(English)
In Ueno-Sanso I met so many traveler.
(Español)
En Ueno-Sanso me encontré a tantos viajero.
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日本は、学期末のこの時期、大学生の卒業旅行者が多い。ここウシュアイアにも、訪れる大学生がちらほら。そんな大学生、長期旅行者とは、テンションやらなんやらが、ちょいと違っていまして。なんか、目立つ。まったりモードの長期旅行者が多い上野山荘では、異質な存在感を放ち、大抵、いじられキャラとなる。ロストバゲージして、Tシャツ&ジャケット一枚という超軽装姿でウシュアイアに来たユウスケくんは、振られたツッコミには、必ずのっかってくる、天性のつっこまれキャラ。つっこみ上手な、カズくんや、スギモトさんの格好の餌食となってまして。ひたすら、いじられまくってます。
さて、そんな感じで、大学生が来たらとりあえずいじる、という雰囲気の今の上野山荘に、また一人、大学生がやってきた。満室の上野山荘に、夜中に来ちゃったので、リビングの床に寝ることになったタツシくん。夜更かし好きな上野山荘の住人が集うリビングとは、まさに、狼の群れに子羊が飛び込んでいくようなもの・・・当然のごとく、つっこまれターゲットに。と、そのタツシくん、なんと、自作した紙芝居を披露する旅をしている、ということが判明しまして。が、すぐに、実は、旅先ではまだそんなに紙芝居を披露していないということが発覚。引っ込み思案で、なかなか披露する勇気がなくて・・・というタツシくん。まぁ、勇気が持てずに・・・という気持ちは、分からんでもないんですけどね。とりあえず、慣れだ、と、愛のムチを振るうお兄さん方の前で、夜中、紙芝居上映会が急遽開催されることになったのでした。
<カンフーキングまさむね>という題の紙芝居、最後にちょっと教訓を感じさせてくれる、子供向けのお話。これを世界中の子供たちの前で披露したいという夢を持つタツシくん。今回は日本語での上絵でしたが、ちゃんとスペイン語でも作っているとのことで。中南米で大人気のカンフーをモチーフにしているのはイイ感じ。「やれば、絶対ウケルって」と、テンションあがったお兄さんたちから、無責任なアドバイス。いや、いいんです。こういう時は、無責任な楽天的アドバイスが、勇気につながったりするもんなのです。
紙芝居上映会が開催された昨晩から明けた本日の朝、自作おにぎりを行商しているアキさんミカさんカップルが、おにぎり売りに、セントロへ出発した後、「セントロに行って、地元の子供相手に紙芝居やってきます!」と言って外へ飛び出していったタツシくん。うんうん、いい流れじゃないですか。
そんな二組の出発を見送ったスギモトさん、まったりしていたリビング脇のソファーで伸びをしながら「さ、今日は、セントロに行って、おにぎり買って、紙芝居を見て過ごすとしよう」と真顔でポツリ。
いやいや、スギさん・・・
ちなみに、自分で絵を描くのが好きだというタツシくん。水彩道具一式をもって旅してまして。カズくんのリクエストに応えて早速ノートに、サラサラっと素敵な絵を仕上げちゃいまして。いいなぁ、こういうの。お絵かき旅人、オイラも目指してるんですけどねぇ・・・
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