(English)
I arrived at Nouakchott.
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朝レストランの店先で目が覚める。体中が痛い。特に太もも。筋肉痛だ。久々だな、この感覚。ノンビリ派なオイラは、いつもは、力を入れてペダルなんてこがない。なので、普段はほとんど筋肉痛なんてないのだが、昨日は向かい風に逆らって進まねばならなかったので、ひたすら、力を入れてペダルをこいでしまい、こんなことに。
まぁ、あと10km、それくらいなら、筋肉痛の足でもがんばれるっしょ、と、気合を入れて出発準備。さて、走り始めようってところで、昨日の晩、ここでテントを張ることを許可してくれた店のおじさんが出てきてくれた。「朝早くて、店を開けてないから食べ物は何もないけど・・・コーヒーでも飲んでいくか?」と親切なお言葉。ありがたいお誘いですが、暑くなる前に走ってしまいたかったオイラは、丁重にお断り。とにかく、泊めていただけたことに感謝して、お礼を言って、おじさんとお別れ。
途中の売店でパン(バターつき)とバナナを買って朝食。ま、10kmくらいならこれで十分もつでしょ。そう、今日の走行距離は10km。ヌアクショットは通り過ぎて、次へ進むなんてことはしません。ヌアクショットで、ちょっくら休憩して、この先の砂漠道に備えるつもりなんです。
で、突入したヌアクショット。首都だけあって、交通量が増えてきてメンドクサくなってきた。で、いざ街中に入ったら・・・砂漠のど真ん中にあるのだから、首都といっても寂れた感じなんだろうなぁと思ったのだが、全然そんなことなくて、かなり大きく賑わっている街にビックリ。大都会ジャン、ここ・・・っていうか、普通の感覚で見たら、ただの田舎町に見えるんだろうケド・・・モーリタニア、他の町がほとんど町なんていえるものではなかったから。それなりの建物に、ものすごく心躍る。スーパーにモノが並んでいるという普通の風景に、心躍る。レストランが立ち並んでいるという当たり前のことに、心躍る。
で、お目当ての宿に到着。テント泊で、とお願いしたら、屋上に設置された屋根つき蚊帳ゾーンに案内された。おお、これはそれなりに涼しく過ごせそう。さらに、この宿には、使いやすいキッチンもあって、久々に自炊。野菜をたらふく食べたくて、とりあえず、近くの八百屋で大量の野菜を買ってきて、ヘルシーラーメン。
ふ~、WiFiフリーだし・・・ここはまさに、砂漠のオアシスだ。この先に待っているツライ砂漠走りのことを考えると、この快適さから抜けられなくなりそう・・・う~ん、ここで、またまた沈没か?
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