Insect Food
だから、ムシ料理は苦手だってば

2011.8.29 / Zimbabwe(Bulawayo) 本日 自転車0km走行 : Total 31510km走行
天気:晴 自転車折りたたみ:1 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→チャーハン 夕飯→マトゥインビーのトマト煮 / 宿→Youth Hostel White Hollows(ドミUS6ドル)

(English)
 Today we stayed in Bulawayo.



 今日も、いつものように、昼間停電。ま、編集自体は、ジンバブエ、ムビラ編まで終わったんで、もう、電気はなくても大丈夫。ムビラを練習するか、と中庭でポロポロ弾いていたら、子供たちが寄ってきた。モテモテです。ウザイくらいに絡んできます。う~ん、この好奇心と、フレンドリーなアプローチと、素敵な笑顔は、最高の武器だな、アフリカの子供たち。練習したいのに、練習に集中できないやんか~、と思いつつ、心癒されるオイラであった。

 さてさて、映像編集が一段落し、そろそろ出発かな、と思い始めたオイラ。共同生活が長くなり、ペースがあってきちゃったのか、お二人の自転車も、今日でほぼ、修理が終わる勢い。こりゃ、三人で明日、出発ですね、という空気が流れ・・・「最後の晩ということで、腕をふるって料理を作りますよ!」とムシくん。

 そして、夜。ムシくんとヒロキくんが作りはじめた料理の材料を覗いてみたら・・・そこにあったのは、マトゥインビー。ええ、あのムシの幼虫を干したやつ。うひょ~、やっぱりムシ料理ですか・・・???・・・いや、実は、お昼に、ムシくんとヒロキくんは、「ムシ料理を作ろうと思っているんですけど、ヨシさん、大丈夫ですか?」と、気を使って確認してくれたんですよ。オイラが、ムシ料理を得意としてないことを知っているので。最後の晩飯ですから、という流れで、「大丈夫ですか?」と聞かれて「いや、ダメです」と答えるのも、なんだか野暮な気がして、「うん、この間食べて、けっこうイケタから大丈夫だよ」と答えてしまったオイラ。なにを隠そう、この間袋一杯買ってしまったマトゥインビーは、結局食べきれず、コッソリ捨ててしまったんです・・・

 炒めた玉ねぎとネギにと一緒に、大量のマトゥインビーを絡めるムシくん。ムシくんによるムシ料理・・・なんてシャレを言っている場合じゃないな、うはは、やっぱり絵的にグロテスク。さらに、これにトマトを絡めて出来上がり。見た目はカラフルで美味しそう。「これからも続くアフリカ旅の前途を祝して、いただきます」と、食べ始めるオイラたち。恐る恐るカプリと食べるオイラ。うん・・・?お・・・?食べやすい。炒めて、ちょいと煮るとムシっぽいゴツゴツ感がなくなって、結構スルッと喉に入ってくる。「現地の人はもっと煮込むんですけどね。そしたら、ヨシさんもっと食べやすく感じるはずですよ」と、ムシくん。

 ふむむ、なるほど、ムシ料理も調理してあれば、結構イケるな。最後の晩に、思い出深い料理をありがと~。いや、美味しかったですよ。でも美味しく感じたのは、二人の真心がこもった料理だったからだと思うんで・・・ムシ料理、好物にはなれないっす、ヤッパリ・・・


【今日のイラストメモ】