Zoo Lujan
動物王国ズー・ルハン

2010.07.20 / Argentina (Buenos Aires) 本日自転車0km走行 : Total 19891km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→カレー(自炊) 昼飯→Pan el Vacio 夕飯→ステーキ:Ojo de Bife(自炊) / 宿→上野山荘別館

(English)
 Today we went to zoo lujan.



(Español)
 Hoy fuimos al lujan del parque zoológico.
 朝食に、一晩寝かしたカレーを食べる。メチャウマで、ご機嫌。

 さて、昨日までの天気とはうって変わって、雲ひとつない快晴となった本日、噂の動物園<ズー・ルハン>へ行くことにしました。オイラと、マミちゃん、ユウキくん、そして、ハルミさんの4人で出発。いやぁ、この動物園、先週、行ってきたという、ショウくん、ノリコちゃん、ユウジくん、イヅミちゃんから、メッチャ楽しかったという話を聞いて、楽しみにしていたんですよ。

 なんでも、いろんな動物が放し飼いに近い形で飼われており、園内では、動物触り放題らしいのだ。しかも、その触れる動物が、トラとか熊とかの猛獣だってんだから驚きでしょ。

 さて、このズー・ルハン、ブエノスのセントロからは、意外と遠い。宿を出て、サン・マルチン駅から、プラザ・イタリアという場所まで地下鉄に乗って行き(所要20分程度)、プラザ・イタリアからルハン行きのバスに乗るのだが、ここからズー・ルハンまで、バスに揺られて1時間半から2時間。バスの運転手に「動物園はここだよ」と降ろされた場所から徒歩3分。動物園というより、牧場の雰囲気ただよう<ズー・ルハン>に到着デス。

 入り口で怪しげなオジさんから40ペソでチケットを買い、中へ。昨日、おとといの雨でぬかるんでいる園内の道を歩いていると、そこらへんで、アヒルかカモたちが、走り回っていた。そんなアヒルかカモたちを横目で見ながら、オイラ達がまず向かったのは、子ライオンの檻。ここで、生後まもないライオンの子供を抱けるらしいのだ。檻の前に並んでいる人たちの列の最後尾につけ、待つこと5分。檻の中に案内されるオイラ達。そこには二匹の子ライオンが!飼育係のオバちゃんに、抱き渡された子ライオンは、おとなしくオイラの腕の中。ん~かわいい!

 子ライオンを抱いた後、隣の檻へ。隣の檻はなんとトラの檻。しかも、このトラは子供ではなく、貫禄タップリの成人トラ・・・と思ったら、この図体で、生後8ヶ月って聞かされてビックリ。そんなトラのいる檻の中へ入れてもらい、トラと一緒に記念撮影・・・とその時事件が発生。なんと、飼育員が目を離した隙に、二匹いるトラのうちの一匹のヤツが、ユウキくんの後ろから噛み付いてきたのだ!幸いなことに、服の一部をガブリとされただけだったので、服に穴があいただけですんだのだが・・・一歩間違えば大惨事ですよ。いやぁ、油断ならぬ動物園です、ズー・ルハン。

 その後、ロバや亀と戯れていたら、腹が減ってきたので飯でもと、レストランに向かったのだが、途中で発見した檻に目が奪われ、しばし鑑賞。その檻にいたのは、トゥルカン。オイラとしてはこんな間近で見るのは二度目となる、おもちゃのような鳥。いやぁ、間近で見れば見るほど、ひょっとして機械仕掛けなんじゃないの?という疑いが晴れない、変な鳥です。

 レストランで、極厚のVacioステーキサンドイッチを食べ、腹を膨らませた後、再び動物園散策。飯後、まず向かったのは、象コーナー。前に行った人の話では、象にも乗れるって話でして。ワクワクしながら向かうと、そこにはでっかい象が二匹。フレンドリーなおじちゃんに迎えられ、ニンジンやらジャガイモを手にして、二匹の象に餌やりをはじめるオイラたち。で、象も、おじちゃんも機嫌がよさそうだったので「象に乗せて~」とリクエストしてみたのだが、今日は象乗り日ではないようで・・・う~む、残念。

 象が駄目なら、ラクダで、ということで、次に向かったのは、ラクダコーナー。ここは、ちゃんとラクダに乗れまして。一人ずつ、ラクダにまたがり、広場を一周。ん~、なかなかの乗り心地。ラクダで旅っていうのもいいかもね。

 思ってた以上に楽しい、ズー・ルハン、時間があっという間に過ぎていく。

 リャマやアザラシと戯れた後、熊の檻へ。檻の中にはデカイ熊が二頭。飼育員のお兄さんがくれた、芋羊羹のような餌を手に持ち、上方にかざすと、熊は二本足で立ち上がって食べてくれる。立ち姿がカワイイ。というか、なんか、人間みたい。これはひょっとして着ぐるみの熊なのではないか?と錯覚する。そんな熊と戯れていたら、飼育員のお兄さんが、口移しで餌を与えてみろと言ってきた。ん、それって、熊とキス?早速、手渡された芋羊羹を口にはさんで、熊の前に立つ。すると、キター!目の前に熊の顔。ブチュっと口付けされ、口に挟んだ芋羊羹を奪われる。うひょー、ナンだこの感覚・・・熊とのディープキス、なんだか気分はちょっと恥ずかしい・・・

 大興奮の熊の檻を出ると、隣の檻の向こうに、カピパラの姿が。カピパラ捜索隊員としては、近づいておかねばと、入れるタイミングではなかったのだが、係員の人に頼み込んで、檻の中に入れてもらう。この旅で何度かカピパラ君と遭遇したオイラであったが、ここまで近づいたのは、初。しかも、触ることまでできちゃいまして。ちょっぴり固いカピパラの背中をナデナデ。そのまま手を首の下に持っていき、ナデナデしてたら、カピパラ君、目を細めてめっちゃ気持ちよさそうな表情に。カワイイ~。

 ズー・ルハン、途切れることなく、次から次に楽しい動物達とのふれあいが続く。時間が経つのを忘れてしまい楽しんでいたら、気付いてみたら太陽光は、もう夕日。園内もなんとなく終了モード。えぇ~、もう終わり~・・・これならもっと早く動物園にくればよかった・・・周囲は、夜の宿舎に入るためか、放し飼いになっていた動物や、檻にいた動物達が、係員に誘導されて、大移動を開始しはじめてる。

 オイラ達もそろそろ帰るかと、出口に向かっていると、子ライオンを抱いた飼育員の人たちを発見。はじめに一度、抱かせてもらっていたけど、もう一度抱かせてもらう。ん~、やっぱり、カワイイ・・・

 いやぁ、大満足のズー・ルハン。想像をはるかに超えた楽しい空間でした。こんな動物園、他にないんじゃないですか?あぁ~こんな体験をしちゃうと、もう他の動物園に行っても、もの足りない気持ちになっちゃうんだろうなぁ・・・