水田に入っていくと、いくつか刈り込まれた稲が・・・今日、オイラは運び屋として働くことに。お米の稲刈りは、刈った稲をそのまま脱穀して袋詰めしてしまうとのこと。脱穀機である<シバタ式>も水田の横にセットされ、オイラ達は、刈り込まれた稲を脱穀機のある場所まで運ぶ役割。ぬかるんでて足場の悪い田んぼの中を、意外と思い稲を担ぎながら、歩く。皆さん汗だくになりながら、今日の稲刈り作業は終了。その場でビールで乾杯!いやぁ、このビールの旨かったこと。
んでもって、夜、シャワーを浴びて落ち着いた後、演劇場へ行ってみた。実は、弓場、文化活動も盛んなんです。農作業が終わった後、皆さん、バレエをやったり、ピアノを弾いたり、バイオリンを弾いたり、演劇場では、舞台の公演なんかもしちゃったりするみたいで・・・ホント皆さん、多才。夕刻になると聞こえてくる、ピアノやバイオリンの音がなんとも言えず、心地よいんですヨ。で、オイラが向かった演劇場には、演劇用の道具のほかに、ピアノとか楽器が置いてありまして。なんとそこには、ドラムセットが置いてあるのですよ。このドラムセット、来た時から存在を気付いていたのですが、農作業でクタクタになる毎日、とても叩かせてもらう余裕がなかったんです。で、弓場生活も10日目となり、なんとなく、余裕が出てきた今日くらいから、ドラムを叩かせてもらおうかなぁと。誰も使っていない時は自由に使っていいよ、と言われていたので、叩かせてもらったのでした。
いやぁ、素敵な人たちと一緒に暮らし、昼間に農作業をして、おいしい飯を食べ、夜はドラムを叩く。これ以上何を望むというのでしょうか?
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