(English)
Today I got and ate Sea Urchin.
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昨日、昼飯にウニが出たんですよ。実はそのウニ、ヒデくんが海から取ってきたものでして。それのおすそ分けをいただいたんです。で、このウニ、味が濃厚で、めっちゃ美味かった!
チリで大量にウニを食べ、しかもチリのウニは、味が薄く、そんなに美味いってもんでもなかったんで(安いウニを買っちゃったからかもしんないが)、ウニに対する執着心はさほどなくなっていたオイラ。ジャンビアーニの海では、ウニが取れるよ、とは聞いていたものの、あえて、ウニを取って食べようとは思ってなかったんですよ。
が、昨日、いただいたおすそ分けのウニが、あまりにもおいしかったもんで・・・今日も食べたくなってしまいまして。ということで、本日、ウニ狩り。
ウニポイントをヒデくんに聞く。そんなヒデくんは、本日、フィッシング&シュノーケリング。昨日のお礼に、今日はオイラがヒデくんの分も取ってくるよ、とお約束。
10時くらいになると、目の前の海岸の海が一気に遠くなる。引き潮だ。この海がなくなってしまう現象、モザンビークのヴィランクロスで体験していたんで、ココではあんまり驚かなかったんだけど・・・海が遥か向こうに行ってしまう風景って、なんか心にグッとくるもんです、ハイ。
で、海が向こうに行ってしまうと、もともと海水があったところを歩いていけるようになる。ウニポイントは、満ち潮時には、海の底になる場所。引き潮時に、海底が顔を見せたところに、ウニがゴロゴロ転がっているのです。
ちなみに、ジャンビアーニの海岸には、ウニは二種類いまして。真っ黒で棘が鋭く、いかにも<ウニ>ですって感じのウニは実は食べられない。短くて白い棘をもっていて、海藻にまみれて一見すると分かりづらく隠れているやつが、食べられるウニらしいのです。
とりあえず、沖のほうまで歩き、「食べられるウニはどこだ・・・?」と探しまくるのだが、なかなか分からない。食べられないという黒く棘が鋭いウニは、そこらじゅうにゴロゴロあるのだが・・・
「あ、これか?」
なんとなく、それっぽいものを見つけたので、拾い上げてみる。周囲にまとわりついた海藻を取り除いてみると、どうやら、お目当てのウニっぽい。そうか、こういうのか、と、一匹見つけたら、周囲にゴロゴロ転がっているのが目に見えてきた。うむ?さっきまでは気づかなかったのに・・・<モノは漠然と目を向けるだけでは見えてこない。認識することで、ようやくモノは見えてくる>とは、まさにこのことだ。
いくらでも転がっているウニをひたすら拾い集める。ビニール袋が一杯に。そうそう、この辺の人たちは、ウニは食べないらしい。なので、ウニを拾っていても、怒られたりしない。いや、むしろ、「それ、拾ってどうするの?」的な、不思議な目で見られる。
ビニール袋一杯に拾えたので、宿に戻ることに。大量捕獲したウニは結構重い。そして、ビニールを突き破って飛び出ている棘が、足を踏み出すたびに、足に刺さって痛い。
さて、もって帰ったウニを、ハジさんにお願いして、捌いてもらう。ナイフで真っ二つに切り、中身を洗い流して、周囲の殻に張り付いている身(?)の部分をスプーンで擦り取る。一匹のウニから取り出せる身はホンの少し。根気が要る作業ッス。オイラもお手伝いして、お皿二枚分のウニの身が取れた。それにしても、ビニール袋いっぱいに取ったウニから、皿二枚分のウニしか取れないなんて・・・
ちょうど、ヒデくんが戻ってきたので、ウニ昼食。取れたてのウニは美味い。そして、自分で取ってきたウニの味はまた、格別。いやぁ、海を楽しむっていうのは、こういうことなんですよ、ハイ。
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