(English)
I left from Bamako today. I started to run by bicycle.
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いよいよ、バマコ出発の朝。ようやく西アフリカをガッチリチャリで走ることにしたチャリ旅再開の朝。アワ姉さんが「明日の朝飯に食べて」と、コッヘルに入れて渡してくれていた、昨日作ったヤッサを、朝起きて美味しくいただく。
お世話になったボクムさん、そしてアワ姉さん、ロキアさんに挨拶し、山口トモトモ夫婦に見送られ出発。いつもなら、こうした出発時の風景は、オイラが自身で片手にカメラを持ちながら撮影するのだが・・・今回は、トモさん（旦那さん）がカメラマンになってくれたので、これまでとは違った出発風景映像を、カメラに収め・・・旅立ち。いやぁ、編集が楽しみだ。
で、走り始めたバマコ道。車やバイクの通りが多く、チャリ走りが、ちとメンドクサイ。セグー川を渡って、しばらく走ったら、バマコ市外へ出て、ようやく車の通りが少なくなり、走りやすくなった。
懸念していた暑さも・・・走っていると、結構風を受けることができ、この風が、それなりに、涼しく感じることが出来るので、思ったよりは暑くはない。この時期のマリは、ジッとしていると暑いのだが・・・むむむ、チャリだと、さほどでもないか？と言っても、思ったよりは暑くなかった、という程度の話であって、暑いのは暑いです、ハイ。
さてさて、走り始めたバマコ郊外からの道ですが・・・ミシュランの地図ではずっと赤く塗ってある＜舗装＞幹線道路を走っているはずだったのだが・・・どうやら、アスファルトを張りかえる舗装工事をやっているらしく、迂回道を走らなければならなくなり、この迂回道が・・・未舗装道路だった。で、この舗装工事がひたすら続いていて、延々、未舗装道を走っていかねばならないハメに。
そんな未舗装迂回路を走っていると、途中工事をやっている最中の幹線道路の様子を見ることができた。で、作業中のアフリカ人に混じって、アジア人がちらほら居まして。どうやら、工事の指揮を取っているらしい人が、中国人みたいなんですよ。う～ん、西アフリカ、どこへ行っても、一回も中国人を見ることがなかったのに、なんでこんなに「シノワ、シノワ（中国人）」って言われるんだろうって思っていたんだが（東アフリカでは中国系の人が経営しているスーパーなどがあり、中国人が存在していることが伺えたのだが、西アフリカにはそういった中国系スーパーも見かけない）、どうやら、こういう仕事関係で、西アフリカ人と中国人には接点があるようだ。
結局、本日はほとんど未舗装道を走ることになりまして。ただでさえ、久々のチャリ走りってことで、なまった体にキツイのに、未舗装道だったので、もう大変。すっかりバテバテになり、まだまだ時間的には全然余裕があったのだが、70kmほど走ったところにあった、Santiguilaという村に到着した時点で、今日はもう、ダウン。
もう、今日はココで泊まろうと思ったのだが・・・なにぶん、小さな村なので、宿泊施設なんてなさそう。一応、ガソリンスタンド（といっても、ビンにガソリンを入れて売っている簡易スタンド）のおじさんに、「この辺に泊まれるところありませんか？」と聞いたところ、「ないよ」と予想通りの答え。う～ん、じゃぁ、村からちょっと出たところら辺で野宿でもするかぁ、と思ったオイラの考えを見越してか、おじさんが「その辺で寝ればいい」と言ってくれた。おお、許可をいただけるとはありがたい、ということで、今日は、＜その辺＞で寝ることに。
＜その辺＞と言っても、日があるうちは、村の人が行き来しているんで、テントを張っても邪魔になっちゃうだろうと思い、とりあえず、日が暮れるまで、ガソリンスタンドのベンチで休ませてもらうことにしたオイラ。休みがてら、村を行き来する人たちのことをボーっと眺めていたんですが・・・そこで、食べ物売りの女の子に、おもわず目が釘付けになってしまいまして。ラグーというジャガイモを煮たものを売っていたこの女の子、びっくりするくらい美人さんだった。思わず写真を撮らせてもらっちゃったんですが・・・う～ん、オイラの写真テクじゃ、1/10くらいしか美人具合を撮りきれなかった。実物は、そりゃもう、美人オーラでまくりでしたよ、ハイ。
さてさて、夕刻、学校帰りの子供達によるお決まりの「シノワ」攻撃を食らい、ちょっとテンションが下がりながら、ようやく暗くなってきたので、ガソリンスタンド脇に、テントを張り、寝床につくオイラ。うむむ、この村、あの美人のラグー売りの女の子以外にも、結構面白い光景が見れたのに・・・結局疲れと、シノワ攻撃のため、あまり写真やビデオを撮らなかったなぁ・・・こういう時に、ビデオをまわしてこそ、面白い素材がとれるもんなのに。今のオイラに足りないのは、その踏ん張り度合いだ、と反省してみたりしたのだが、いや、それは疲れがとれた今だからこそ思えるわけで・・・疲れきってガソリンスタンドのベンチでボーっとしていたあの時に、カメラなんて取り出せないって。あの女の子を撮っただけで、精一杯だったよ、あの時は。
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