Enter to Andorra
コレさん、向かってくれてたのね!

2012.9.28 / Spain→Andorra(La Molina付近~Andorra la vella) 本日自転車83km走行 : Total 40557km走行
天気:曇時々雨時々晴 ネット:1
朝飯→ベーコントルティーアサンド 昼飯→ハムサンド 夕飯→ハムサンド / 宿→Camping Valira(テント泊10.95ユーロ)

(English)
 Today I arrived at Andorra.



 朝、起きてテントから出た時には青空が見えていたのに、走り始めたらあっという間に雲が広がって曇天となってしまった。う~ん、山の天気って変わりやすいのねん。

 さて、野宿生活で、困るのは水。ピレネーには小川が流れていたりするのだが、なんとなく生水を飲むには抵抗がある。そこで、朝コーヒーを飲みに入ったレストランで、ついでに、トイレと水補給をさせてもらっちゃうというのが、ここ二日のピレネー走りのスタイル。ヨーロッパ、水道水は普通に飲めるので、トイレで水を補給させてもらおうとすると「飲むための水?だったら、こっちの水のほうがいいから」と、わざわざ台所に案内して水を汲ませてくれたりする。

 そして、食べ物は・・・町に到着した時に、スーパーで食材を買い込んでおくんですよ。今日朝到着した町にはカルフールがあったので、ここで、バゲットとチョコレートを購入。ちなみに、手持ちの食材は、これプラス<Curado生ハム>。基本的にバゲットに生ハムを挟んで食べるだけのシンプル飯ですが、これが、超うまい。しかも、毎回この生ハムサンドでも飽きない美味しさ。いやぁ、スペインでは、ホント、生ハムを堪能してますよ、ハイ。

 水も食料も補給が終わり、走っていたら・・・前方から、旅チャリダーな二人組みが見えてきた。すれ違うタイミングでお互い走りを止め、近寄る。二人は、リチャードとデイブというイギリス人チャリダーだった。ロンドンから出発し、ピレネーを越えてきたという。これから北京までユーラシア大陸を横断するという二人。お、ならオイラと一緒ジャン。この後またどこかで会えるかも、その日を楽しみにしているよ、と握手してお別れ。

 さて、今日は途中で雨が降ったりとまた嫌な天気に。そんな雨降る道を、カッパを着ながら前に進む。今日の目的地はアンドラ。ちなみに、アンドラって国です。え?そんな国知らない?ええ、オイラも知らなかったんです、この国。でも、以前聞いていた<世界一周たびたびニュース>で、アンドラって国に世界一長い滑り台がある、って紹介されてて。むむ?世界一長い滑り台・・・面白そうじゃないですかっていうことで、興味を持ったんですよ。ということで、これから向かうアンドラは、滑り台目的です、ハイ。

 アンドラもシェンゲン加盟国であるため、特にパスポートチェックもされることなく、なんなく入国。が、アンドラには、スペインとの国境のところに一応、検問所みたいなのがあって、そこで、車が止められてなにかチェックされたりしていた。なんなのだろう、チャリもチェックを受けなきゃいけないのかな?と思っていたら、「タバコやワイン持ってる?持ってない、じゃ、行ってOK」と言われた。後から分かったのだが、アンドラは、免税の国。高い税金がかかるタバコとか電化製品がめっちゃ安く買えるということで、わざわざみんなアンドラにやってくるのだ。で、車が止められていたのは、許されている以上のものを買って外に持ち出していないかのチェックだった。

 そんな理由で、何もないと思っていたアンドラに向かう道は、めっちゃ交通量が多くて。なるほど、皆さん買い物するために、アンドラに向かっていたのですな。

 さて、スペイン側からアンドラに入ってすぐに、サン・フリア・デ・ロリアという町があった。インフォメーション案内によると、どうやら、この町に噂の世界一長い滑り台があるらしい。なんと、滑り台の全長は5.3kmとのこと。

 明日にでもチャレンジするか、と思って、今日はこのサン・フリア・デ・ロリアに泊まろうと思ったのだが・・・安い宿は満室。で、キャンプサイトがこの町には無いとのこと。キャンプサイトは、もうちょっと行ったアンドラ・ラ・ベラというアンドラの首都まで行かないとないようなのだ。

 ということで、結局アンドラ・ラ・ベラまで来て、キャンプサイトにチェックイン。で、ここでようやくフィゲラス以来となるネットにアクセスすることができまして。メールチェックしたところ・・・なんと、ブラジルのサルバドールで一緒に太鼓を叩いたコレさんが、フランスからスペインに向けて走ってきてたっていう連絡がFacebook経由で書かれてまして。で、オイラにニアミスして、もう、バルセロナに到着しちゃったとのこと。

 いやぁ、実はフィゲレスに滞在していた時に、「ひょっとしたら、スペインに行くかも」ってコレさんからメールが入ってて。でも、腰の重いコレさんのことだから、まさか来てくれることはないだろうって思っていたのに・・・ホントに来てくれるとは。う~ん、ニアミスしちゃって残念だ・・・