(English)
I stayed in Kafountine. I learned Djembe.
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やっぱり過酷過ぎる状況に陥ってしまったダブルスクール状態は解消され、本日からディザンレッスン一つに絞ってのジャンベ修行。ええ、カフォンティンでのジャンベ修行は、まだまだ続きます。
さて、ジプソンレッスンが終わったので、今日から生活パターンが大きく変わることになる。とりあえず習慣で目が覚めちゃうので、朝7時には起床。で、朝支度をした後、飯食った後、宿の前でジャンベの自主練習開始。10時半くらいに自主練習は終了し、外出準備をして村へ。村では、電源のあるカフェに入って、パソコンを広げる。ためにためてしまった日記を書くのだ。14時くらいまで、ひたすら日記の執筆をした後、メリーのレストランに行って昼飯。その後、ディザンレッスンへ向かい15時から、1時間のレッスンって感じ。ああ、そうだ、ちなみに、ディザン師匠のレッスン、1時間のレッスン料は3000CFA。500円くらい。最初は5000CFAって言われたんですけどね。多分一週間以上の長期レッスンをしてもらうことになるから、と、長期割引交渉をしたら、3000CFAまで下げてくれまして。
今日は<ジャックベー>の二つ目のリズムパターンを習う。これがまた結構難しい。手順はすぐに理解できるのだが、カラダがついてこないパターンなのだ。こういうのは、ひたすらジャンベを叩いて、無理やりカラダに叩き込むしかない。
さて、レッスン後、ディザン師匠のジャンベのヘッド(打面の皮の部分)を張り替えるというので、これは勉強させてもらおうと、居残り学習をすることに。近代に開発されたドラムは、ヘッドは、リムと呼ばれる金具をはめて、ネジで止めることによって、ヘッドを固定して、テンションのチューニングを行うのだが、ネジという文化がなかったころに作られたこのジャンベ、ヘッドを固定するのは、紐なのですよ。紐をあるパターンで、縛ることによって、ヘッドを固定させ、さらに、ヘッドのテンションまで決めてしまう。
で、このヘッドなんですが・・・前々から知っていたんです、動物の皮を使うということは。でも・・・本当に、動物の皮だったということが、衝撃の事実だった。「前のヘッドは牛の皮だったけど、今度のはゴート(羊)の皮を使うんだ。で、使う皮がこれ」と言って、ディザンが持ち出してきたのが、ヘッドのカタチなんてしていない、まさに動物の皮、そのものだったのだ。
いやぁ、なんていうか・・・魚の切り身しか食べたことがない小学生が、釣りに連れて行ってもらって、釣った魚をその場で捌いて出されたときの衝撃と、多分同じ、というかなんというか。
この皮に輪になっている金属をかぶせて、皮を加工し、強引にヘッドを形作っちゃうのだ。で、これまたビックリしたのが、ヘッドの打面側は、毛が生えていないツルツルの方を使うのかと思いきや、実は、毛が生えている方を打面側にするという事実。ということで、ヘッドを張り替えたばかりのジャンベには毛が生えているのですよ。ヘッドの打面にもフサフサと。
で、フサフサに生えている打面の毛は、最終的には、剃刀でこするようにして、そり落とします。そうして、ツルツルの打面が出来上がるってワケ。通常のジャンベにも、ヘッドのサイドに毛がフサフサしているものがあって、これは飾りか、手の保護のためにつけているのかなぁ、なんて思っていたんですが、これ、単に、ヘッドの毛の残りだったとは。
いやぁ、こういう<楽器の構造>を知るっていうのは大事。どこがどういう風にして出来ているのかを知ることで、どう叩くとどういう音が出るのか、理屈が分かったりするものなので、ね。
そして、本日はもう一つ居残り勉強が待ってまして。ジャンベ解体作業の後、チョが「これから、ジャンベバンドの練習があるんだけど、ヨシも見に来る?」と誘ってくれたのだ。ということで、チョが参加するバンドの練習を見学。キメが決まらないのか、同じフレーズを何度も何度もやり直している。やっぱりねぇ、ライブでは何気に簡単に決めているキメとかも、裏では、猛烈に練習しているもんなんですなぁ・・・
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