(English)
I left from Tiznit. I arrived at Agadir. Here is beach resort and big city.
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快適すぎるこの宿、快適さがアリ地獄のようなズブズブと、ここから抜け出そうとするオイラの足を引っ張る。そんな、この快適アリ地獄からの脱出を助けてくれたのは、早くハードディスクをゲットしてバックアップをとらないと、大変なことになるよ、という事実だった。
ということで、ようやく重い腰を上げて、出発。ホント、ここ、いい宿でした。ハードディスクさえゲットできたら、きっと、今手持ちの素材分のビデオ編集が終わるまで、ここに滞在していたに違いない。が、ハードディスクがこの町でも手に入らなかった今、いつまでもここにいたところで、何かができるわけではない。ダラダラとネットをしているだけになっちゃう。
ハードディスクは、次のアガディールという街に期待することにしよう。カズくん情報によると、アガディールには、欧米系のショッピングセンターがあるほど結構デカイ街らしいし。そんあアガディールに、ポータブルハードディスク一個置いてないってことはないでしょ。
さて、走り始めたアガディールへの道。風も穏やかで、平坦な道が続き、快適な走りができた。今までのモロッコ道のことを考えたら、拍子抜けするほど普通な道。ああ、これから先、こんな道が続けばいいのに・・・と思うのだが、アガディールから先の海岸道は地図を見ると、うねうねしているし、さらに、その後、灼熱の内陸部へと突入することになるので・・・この快適走りは、つかの間の休息って感じの走りになるのかな、たぶん。
そんなかんじで、気分よく走っていたら、なんか自転車に違和感を感じるようになった。いつもとは違う何か。何だろうと思ってよく見てみたら、久々に前輪がパンクしていた。前方に搭載している荷物が後方に比べてそんなに重くないためか、前輪ってあんまりパンクしないのですよ。前輪がパンクしたのっていつ以来だろ・・・って思い出そうとしても思い出せないくらい、前輪のパンク修理をしたのはだいぶ前の話。まぁ、もう砂漠道じゃないし、風も襲ってこないので、今回のパンク修理は、楽々と。
そうそう、この辺、道端にサボテンがいっぱい生えているのですよ。で、そのサボテンにはサボテンの実がついてまして。このサボテンの実が、摘まれてバケツいっぱいに入れられて、道端で売っている。ええ、たぶん売っているんだと思うんですけど・・・売り子さんがいない。サボテンの実が入っているバケツがちょこんと置いてあるだけ。これ、食べたいんですけど・・・誰に断ればいいんでしょうか?
で、100km走った割には、いつもよりだいぶ早めの時間に、アガディールに到着。ここアガディール、欧州の観光客が訪れるビーチリゾート地らしく、海沿いは、超高級ホテルがズラリと並んでいる。そんなホテルにオイラが泊まれるはずもなく、貧乏旅行者のオイラは、ビーチから外れた、安宿街へ。が、今、夏のいいシーズンということもあり、ビーチから外れた場所であるにもかからず、どこも、宿がいっぱい。困ったことに部屋が空いてない。「一部屋だけ空いてるよ」と言われ、ホッとしたら、値段が一泊300ディルハム(3000円)とか言われてガッカリすることになったり。で、5つくらいの宿を巡り、ようやく、なんとか、それなりの宿を見つけてチェックイン。
荷物を部屋に入れた後、早速、宿のおじさんに、カメラを修理してくれそうなお店の場所を聞く。近くに、カメラ修理職人もいるカメラ屋があるというので、訪れる。ズームレンズが伸びっぱなしのカメラを渡して、「これ、直ります?」と聞くと、一応明日までにやってくれるということなので、お願いすることに。
ふ~、まずは、カメラはなんとかなりそうだ、と、ちょっと安心した気持ちで、そのままアガディールの街をブラブラしていたら、果物ジュース屋を発見。なんと、ここのメニューに、アボガドジュースなるものがあるじゃないですか。エチオピアの味再び、と、早速、頼んで飲んでみたのだが・・・うむむ・・・なんか水っぽい。ジュースだな、こりゃ。ええ、メニューにはアボガドジュースって書いてあるから、<ジュース>ってことで、間違いじゃないんですけど・・・エチオピアの濃厚なスムージー状態のヤツを期待したオイラの方が間違ってました。しかもねぇ、ここのやつ、甘みを砂糖でつけているんですよぉ・・・エチオピアのは、砂糖じゃなく、なんかシロップみたいなのを使ってて、あれが、素敵な甘みをかもしだしていたんだよなぁ・・・ああ、ここでもあのアボガドジュースが飲める!って勝手に期待して盛り上がっちゃった分、ガッカリ感がデカい・・・
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