Camino a Laguna Esmeralda
久々の晴、心を軽くするために

2011.3.17 / Argentina (Ushaia) 本日 自転車36km走行 : Total 26014km走行
天気:晴時々曇&雨
朝飯→パン 昼飯→屋外焼肉(エントラーニャ) 夕飯→親子丼 / 宿→上野山荘50日目

(English)
 Today we went to trekking the road to Laguna Esmeralda.



(Español)
 Hoy fuimos a viajar el camino a Laguna Esmeralda.
 朝起きたら、空は一面青空。今日は一日ブログを書こうと思っていたらしい、ヒロさん、この空を見て「こんな日にブログを書いている場合じゃないでしょ」と、ヨウコさんと相談して、今日はValle del Lobosまで自転車で行って、そこからは歩いて<Laguna Esmeralda>という湖周辺のトレッキングをしようということになったらしい。

 「ヨシさんも一緒にどうですか?」

 せっかくのお誘いなんですが・・・またも気分的には引きこもりモードに入っちゃっているオイラ。行きたいという気がありつつも、完全には気持ちが乗り切らない・・・「う~ん」と、空を見るオイラ。確かに、この青空の下、宿にこもっているのはもったいない。

 「行きますよね」

 ハイ、行くことにしました。体を動かせば心も軽くなる。引きこもりからの脱出法は、外に出ること。強引にでも外に出てみるべし。

 行くと決まったら、行動は早い。普段からアウトドアなチャリダー、ハイキングの用意といっても、いつもの用意と変わらない。パンやビスケットを持って、水を持って、湯沸し用のガスを持って・・・ん?ガスを持っていくのなら、向こうで肉を焼くか、と思いつく。ちょうど昨日、スーパーの肉コーナーで、エントラーニャを発見して、買って来てたのだ。エントラーニャを捌き、さいころステーキ状に切り分け、タッパーにつめる。隣では、きのこ狩りに向かうというリョウコちゃん、ミナちゃん、ゆっきぃが、お弁当用のサンドイッチを作っていた。パンの耳を切って、マヨネーズを塗って・・・と繊細な女の子料理とは対照的に、生肉のぶつ切りというザッツ・アウトドアクッキングなオイラたちのお弁当。

 オイラたちが、準備を終えて、そろそろ出発という時にも、まだ料理中のリョウコちゃんたち。覗いて見ると、切り落としたパンの耳を砂糖揚げしてお菓子を作っている。「つまんじゃっていいですか?」返事を聞く前に、つまみ食い。う、うまい・・・すいません、もう一個・・・やばい、止まらない美味さです、これ。

 さて、早々と準備完了なチャリダー軍団、思い立って1時間で出発です。ウシュアイア郊外の道を、並んで走りはじめる三人のチャリダー。いやぁ、心地いい。今日は、外へ出て正解だ。Valle de Lobosまで、気持ちよいスピードで走る。ん~、誰かと一緒に走る・・・って久々じゃん。

 あっという間に、Valle de Lobosに到着。レフリオで入場料を支払って、トレッキング道に入る。と、ここで、雨が降り始めた。初め、空は晴天だったんですけど、山の方へ進めば進むほど、空は、怪しげな雲に覆われてきたのだ。そして、雨。オイラは超晴れ男なのに・・・どうやら、ヒロさんが、雨男らしい。雨男伝説をいろいろ持っているようで、伝説を聞きながら、トレッキングロードを進む。トレッキングロード、結構目立つ目印があるから、迷わないでしょ、と、思っていたのに、三人でワイワイと話しながら歩いていたから・・・迷った。話ながら歩いちゃうと、目印なんて、見ているようで見ていない。いや、一応目印を見ながら間違いなく、トレッキングロードを歩いていたはずなんですケド・・・前に進んでいるはずなのに、なぜか、さっき歩いた場所に舞い戻ってきちゃったのだ。変な迂回ルートに入って、グルリと一回転してしまったらしい。

 本日の三人、<迷ったら元に戻るべし>な人たちでして。無謀なことはせず、そのまま戻る。おそらく迷ったと思われる場所まで引き返し、気を取り直して、再度進む。ちょっと湿地が多くて、足がぬかるむんで大変なんだけれども、そんなに難しいトレッキングルートではない、このコース、あっという間に、湖に到着したのでした。

 さて、湖。エスメラルダ湖の向こう側には氷河も見えるのだが・・・雲が覆っていて、風景はイマイチ。青空が見える逆側の風景のほうが、素敵に見える。しかも、その逆側の景色、ちょうど先ほどまで降っていた雨が止み、虹らしきものがうっすらと見え始めたじゃないですか。「あれ、虹っぽくないですか?」ヨウコさんが言う。「えぇ~、なんか紅葉し始めている木々の色じゃないですか?」「いや、虹だ!!!」そう、虹だったんです。次第にクリアになってきた虹は、特に紫色をきれいに輝かせながら、姿をクッキリさせていく。

 おぉ~!!!

 湖を見に来たはずなのに、今や、湖に背を向け、虹のかかった山を眺める三人。「このまま山を見ながら、食事にしましょ~」時刻はもう、2時近く。お腹が減ってしょうがない。湖を背にしたまま、ガソリンストーブに火をつけるヒロさん。ガソリンストーブ・・・オイラの持っているウィスパーインターナショナルと違い、火力調節が出来るドラゴンフライというガソリンストーブを持っている、ようこ&ひろのお二人、今回、ドラゴンフライの威力を知りたくて、お二人のガソリンストーブを持ってきてもらったんです。火力調整ができるものの、猛烈な轟音を奏でるのが弱点のドラゴンフライ、どんだけ騒がしいんだ、と轟音っぷりを楽しみにしていたんですけど・・・湖から流れ出る川の音がうるさくて、ドラゴンフライの轟音はかき消されている。<静かなキャンプ場だったら、周囲の客が眉をひそめるほど、うるさい>というドラゴンフライの轟音、じっくり堪能できず。ん~、残念。

 さて、そんなストーブで何をするかというと・・・焼肉ですよ、焼肉。エントラーニャの焼肉大会。フライパンを火にかけ、その上に、肉を乗せる。

 ジュ~・・・

 たまらない音がします。そして、たまらないニオイがします。もう、お腹が限界です。これ以上の空腹に耐えられません。腹ペコの三人、焼きあがった途端に、肉にパクつく。

 うま~い

 そりゃ、間違いなく美味しいですわ。普通に家でフライパンで焼いてもウマイんだから。気持ちのいい外で食べたら、そりゃもう。もう・・・

 食事をしていたら、背にしていた氷河にかかっていた雲が晴れ始めた。ここで、ようやく湖側に体を向けてみるオイラたち。

 キラキラと輝きはじめるエスメラルダ湖。素敵なお二人とご一緒できて、いい一日でした。あ~、なんか、もう、存分にウシュアイアを満喫したなぁ・・・