Céu iluminado pelas estrelas
弓場ファームステイ27日目:夜空ノムコウ

2010.04.12 / Brasil (Comunidad Yuba) 本日自転車0km走行 : Total 17517km走行
天気:晴
朝飯→弓場のウマイ飯 昼飯→弓場のウマイ飯 夕飯→弓場のウマイ飯(ニラ) / 宿→弓場農場でファームステイ

(English)
 I work in the farm.



(Español)
 Trabajo en la granja.



(Português)
 Eu trabalho na fazenda.
 ヴォーと鳴り響く角笛の音で目が覚める。また、一週間の始まりだ。弓場に来て、そろそろ4週間経つ。毎日ハードな農作業の日々にもだいぶ慣れてきました。

 オクラ採りを終えた後、おそらく今年最後の陸稲畑となる畑での稲刈り作業。コウベを垂れる稲穂を刈っていく・・・と、この陸稲畑、カピシという雑草があちらこちらに生えてまして。このカピシ、周囲がトゲトゲで覆われた植物の実なのですが、このトゲトゲがハンパなく痛い。ちょっと触れるだけで服にくっつくので、このカピシがあるゾーンで鎌をふっていると、服の袖や軍手手袋にびっしりとくっついてくる。このくっついたカピシ、服の上からでも痛いのだ。最初はチクチクするだけなのだが、何かの拍子で、押し付けられたりすると、針で刺されたように激痛をともなう。こうなると、実際に、カピシのトゲが皮膚に刺さっちゃっているワケなのだが、このトゲ、釣りでいう釣り針の返しみたいな機構になってまして。刺さってしまうと、これがまた、抜くのが大変となるワケで。ということで、刺さる前に落としてしまおうと、服に付いては払い、付いては払い取りながら稲刈り作業を続けたのだが、まぁキリがないのですよ。おかげで作業効率が落ちちゃうし・・・雑草採りをしっかりやっていたら、稲刈り作業中にこんな思いをしないですむと聞きまして。雑草採りの大切さを実感したのですが・・・ん、まてよ、確かに稲刈り中にカピシに悩まされることはなくなるケド、雑草採りの時に、結局このカピシに悩まされることになるんぢゃないの?

 オイラだけではなく、皆カピシと戦いながらの稲刈り作業。戻りのトラクターの荷台の上では、皆、黙々と服にひっついたカピシを取る姿が・・・

 夜、夕食を食べた後、モリグチさんが、旅に出発するということで、弓場を去っていった。あぁ、弓場で二人目の旅行者お見送り。寂しいなぁ。

 そして、食堂でそのまままったりしていたら、ミエちゃんが、星空がきれいに見えるスポットまで連れていってくれるというので、オイラと、ユタカくん、ゴウくん、マミちゃん、コンちゃん、大将で繰り出すことになったのでした。ミエちゃんが運転するトラックの荷台に乗り込み、国道300号線との交差点あたりまで走る。新月が近い今日の夜、月明かりもほとんどない。車のヘッドライトだけが、光る夜の道。この時点で、天空には素晴らしい夜空が見えていたのだが、国道300号を脇に入ったミエちゃんお勧めスポットへ着くと・・・いやぁ、なんともいえないナチュラルプラネタリウムが目の前に広がっていたのでした。

 そのままトラックの荷台で、作って持ってきてくれたミルクティーをいただく。満天の星空の下で、仲間達とともに、暖かいミルクティーを飲む。いやぁ、青春ですな、なんかこれ。そして、さらに素晴らしいことに、ここで始まったコンちゃんのギター弾き語り演奏。ゆずから始まって、山崎まさよし、サザンと、星空の下で聴くには最適なBGMを披露していただきまして。いやぁ、贅沢な時間でしたわ。そうそう、後から聞いた話によると、コンちゃんは、スガシカオのファンとのこと。ん、ではなぜ、あのシチュエーションで、夜空ノムコウを弾き語らなかったのでしょう?