Ukraine Language
ウクライナ語を覚えなきゃ

2013.10.12 / Ukraine(Mostyska~Lviv) 本日 自転車69km走行 : Total 49123km走行
天気:曇 自転車折りたたみ:1 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→スープ+ハンバーガー 夕飯→小皿料理 / 宿→LeoCity Hostel(ドミ100グリブナ)

(English)
 I arrived at Lviv.



 ウクライナに入って困ったこと。それは、意思疎通が難しすぎるってことだった。

 今回ヨーロッパに戻ってきてから、ドイツ&北欧では、英語が普通に通じたんですよ。皆さんあまりに普通に英語を喋るもんだから「Can you speak english?」って聞いて確かめる必要もなかったくらい。それが、バルト三国を下るあたりから、英語が通じづらくなってきて・・・ポーランドでは、ロベルトファミリーとかほんの一部の人たち以外には、全然英語が通じなかった。それでも、ポーランドでは、ロベルトにカタコトポーランド語を習ったし、文字がアルファベットを使っていたため、書いてあるものならば、なんとなく推測できる。道路標識とか、レストランのメニューとか、宿の代金とかは見て分かるから、喋り言葉はたどたどしいながらも、なんとかやってこれた。

 で、ウクライナでは・・・文字も読めなくなってしまった。ウクライナ語は、キリル文字を使う。見慣れない文字のため、書いてあることがまったく推測できないのだ。昨日も、「一番安い部屋に泊まりたい」ということを伝えるのに、1時間かかった。最初に案内されたのが、バストイレ付きの綺麗で高そうな部屋だったので、「バストイレは共同でいいから、もっと安い部屋を」と伝えたかったのに、宿のおばちゃんにはなかなか伝わらず。おばちゃんが、紙に何かを書いてくれたりもしたのだが、読めず・・・結局、全部の部屋を見せてもらって、一番安そうな部屋に決めたのだった。

 そんなウクライナ。走り始めて目に付くのは、キリル文字の看板と、頭がタマネギ型の教会たち。キリル文字はロシアの文字だし、教会は、サンクトペテルブルグで見たロシア正教の教会によく似ている。う~ん、ロシアを走ると、こんな感じなのかもな・・・そういえば、ロシアを走っているライダーのコレさんも「ロシアは言葉が通じなくて大変です」って言ってたから。

 さて、お昼。腹が減ったので、レストランっぽいところに入ってみた。メニューを見せてもらったのだが、当然読めない。写真を添えてくれていたらいいのに・・・と思うものの、こんな片田舎の町のレストランには、普段は地元の人しかこないのだろう。そんな地元の人は、頼むものなんて決まっているだろうし、そもそも、メニューすら使われていないのかもしれない。

 読めないし、聞けないし、聞けたとしても言われたことが分からないし、ということで、ここは、もう、適当なものを指差して頼むしかない。おそらくメインディッシュが書かれているであろうページを開いて、一番上のものを指差して、オーダー。

 10分後、運ばれてきたのは、スープだった。カツレツみたいなのを頼んだつもりだったんだけどなぁ・・・まぁ、パンもついていたし、とりあえず、これはこれで、カラダも温まるし、いいかと、いただくことに。ちなみに、このスープのこと、店のオネエサンが「ボルシチ」って言っていたことだけは分かった。ボルシチってロシア料理かと思っていたのだが・・・どうやら、オリジナルはウクライナらしい。ビーツという野菜を使って、赤味がついているのが、ウクライナ・ボルシチの特徴。

 さてさて、そんなこんなのウクライナ道。周囲は畑だらけの田舎風景が続く。道ですれ違うのは、車と馬車と、自転車に乗ったおじさんだけ。

 で、昼過ぎくらいに、ウクライナの古都リヴィウに到着。シェンゲンも抜けたことだし、ウクライナでゆっくりしようと思っていたオイラ。リヴィウは、落着くのにちょうどよさげな町だ。安い宿を見つけて、何泊かすることにしようと、いくつかチェックしておいた宿に行ってみたのだが・・・どこも、満室だった。ちなみに、リヴィウは、ウクライナのメジャーな観光地。ちょうど週末だし・・・そろそろ寒くなってきたとはいえ、この辺は、まだシーズン。

 やっぱり事前にネット予約しておかないといけなかったかぁ、と、若干悔やみながら、ホステルの看板をみかける度に、入って空きベッドを聞いていったところ・・・6軒目でようやく、ベッドの空きがある宿に辿り着いた。しかし、この宿、他の宿はどこも満室だというのに、なぜか、たくさんベッドが空いている。部屋は清潔そうだし、受付のお姉ちゃんは綺麗だし、トイレシャワーもちゃんとしてそうなのに、なぜ?値段がちょっと高めだからなのかな?

 ま、とにかく、5軒もNGだったからな。泊まれるだけでもありがたい。

 さて、早速リヴィウの町を散策。町にはそこらじゅうに、美女さんが闊歩していた。噂どおり、ここも美人天国のようですわ。

 そして、宿の斜め前にあるスーパーで、オイラのドタイプの売り子のお姉さんに遭遇。うん、ココはやっぱり数日延泊しなくちゃね。毎日このスーパーに通えば・・・この美女お姉さんとお近づきになれるかも。

 しかし、挨拶もままならないってんじゃ、ダメだ。ウクライナ語を覚えなきゃ。「僕の自転車の後ろに乗って、日本まで行きませんか?」、いや、これはまだまだ早すぎる。まずは、挨拶言葉を覚えて、値段の聞き方を覚えて、お礼を覚えて・・・
































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