Highway running
高速道路は走ってもいいんですか?

2012.9.2 / Spain(Conil de la Frontera付近~Jerez de la Frontera) 本日 自転車50km走行 : Total 40060km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→ハムチーズサンド(スーパー) 夕飯→パエリア / 宿→Hostal San Andres(15ユーロ)

(English)
 I arrived at Jerez de la Frontera.



 今日の目標ポイントは、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラって街。今日も引き続きスペイン道をチャリ走りなのだが・・・手持ちの地図を見ると、この先にあるチダナ・デ・ラ・フロンテーラって街から先が、ハイウェイ表示になっちゃっている。昨日の感じだと、ハイウェイは自転車進入禁止だから、また回り道をしなくちゃならない羽目になるのかなぁ・・・しかし、今回は、回り道できそうな道すら表記されていない、うむむ・・・と、悩みどころではあるのですが、こういうことは、あまり、考えてもしょうがない。とりあえず、行ってみて、ダメだったらその時に考えるってのが、チャリヨシさん流、旅のしかた。一般的には、これを<いきあたりばったり>、と言う。

 さて、走り出してちょっとしたら、道脇にスーパーマーケットを発見。今日こそ、飯代を安くすませるべく、スーパーで食材買い。パンとハムとチーズという定番食材をチョイスした後、ちょっと冒険で、肉団子の缶詰を購入。二食か三食分くらいある、これだけの量で、しめて5ユーロ。まぁ、味気ない食事になるけど、とりあえずお腹を満たすため、と割り切れば、十分でしょ。

 さて、チダナ・デ・ラ・フロンテーラの街に入ると、街中には、自転車専用道路なるものが出現。ふむむ、なるほど、これがヨーロッパがチャリに優しいといわれているインフラなんですな。確かに、この上を走るのは、快適。道はちゃんとしているし、なにより車を気にしなくていいのがいい。で、この道を走って、街を抜けたところ・・・

 いきなり高速道路の入り口が目の前に出現。そして、あるのは、高速道だけ。回避道路なんてない。う~ん、ヨーロッパ、チャリに優しいっていうのは、一部だけですよ。走っていいところは、インフラが整っているけど、そのインフラは、突然終わったりする。ここまではいいけど、ココから先はダメねっていうつくり。チャリで街中サイクリングな人は、それでいいかもしれないけど、チャリで次の街まで走るなんていう、ガッツリ走りの人には、全然優しくなんかないんじゃね?

 さて、と、どうしようかなぁ、と立ち止まって考えていたら、オイラの脇を一人のサイクリストが駆け抜けていった。そして、そのまま高速道へ突入。ん?ここは、チャリで入っちゃってもいいのですか?そういえば、よく見ると、ここの道にはチャリ進入禁止のマークがない。昨日の道には、明確にチャリ進入禁止マークが書いてあったのだが・・・

 書いてなければいいのですか?高速道のチャリ走り。

 まぁ、ハイウェイのチャリ走り自体は、アメリカで散々やってきたし、そんなに恐れるものでもない。が、禁止されているところを走るのって、やっぱり気になっちゃうから、精神的にストレスになるのがイヤなだけで。ここは、マークがないし、チャリのお兄さんが入って行っちゃったことだし、たぶん、大丈夫な道なんだ、と自分の中で勝手にOKということにして、オイラも、高速道に突入。

 高速道の走りは、実は快適なのですよ。車は予想外の動きをすることがないし、路肩は広いし。ただ、景色があまり面白くないのが、ビミョーなだけで。

 ということで、快適なハイウェイ走り、快走のため、あっという間にヘレスに到着。ヘレスの街は、こじんまりとして、オイラ的にはちょうどいい規模の街っぽい。

 早速、街中に入って、宿を探す。ロンプラに載っていた最低料金の宿へ、とりあえず行ってみる。が、最低料金で一泊20ユーロ。やっぱりヨーロッパは宿代が高い。しかし、ココで、明日、日本からやってくる安藤さんと小野ちゃんと、再会する約束になっているから、泊まらないワケにはいかない。ダメもとで、「二泊するから安くなりませんか?」と聞いてみたところ、「じゃぁ、一泊15ユーロにしてやろう」と。うむむ、言ってみるもんだ。一泊5ユーロも下げてくれるとは。

 で、泊まることになった宿は、バストイレは共同だが、素敵な中庭とかもあって、もちろんWifiが飛んでいて、超快適。あ~、まぁ、このサービスだったら少々値段が高いのも納得ではあるんですが・・・ヨーロッパの宿、きちんとしているから宿代が高いんでしょ。もっと手を抜いていいからその分安くしてくれる宿があるといいのに。チャリダー的には、ここまでのサービスはいらない、といいつつ、快適な宿ライフを満喫してしまうオイラなのであった。

 さて、一息ついたあと、ヘレスの街を散策。スペインに入って、ようやく、街らしい場所を歩くことに。いやぁ、やっぱり好きだなぁ、スペイン、アンダルシアの町並み。青い空にはえる白い壁。スペイン小道は雰囲気満点だし、ちょっと歩くと見えてくるカテドラルがビックリするくらい荘厳で大迫力。

 そんな雰囲気に飲み込まれ、かつお腹も空いていたので・・・節約しなきゃと思いつつも、ついつい、レストランへ。そして、パエリアと・・・西澤さんに、「私の分まで飲んでおいて」と言われたし、と、自分に言い訳し、シェリー酒もオーダー。

 う~ん、このシェリー酒、結構強いぞ。グダグダに酔ってきた。何々・・・アルコール15%?ふむむ、日本酒と同じくらいじゃないか。これ、一人で小瓶一本は多すぎた。グラスシェリーで十分だったよ・・・