(English)
I stayed in Agadir.
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さて、今日はまず、ポータブルハードディスクをゲットすべく、コンピュータ屋探し。宿周辺をウロウロしたのだが、この辺には、ネット屋や携帯電話屋はあるものの、コンピュータのパーツを売っているようなお店がない。パソコンを持ってきている観光客向けに、高級ホテルが立ち並ぶビーチ沿いに、一軒くらい、パソコンショップがあるのでは?と思ってビーチに行ってみたのだが、ビーチ沿いにあるのは高級ホテルと、高級そうなレストランだけ。
しょうがないので、ネット屋に入って、「ハードディスクが売ってそうなところ教えてください」と聞いたところ、<Marjan(マルジャン)>というショッピングセンターに行けばあるよ、と教えてくれた。ふむふむ、これが、カズくんが言っていたショッピングセンターなのだろう。ところで、場所はどこにあるのですか?と聞くと、郊外で、隣町に行く道のちょうど中間くらいのところにあるという。ハッサンⅡ通りをまっすぐ行けばいいだけだけど、遠いからタクシーでね、と教えてくれた。通り沿いで分かりやすいのであれば、まぁ自転車で行っても、なんとかなるだろう、と一旦宿に戻って、ファニーバニーを連れ出し、ショッピングセンターに向かうことに。
隣町の方向と、ショッピングセンターの名前だけという、アバウトな情報だけでは・・・やっぱり道に迷った。が、マルジャンというショッピングセンターは、誰もが知っているようで、道行く人たちに聞くと、誰もが、あっちあっち、と、場所を教えてくれる。ということで、まぁ、なんとか、ショッピングセンターに到着。敷地に入ると、マルジャンの他にもいくつかモールがあり、その一つに、電器屋専門店みたいなのがあり、入ってみたところ・・・ここで、ようやく発見、500GBのポータブルハードディスク。ちょっと高めだったが、ここは迷わず、即購入。
ふ~、これで、ちょっと一安心。それにしても、ようやく、ショッピングセンターなるものが立ち並ぶ街が出現するようになったなぁ・・・この規模の街は、ナイロビ以来か?ウガンダ、エチオピア、セネガル、ガンビア、モーリタニアと、こんなショッピングモールが立ち並ぶような場所なんてちっとも見かけなかった。なんか、先進文明って感じがしますなぁ、ショッピングモールってと、久々のモールを目の前にして、しみじみ。
ちなみに、ここで、久々に見たマクドナルド。南アのケープタウン以降、アフリカでは一度も目にすることがなかった。
さて、ようやくハードディスクをゲットしたので、モール探索とかは、また次の機会にすることにして、今日のところは、サクッと宿に戻って、すぐに、バックアップ作業を開始することに。データ元のハードディスクが、また、途中でカラカラと鳴り出すのではないかと、ドキドキしながらの、バックアップ作業だったのだが、問題なく、必要なデータを全て移すことができた。めでたし。
その後、デジカメが修理し終えているはずなので、昨日預けたカメラ屋に行ってみたんですが・・・一応、動かなくなっていたズーム機能は見事に動くように戻っていた。おお、直ってるじゃないですか、アリガト~、お兄さんと、お礼を言ったところ、お兄さんが「一応、なんとかなったんだけど、一つ不具合が」と。ズームレンズをMAXまでズームさせたら、レンズエラーでシャットダウンしてしまうという問題が残ることになってしまったとのこと。まぁ、それでもMAXまでズームさせなければ、いいですよ、と受け取るオイラ。
と、ここで、「ところで、このカメラはビーチで落としたの?砂がめっちゃ入っていたけど」と、お兄さんからツッコミ。「いや、実はサハラで・・・」「ああ、サハラで使っちゃったのか。そりゃ、壊れるよ」そんな会話をしながら、試し撮りをしてみたら・・・全然ピントが合わなくなっちゃっている。いや、一応、ピントがあったような挙動はするのですが、写りこんだ写真がピンボケ写真ばっかり。ノー!!!これは全然直ってないじゃないですか~。なんとかしてください、時間はまだありますから、と、抗議して、店のお兄ちゃんに、もうちょっといじってもらうことに。とりあえず、他のカメラ修理とかもあるから、出来上がりは明後日になっちゃうとのこと。ま、いいです、ビデオ編集しながら待つことにしますから。う~む、しかし・・・これで直ったことにしてしまうお兄ちゃんの修理の腕前には、ちと不安が・・・直るだろうか、オイラのデジカメSX230HS・・・
そして、その後、携帯電話屋なんだけど、iPod Touchを修理してくれそうな店を発見。お願いすると、バックライトの交換なら一日で出来るよとのことなので、ここで修理を頼むことに。
ふ~、あとは、故障が直ってくるのを待つだけだ。なんかね、機械の調子が悪いと、旅の調子も出ないのですよ。オイラの場合は、特にカメラ。写真を撮ることで、旅を実感しているんオイラ。写真をガッチリ撮れないと、なんだか旅がフワフワと夢想のように定着しない。あの写真家アラーキーは、写真を撮るときいつもこう言っていたという
「その時写真に撮らなければ、記憶なんて消えてしまって残らない」
荒木さんのような写真は到底撮れないオイラであるが、この想いはよく分かる。メモ魔なオイラは、記憶の忘却を恐れている。学生時代、自分の記憶力のなさに嘆いたオイラは、自分の記憶なんてものは、あてにしていない。自分が確かにここにいたという実感。それは、心の中の旅の思い出なんていう曖昧なものではなく、写真やビデオという実像(いや、今やデジタルなので、それは実像ではないのだが)で欲しい。とにかく目に付いたものがあれば即カメラを取り出しシャッターを切る癖(だから、オイラの旅カメラは、ポケットにはいるものでなければならない。本当は欲しい一眼レフを買わないのはその理由による)や、毎日日記を克明に残しておく癖は、そういうオイラの性格がバックボーンにある。強迫観念による、ある種の病気です、ハイ。
まぁ、ということで、デジカメの調子が悪いと、テンションダダ落ちなのですよ。ここんところテンションがあがらないのは、おそらく、というか、絶対デジカメが原因です。しかも、SX230HSという名機、あのカメラでないと、オイラはもう、ダメなカラダになっちゃっていまして。今、代わりのカメラとして、レンズに傷がついて以来予備カメラとすることにした先代のSX210ISを使っているんだけど・・・SX230HSに比べて、連射シャッターを切れるまでの間が長すぎるのがイライラする。暗いところが写りにくいのも、カメラを取り出すのを躊躇する要因になっちゃっているし。ま、なによりも、これが予備カメラになる原因となったレンズの傷が、ね。静止画なら、レンズ傷によるシミみたいなのは、カメラ自体の優秀なゴミノイズ補正機能で消してくれたり、残ったとしても、あとでフォトショップとか使って修正直しが出来るんだけど、動画が致命的にダメ。動画ではカメラのゴミ補正がきかないから、素材に明確に黒いシミが残るし、編集時に消そうと思ったら、かなり大変な労力と時間を要することになる。
ということで、ここアガディールでしっかり電化製品を直して(特にカメラ)、今後の旅を充実させていこうと思ってます、ウッス。
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