(English)
I stayed in Essouira. I was editting trip video.
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今朝、メールチェックしたら、見慣れぬ送り主からの英語メールが届いていた。<Hi, Yoshi>から始まる文面、うむ、迷惑メールではないようだ、と読み進めてみる。送り主は、なんと、南米ペルーのクスコ近くの道で出会い、昼飯を一緒に食べただけで別れちゃった、フランス人チャリダー、ステファンからだった。あの時、メアド交換はしたものの、一度もメールのやり取りはしていなかったのだが・・・なんでも、オイラのHPはマメにチェックしていてくれたようで、「そろそろヨーロッパじゃないか。フランスに来たら連絡くれよ。ボルドーに居るからさ」との嬉しい内容。
もちろんさ~、近くなったら絶対連絡するさ~
と、即返事。いやぁ、実は、ヨーロッパに近づいてきたら、こんな感じで、旅で知り合ったヨーロピアンからメールが届くようになってまして。いや、なってきたと言っても数件なんですけど・・・中米コスタリカで知り合ったスペイン人のカルロスとは、ちょくちょくメールのやりとりをしていたんですが、モロッコに入った時、「スペインで待ってるよ~。あ、でも9月の頭はアメリカに出張に行っているから、その後にしてね」というメールをもらったし、パタゴニアで一緒だった、ドイツ人カップル、クリスチャン&ジェニファーからも、「今どこ?ヨーロッパはまだ?ドイツのヘイデルベルグに住んでるから、絶対寄ってね」というメールをもらってる。
こういうの、嬉しいザンス。ずうずうしいくせに奥手なオイラ、自分からは「近くに行くんで会いましょう」なんて言えなくて。いや、カルロスとかメヒコで出会ったマリオみたいに、割と頻繁にメールのやり取りをしている仲なら言えるんだけど、生存確認的にくらいしかメールを送らない相手だと、なかなか恐縮してしまって・・・ね。
そうそう、ようこ&ひろさんの旅ブログでヨーロッパに入ったら、旅途中で知り合った友人と再会がうれし楽しい、って書いてあったのを読んで、うらやましいなぁって思っていたんですよ。お二人みたいに英語が得意ではないオイラ、知り合ったヨーロピアンとも、たどたどしい英語でしかコミュニケーションがとれなくて。仲良くなりたいのに、深くまで入っていけなくて。友達・・・なんて言うにはおこがましい関係しか築けないまま、お互い、それぞれの旅に進んで別れ。一応もらったメアドにも、どんなメールを送っていいのやらって、悩んだまま、送れなかったりして・・・
だから、ステファンからのメールはめっちゃ嬉しかったのですよ。飯を一回ご一緒しただけなのに、こんなオイラのことを忘れないで、しかも、その後の旅路を気にしていてくれたなんて・・・しかも、ほぼ日本語でしか書いていないオイラのHPをチェックしてくれて・・・
あ、そして、さらに・・・10年以上前に、一緒のツアーでペルーに行った安藤さんと小野ちゃんからは、「夏休み、スペインに行くから、会えたら会おうね~」という連絡も。おお!ヨーロッパは、嬉しい再会ラッシュになりそうだ。
と、旅の未来にワクワクしてきたオイラであったが、編集中の映像素材が、オイラの気持ちを過去へと引っ張る。いや、いい意味で。ええ、今、大好きだったセネガル編を編集中。もう、素材を見返す旅に、郷愁の気持ちにさいなまれ、こぼれそうになる涙とともに、猛烈に、セネガルに戻りたい、って気持ちが沸いてきちゃってまして。
映像は、写真とは比べ物にならないくらい、強力な郷愁を引き出すメディアなのです。匂いや熱を再現するのは無理だとしても、動き、声、音が、その時その場にあった空気感を確実に再現してくれる。これによって、その時の気持ちがムクムクと記憶の中から引き出されてくる。ああ、楽しかったセネガルの日々・・・
と、旅の過去にもワクワクしちゃっているオイラであったが、オモチャ箱のようなエッサウィラの町が、オイラの気持ちを今へと引き戻す。ええ、エッサウィラの町を散歩していると、オイラの興味をくすぐる出来事がゴロゴロ転がっているのですよ。今日も歩いていたら、なにやら太鼓の音が聴こえてきた。魚が食える魚市場の方だ、と足をむけたら、大道芸人のおじさん二人組みが、生演奏中。で、オイラは、リグと呼ばれるパンデイロに似た打楽器を叩いているおじさんに興味シンシン。演奏後、観客の皆さんからお金を集め終わったところのおじさんにお願いして、リムをちょっとだけ習う。うむ、これ、パンデイロと奏法は通じるところがあるのだが、持ち方が違うので、またちょっと難しい・・・
で、魚市場に寄ったついでに、今日の昼飯は魚グリル。魚市場のお兄ちゃんに交渉して、今日は海老と小魚のオマケつき。ん~、ウマイ!
こんな感じで、未来、過去、そして今にワクワクできているオイラ。これは、ある意味、旅の状態として、最高にハッピーな時期なんじゃないですか、って思うのです、ハイ。
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