(English)
Today we did BBQ.
(Español)
Hoy hicimos Asado.
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今日は朝から、宿のリビングで編集作業。そんな上野山荘のリビングに、カズくんがウクレレ変形ギターを持ってやってきた。ポロンポロンと弾きはじめるカズくん。その音につられて、マツナミさんが、バンジョー(?)を持ってやってきた。二人が、弦楽器二重奏をはじめそうな雰囲気になってきたので、オイラはパンデイロを取り出し、リズム伴奏。しかし、コレといった持ち歌があるわけでもない、三人の合奏。グダグダです。
さて、昨日、上野山荘に到着したミヤビちゃんたちのリクエストで、本日、またアサードをすることになった。うぬぬ、6回目のアサード、しかも、また三日という短い間隔での開催。さすがに、この間隔でのアサードは、ちょっとめんどくさいぞ、とオイラ的には、気分があんまり盛り上がってなかったんですが・・・午後、ブエノスアイレスから、上野山荘のオーナー、ルイスがやってきた。イツコさんの旦那さんであるルイスは、アルゼンチン人。当然、アサードマスターなワケですよ。これは、チャンス、ということで、本日のアサードは、本物のアサドール、ルイスに託し、オイラは、弟子として、本場のアサード手順を学ばせていただくことにしたのですよ。さきほどまでの、めんどくさい気分はどこへやら・・・一気に気分が盛り上がってくるオイラであった。
早速、ルイスに車を出してもらって、スーパーLAに買出し。肉のチョイスもルイスにおまかせ。いつもオイラたちが買う部位以外に、お勧めの部位とかあるのかなぁと思って見ていたのだが、ルイスが選んだのは、コルデーロとチョリソーとモルシージャ。ああ、やっぱり買い物は、いつものオイラたちのチョイスと同じなのねん、あとは野菜と飲み物を買って終わりだな・・・と思っていたら、ルイスが次に向かったのは、調味料コーナー。ここでルイスがカートに入れたのが、<Chimichuri>という調味料。これ、アサード用調味料とは聞いていて、前から気になっていたんですけど、どう使うかよく分からなかったので、これまで、買えなかったんですよ。ふむむ、どうやって使うのか楽しみだ、Chimichuri。
肉、野菜、炭を買い、宿へ戻り、準備開始。まず、アサード焼き器にたまった灰を掃除して、火付け用の木と紙を並べ始めたルイス・・・んん?なんか違うぞ・・・火付け用の木は、アサード焼き器にまんべんなく並べるのではなく、一箇所に山盛りにしている。んでもって、火がついたところで、炭を投入。一箇所に固めて、一気に火種を作るという戦法のようだ。なるほど、コレは効率的。で、火が落ち着いたところで、火種となった炭を広げるという手順。ふむふむ、勉強になりやす。
次に肉。今まで、下味つけに、あら塩をガンガン振ってたんです。情報ノートに書かれた<おいしいアサードのやり方(ルイス流)>に、とにかく塩を振るべし、と書かれていたんで。ケド・・・本日のルイス、振りかける塩は、パラパラ程度じゃないですか。あれれ、ガッツリ塩をつけるんじゃなかったのかい・・・拍子抜けするほど、あっさり塩での下味つけ。
下味つけ作業をしている間に、落ち着いてきた炭火。炎が消え、弱火となった炭火をのばした後、アサード焼き器に網を乗せ、網の上に肉を投入。オイラの場合、肉、焼きはじめたら、手持ち無沙汰で、ひっくり返してたんですけど・・・ルイスは、肉を投入した後、アサード焼き器の蓋を閉めちゃった。炭に肉の脂がたれて、炎があがったらその炎を消すために、蓋を開けて、作業するのだが、この時も、肉は触らない。途中、火力調整のため、炭を追加したりもするのだが、やっぱり肉は触らない。肉は、そう簡単に、ひっくり返したりしないものらしいのだ。いやいや、これまた勉強になりやす。肉を焼いている間は、アサード焼き器に蓋をしておくのが、ポイントだなぁ、これ、今まで実践してなかったっス。
さてさて、このじっくり肉を焼いている間に取り出されたのが、先ほどスーパーで買ってきた調味料、Chimichuri。これ、ただ袋から出して振りかけ塗るワケじゃないんですよ。肉に塗る前に、調味料を一工夫。皿に出したChimichuriに、みじん切りしたニンニクをいれ、サラダ油をたらして、混ぜる。それを肉に塗るのだ。で、これを塗った後、初めて肉はひっくり返される。
こんな感じで焼かれるコルデーロ。そんな焼き途中のコルデーロの隣で、適当なタイミングで、チョリソーを焼き始めるルイス。コルデーロに比べ、焼き上がりが早いチョリソー、遅れて焼き始めても、コルデーロが焼きあがる前に、食べれちゃう。いつもは、焼きあがったチョリソーをそのまま一口サイズに切って、そのままパクついていたんですケド・・・今回は、ルイスのリクエストでパンも購入してありまして。焼きあがったチョリソーをパンにはさんで食べる、チョリパンを作ることになったのですよ。このチョリパン、作り方はいたって簡単。チョリソーが焼きあがる前に、半分に割ったパンをアサード器に投入し、ちょいと焦げ目がついたパンに、焼きあがったチョリソーを挟み、食べるだけ。これがね、簡単なんですけど・・・めちゃウマなワケですよ。焼きあがる前の肉を囲みながら、ビール&ワインとチョリパン。くぅ~、最高です。
ただし、チョリパンは、食べすぎ注意。ここで腹をふくらしてはいけない。まだまだ残ってます、メインのコルデーロが。お腹を鳴らしつつ、しばらく談笑しながら待っていると、ようやく、コルデーロが焼きあがるのですよ。ルイスに切り分けてもらって、パクリ。う、うまい・・・
いやぁ、ルイス直伝の、アルゼンチン流アサード、ばっちり頭に叩き込みました。今回は、大きく前進、アサドールへの道。
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