(English)
We went to the museum to see dance by Yuba.
(Español)
Fuimos al museo para ver el baile por Yuba.
(Português)
Nós fomos para o museu para ver dança por Yuba.
|
|
さてさて、今日は朝からソワソワ。弓場の人たちと再会できる日なのです。弓場バレエ団の公演がサンパウロであるために、バスをチャーターして、弓場の皆さんがここ、サンパウロにやってくるんですよ。
今回の弓場バレエ団のサンパウロ公演、サンパウロにあるPinacotecaという美術館で行われるというのですが、なぜ美術館なのかというと・・・ルーシーさんという写真家が弓場を被写体として7年越しで写真を撮っていたようで。その写真が今回、写真集になるというので、その美術館で販売&サイン会イベントが行われるのですよ。で、そのイベントを盛り上げるために、弓場バレエ団の方たちが踊る、と。
昨日の夜23時頃弓場を出発したバスが8時頃サンパウロに到着するという。そのバスに乗ってサンパウロに来るコンちゃん、サンパウロでは鹿児島県人会館に泊まるというので、コンちゃんの到着を待って、一緒に行くことに。途中で待ち合わせしたレン君と3人で美術館へ。
美術館に到着すると・・・イサムさんに遭遇。お久しぶりです、と挨拶。みんな、美術館内の控え室に居るよ、とのことなので、早速控え室に向かうことに。控え室に行ってみると・・・いたいた、懐かしの方々が。まだ皆さんと別れて一週間ちょいしか経っていないのにねぇ、なんなんでしょ、この不思議な感情が湧き上がってくる感覚。みんなから「いつ着いたの?とにかく、無事サンパウロに到着したみたいねぇ、よかったよかった」と声をかけてもらいまして。そして、後ろに軽食があるから、お腹が空いていたら食べていいよと言われて、行こうとしたところ、「そうそう、ヒロには、特別にお弁当があったわ。マミが持ってるからもらってね」と。そしてマミちゃんからもらったのは、今日サンパウロに来られなかったミエちゃんが詰めてくれた、五目おこわ弁当。
実は、弓場には、三大珍味(?)なるものがありまして。ひとつは、コロッケ風の揚げ物。そしてもう一つは、餅シュウマイ(三つ目の料理がなんなのか・・・聞きだせず、未だに謎です)。弓場に居る間にコロッケ風の揚げ物はいただいたのですが(絶品)、餅シュウマイには遭遇できず。この三大珍味話を聞いた時から、「餅シュウマイが食べたい~」とワガママを言わせてもらっていたんですが、結局弓場に居る時に食べることができなかったのです。最後の飲み会の時、「心残りは、餅シュウマイが食べれなかったことかなぁ・・・」とポツリと言ったところ、ダイゴが「おかあさんが、サンパウロ公演の時にヒロのために持っていくかなきゃねって話をしてたよ」と言ってくれまして。楽しみにしてたんですよ。で、ミエちゃんからの贈り物の五目おこわ弁当、メッセージがついてまして。それには、「餅シュウマイは豚がつめれなかったので、間に合いませんでした。代わりといってはなんですが、この新米のもち米で作った五目御飯を」と書かれていたのです。すんません、気をつかってもらっちゃって。早速いただいた、五目おこわの美味しかったこと!ホント、もち米好きのオイラとしてはたまらない味。ミエちゃん、ありがと~、レン君とともに、美味しくいただきましたよ。
そして、弓場を発った日の朝いただいたお米と油味噌を、一日目の宿に到着した時に食べて思わず涙をこぼしてしまった話をしたら、「油味噌、今日も大量に持ってきているから、好きなだけもっていきなさい」と言っていただきまして。あぁ、もう出会えないかなぁと思っていた油味噌ともここで会えるとは。遠慮なく、大量にいただいちゃいました。油味噌があれば、ご飯何杯でもいけちゃうんですよぉ。美味しいとともに、弓場を思い出してしまう、懐かしの味です、この油味噌。
そして、12時。サインを終えたルーシーさんが挨拶し終えたところで、茶色のハッピ姿のウミが一人舞台へ。そのまま仁王立ち。音楽がかかり始めるとともに、踊りだすウミ。かっこい~!ヨサコイ踊りの始まりだ。音楽に合わせ舞台に踊り出てくる、イサムさん、ダイゴ、リンタ、ライタ、レオ・・・リハでは何度も見てたけど、衣装をバッチリキメた本番の舞台はまた違って見えた。みんな凛々しい。そして、青いハッピを着た女の子達が合流。最後に、アカネ、ショウ、スバル、ガクトのちびっ子隊が加わり、賑やかになった舞台。「ハッ!」という掛け声とともに、ピタッとキメを決めて、ヨサコイが終わった。
続いて始まったのが、大地への感謝を表現したというバレエ舞踊。女の方たちのみで踊られるこの舞踊、しっとりと見せてくれるんですよ。途中から、カツエさん、エンミさん、ヤッコさんの三声合奏による歌が入り、次第に盛り上がる舞踊・・・
バレエの後は、農場生活をモチーフにしたハッピーな踊り。ツネさんとかクマモトさんとかも加わっての弓場メンバー勢ぞろいの舞台。なんかペルーのCarhuazで見た民族舞踊を彷彿とさせる踊りで。スーツ姿のダイゴがウェディングドレス姿のリサを持ち上げるというキメ、バッチリ決まってましたぜい。後で聞いた話、練習ではほとんど成功しなかったみたいだったんですが・・・
アッという間に3曲の舞踊が終わり、弓場バレエ団によるサンパウロ公演終了。みんなにお疲れさんの挨拶。いやぁ、でも皆さん、農作業をしている顔とは違った顔だなぁ、ここでは。そう感じるのは、ここ、サンパウロで会っているからなのか・・・いやいや、舞台で輝いている皆さんの顔が特別だったからなんでしょう。
その後、オイラ達もお昼の弁当におよばれして、一緒に弁当を食べながら、くつろぎタイム。マミちゃんからオイラが発った後の弓場話を聞く。大変だけど・・・やっぱり相変わらず楽しそうな弓場生活。あぁ、戻りたくなってきちゃったなぁ。
そして・・・今日の朝サンパウロに到着したばかりというのに、15時過ぎにはもう戻ってしまうという、まるで芸能人並みの過密スケジュールでの移動となる弓場の方たち。バスに乗る皆さん一人一人と固い握手を交わし、お別れを惜しむ。今度こそ、しばらく会えなくなるんだよなぁ。寂しいけど・・・弓場で知り合った皆さんのことは、ずっとオイラの心の中で大きな存在としていることになると思います。この思いを胸にいだきながら、これから旅を前向きに進めていきますよ、となんだか、勝手に励まされた思いを受け取りながら、走り去るバスを見送ったのでした。
|
|
|