Beautiful Norway
この景色を見たかった!

2013.8.2 / Norway(Granvin付近~Vik手前) 本日 自転車73km走行 : Total 46597km走行
天気:雨のち晴のち曇時々雨 パンク:1 自転車折りたたみ:1
朝飯→自炊ご飯 昼飯→弁当ご飯 夕飯→パン / 宿→野宿

(English)
 I run on Norway road.



 今日は早めに支度を整え、出発。と、いきなり上り坂が待っていた。つづら折のメンドクサイ上り道。荷物が重いオイラは早々に、こぐのを諦め、押して上る作戦に切り替えた。そして、のぼり終えたところで、下を見ていたら、チャリをこぎ、ぐんぐんと上っているサイクリストが見えた。おお、やっぱりこぐと速いな。あっという間にオイラは抜かされてしまった。

 で、頂上まで行ったところで、休憩していたその男の人と再び遭遇。イギリス人のこの方、奥さんと二人でチャリ旅をしているらしい。奥さんは、まだ坂の下のほうをゆっくり上っているらしく、待っているところだという。では、お先に、ということで、先を急ぐオイラ。

 その後、緩やかな下り坂になり、楽ちんだ・・・と思っていたら、雨が降り始めたので、屋根つきバス停に退避。雨が多いノルウェーでは、屋根つきのバス停が多い。なので、雨宿りは比較的簡単にできるんですよ。しかし、雨宿りしやすいのはいいのだが、頻繁に降る雨の度に雨宿りしていては、全然前に進めない。雨の中を走るってのも出来なくはないんですけどねぇ・・・なるべくならやりたくない。

 1時間ほど待ったら雨が小雨になってきたので、出発。Vossの町に到着する頃には雨はすっかり止み、雲も晴れて太陽がのぞくようになっていた。このコロコロ変わるノルウェーの天気。いやぁ、付き合うのは大変ですよ。どうせ、この太陽も長続きしないはず・・・

 さて、Vossの町は特に用事がなかったので、そのまま素通り。しばらく走っていたら、目の前にドンとそびえる山が見えてきた。まさかあれを上らせるなんてことはしないだろ、きっと迂回道があるはずさ、と思いながら近づいてみたら・・・そのまさかだった。<Z字>を二つくっつけたカタチのヘアピンカーブの道がそびえ立つ山に刻まれているじゃないですか。

 本日二度目の丘越え開始。ここでも、こいで上ることは出来ず、押して上るオイラ。あ~、なんでこんな丘を上らなきゃなんないのよ、今日はもう、午前中に一回丘越えしているから、もう、いいのに・・・と嘆きながら上ったのだが・・・今回の丘越えは丘を上った後に、素晴らしい世界が待っていた。

 これまでは、ずっとフィヨルドの、水沿いとか、えぐられた中道ばかりを走ってきて、どちらかというと、下から眺め見るばかりの景色だった。もちろん上りとかもあったのだが、その後すぐにダウン道となり、また降りてしまい、いつもの見上げる景色にすぐ戻るって道ばかりで。

 その点、ここの道は上った後、しばらく上りっぱなしになっているっぽかった。山の峰につくられた道らしい。うむむ、この感じ・・・そうそう、こういう風景を見たかったんですよ。こういう風景をノルウェーに期待していたんですよ。

 左右にそびえる岩山の真ん中に海がある、っている<ザッツ・フィヨルド>の風景は、正直見飽きてたんです。写真でよく見てたし、実際見た景色も、「あ、写真のままだ」って思ったし。もちろん、プレーケストーレンみたいな場所は、別格で、あそこはあそこで、スゲェって思えたんだけど。

 で、オイラが期待していたのは、まさに、ここのように、荒涼たる大地の世界だったんですよ。人の存在を否定するがごときの空間。

 今日は、めちゃめちゃ気に入ったココで、野宿することに。う~ん、しかし、明らかに雲行きが怪しくなってきているんだよなぁ・・・ま、いっか。テントを張って中に入っちゃえば大丈夫だろ・・・さて、中に入って後は寝るだけだ・・・ん?風が吹いてきたな・・・おお!?めっちゃ強風になってきたぞ!ひぇ~テントが飛ばされそうなんですけど・・・










































































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