(English)
Today we make sukiyaki.
(Español)
Hoy hicimos sukiyaki.
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昨日、上野山荘に来たクウさんという旅人が、日本料理の料理人だということが判明しまして。昨日NHKで見た<すき焼き>、クウさんが作ってくれることになったのですよ。ということで、今日のシェア飯は、本格日本料理。
醤油と昆布だしのつゆをベースにし、砂糖で甘みをつけ、割り下つくり。この段階で、匂いがやばい。すでに、めっちゃ美味そうな匂いがキッチンを包む。
そして、肉・・・実は、肉の薄切りという文化がないアルゼンチンでは、お肉屋で「バラ肉(Vacio)を薄く切ってください」と頼んでも、困った顔をされる。食材を買いに行ったキヌヨさん&ショウタくん夫婦、薄い肉はこれじゃないと無理だ、とお肉屋さんのお兄さんに言われ、買ってきたのはCuadril。ステーキ用のいい肉でした。ひたすら薄く切ってくれと、頼んだというキヌヨさん。ステーキ肉を薄く切って食べるなんて、日本人は、肉の食べ方をわかっとらん、と肉屋のお兄さんは思ったに違いない。
ということで、ちょいと贅沢肉でのすき焼きつくり。基本的にクウさんにおまかせです。オイラたちは、キッチンで立ち尽くすだけです。邪魔ですね、ハイ。暇だからって、カメラを取り出し、パシパシと写真撮影。もっと邪魔ですね、ハイ。
料理人さんの作る料理って、やっぱり味の細やかさが違うんですよねぇ。ブラジルで一緒だった日本料理人ユキくんが作ってくれた飯を食べたときに、ホントびっくりした。なんていうか、味の落ち着くべきポイントから1mmもズレていない完璧な味付けっていうか。味がぼんやりしないんですよ。普通の人が作る料理って、味がぼんやりしているんです。
「旅先で料理人って、知られちゃうと、面倒じゃないですか?プレッシャーでしょ」と、聞かれたクウさん。シェア飯を作ること自体は嫌じゃないんだけど、道具とか食材が揃っていない中でやるのは、しんどいって言ってました。その点、ここ上野山荘は、道具はそれなりに揃っている。食材がいまいちで、白菜とか、糸こんにゃくとかは手に入らないんですけど・・・なんとかそれっぽい食材をということで揃えた食材。牛肉を焼き、割り下を加えて煮ている中に、葱、ニンジンを投入。最後に、茹で卵、レタスを入れ、完成。
今晩の劇ウマシェア飯<すき焼き>。11人でガッつく。昨日の晩から旅人がどんどん訪れて、久々の大所帯なんです、今の上野山荘。
ビールで乾杯。
いただきますっ!!!
いやぁ、うまかった。汁の味具合が完璧。いいなぁ、料理は、こういう風に、味をピタッと決める域に達したい。
あまりに美味すぎて、あっという間に鍋は空に。具はかけらもなくなってしまったのですが、メチャウマの汁は、まだ鍋に残されている・・・もったいない。
「これ、美味しくいただく方法ってありますか?」
とクウさんに聞くと「肉じゃがに使うと絶対美味しいわよ」と。
肉じゃが・・・
この話、たぶん、まだ続きます。
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