Tough times provide new opportunities
ピンチはチャンスに

2011.11.21 / Kenya(Nairobi) 本日 自転車0km走行 : Total 35067km走行
天気:雨のち曇時々雨 ネット:1
朝飯→サモサ&チャイ 昼飯→フルーツサラダ 夕飯→ムキモ / 宿→Destiny Hotel(850ケニアシリング)

(English)
 Today I stayed in Nairobi.



 昨日は何もする気が起きず。そんなオイラの気分を知ってか知らずか、夕刻から、宿の周辺一帯が停電となり、真っ暗生活を余儀なくされたため・・・もう、飯を食ってすぐに、フテ寝。

 そして、今朝。やはり、オイラの気持ちを知ってか知らずか、オイラの気分に同調するがごとく、どんよりとした雨雲が空一面に広がっていた。ま、天気が悪いのは、今朝に限ったことではないのだが・・・この時期、ケニアは小雨季にあたるらしく、毎日のように、雨が降っている。オイラがナイロビに到着して雨が降らなかったのは、到着翌日くらい。

 さて、いつものように、カメラをポケットに入れて、街へ・・・と思うも、相棒だったSX210はもう居ない。ふ~、この事実が、気分をまた滅入らせてくれる。

 カメラなしでは行動できない、オイラですので・・・カバンの奥底に入れておいた、初代コンデジのOptioE60を取り出す。ズーム機能に難があるのだが、とりあえずはまだ現役カメラとして駆動できるE60。久々の登場。コンビ復活。しばらくは、また、コイツに活躍してもらうことになる。

 さて、街へ出て、自然に足が向いてしまったのは、カメラ屋だった。ショーウィンドウを眺めていたら・・・なんと、SX210の後継機であるSX230が置いてあるのを発見。「んんん・・・ここでSX230が手に入るのか・・・」実は、オイラが持っていたSX210、旅カメラとしていいパートナーなカメラだったのですが、少々不満点があったのですよ。それは・・・連写ができないこと、暗い場所が写しづらいこと、ダイナミックレンジが狭いこと、水中撮影ができないこと、動画撮影時に被写対象の音声が入りづらいこと(マイクが前方ではなく、上方に向けてとりつけられていたため)の5点。

 で、後継機であるSX230は、オイラが感じていた不満点を全て解消してくれる出来になっていると、ネットのレビューに書かれていまして。あぁ、いいなぁって思っていたんです。

 そうか、SX210が盗られてしまったのは、ひょっとして、SX230に買い換えろという神様の思し召しだったのかもしれない・・・と考えてみることにした。うむむ、ピンチはチャンス。何事も、前向きに考えれば、負は負ではなくなるのだ。

 早速、店に入って値段を聞いたところ・・・55,000ケニアシリングとのこと。日本円で5万円強。うぬぬ・・・高い。ま、海外で買えばこんなもんだとは思うが・・・以前、SX230をネットで調べた時、日本での販売価格は2万円を切っていたんで・・・

 ああ、やっぱり買えないか、と諦めて店を出た時、ふとアイデアが頭に浮かんだ。「そうだ、日本から送ってもらえばいいんだ」

 そろそろ、自転車の車輪ホイールを交換したり、シュバルベの18インチタイヤを入手したりしなければならないと思っていたところ。で、毎度のごとく、小径のリムやタイヤは海外では手に入りづらい(一応タイヤなどはあるのだが、粗悪品しかない)ので、日本へ救援物資依頼をしなくちゃって思っていまして。

 「そうだ、自転車パーツとあわせて、カメラも送ってもらえばいいんだ」

 さすがに、カメラだけのために日本からモノを送ってもらうことはしたくないのだが、必需品である自転車パーツを送ってもらうついでであれば、アリ。で、早速、リストアップしていたファニーバニー用救援自転車パーツのほかに、コンデジSX230とSX230用ハウジングケースを加えて送ってもらうよう、毎度お世話になっている、横浜のグリーンサイクルステーションの平田さんにメールを送る・・・と、その前に、あ、ついでにこれもお願いしちゃおう、って思いついたのが、前から旅のお供に欲しかったカホン。ちょっと調べてみたら、いまや、旅で持ち歩くのに最適な、薄型&超小型のプラクティスカホンなるものが販売されていたりするじゃないですか。平田さん、すいません、またまた、自転車パーツ以外のものまで頼むことになり、面倒な手を煩わせてしまい、申し訳ないですが・・・オイラのわがまま要求物品の方も、手配をお願いいたします、とメール送信。

 ふ~、なんかテンションがあがってきた。災い転じて福となす。欲しかったものが一気に手に入る流れになってきた。気持ちなんて、現金なものだ。昨日は、黒人に対しては、しばらく心を開けないって思っていたのに、平田さんに以来メールを打った後、ネット屋からの帰り道、「オハヨウゴザイマシタ!」と、声をかけてくる黒人に対して、「あはは」と笑って手を振れる自分がいた。

 そして、夜、サファリから戻ってきた細見夫婦と宿前でバッタリ再会。で、彼らが泊まっているニューケニアロッジに遊びに行くと、これまたサファリから戻ってきたという、ケンタくんが。ということで、4人で晩飯しますか、と近くの食堂へ。久々だなぁ・・・誰かと一緒に飯を食べるのって。ああ、一人だったら、昨日の出来事、引きずってたかもしんない。今日、この3人に再会できてよかった。話を聞いてくれて、気持ちが楽になり、かなり、気分がスッキリできたよぉ。