This is not what I ordered
適当に食事を頼んだらアイスが出てきた

2013.10.17 / Ukraine(Lviv~ Галич(ハールィチ)) 本日 自転車107km走行 : Total 49230km走行
天気:曇 自転車折りたたみ:1
朝飯→惣菜料理 昼飯→パン 夕飯→アイスクリーム / 宿→Hotel(シングル50グリブナ)

(English)
 I run on Ukraine road.



 とりあえず、リヴィウでだいぶ日記を書き進めてアップすることができた。といっても、まだノルウェーで3週間停滞していた時の日記までなのだが・・・あ~、まだまだ残っているぜ。いやぁ、今回は貯めすぎたな。忙しいヨーロッパといえども、ちょくちょく停滞する機会はあったのだから、少しずつでもいいから書き進めておけばよかったよ。ふ~。

 もうちょっとリヴィウに居て、残りの日記を書くってのもいいかな、と思ったりもしたのですが、あんまりダラダラしていると、昨年のバルカン半島の二の舞になってしまう。アルバニアのティラナで調子に乗って、日記を書き上げたのはよかったのだが、停滞中に冬が追いついてきちゃって、その後の走りが大変になっちゃった昨年。今年はあの失敗を繰り返すことないように、長期沈没するなら、冬に追いつかれても、もう大丈夫っていう場所でしなくちゃ。

 リヴィウでは、まだ冬に追いつかれたら困る。この後、モルドバ、ルーマニアと走るからだ。ルーマニアまで行っちゃえば・・・その後は、昨年訪れたブルガリアとトルコ(イスタンブール)だから、いざとなれば、バスや電車に乗ってもいいし、飛行機で飛んじゃうのもアリ。

 え?リヴィウに滞在していたのは、斜め前のスーパーの美女お姉さんとお知り合いになりたいからだったんじゃないの??それはどうなったの???冬が来るとか、関係ないじゃん、と、突っ込まれるのはごもっとも。ええ・・・斜め前のスーパーの美女お姉さんは、ガードが固すぎてアタックしきれず。なので、もう、諦めたから、ってのがリヴィウを去る真相なのでした、ハイ。

 まぁ、ともかく本日、リヴィウを出発。マリアさんとヨセフさんにお別れを行って、宿を出る。リヴィウの町をちょっとでも出ると、周囲はまた、田舎の風景に戻った。

 ヨーロッパは、実は、大抵の場所が田舎。よくイメージされる<ヨーロッパらしき風景>ってのは、ホンの一部でしかない。もっとも、バス移動の旅だと、<ヨーロッパらしき風景>を点で結んで移動することになるだろうから、ヨーロッパに来ても、<ヨーロッパらしき風景>だけを堪能して、イメージを保ったまま戻っていけるのだろうが・・・線で移動しなくちゃならない自転車旅をしていると、ヨーロッパのイメージは見事に覆される。

 乗用車とともに、トラクターや馬車が道を走っている。いや、トラクターや馬車ならまだいい。道には、牛やアヒルも溢れていて、通行の邪魔をする。ド田舎の光景だ。

 田舎暮らしは、農家といっても清潔で、むしろ贅沢さを感じさせます、という観光客向けの田舎アグリツーリズムよりディープな世界が広がっている。

 とは言っても、ド田舎であることを悪く言っているワケではないので、誤解のなきよう。オイラはむしろ、こういう場所の方が好き。田舎であることは、何も問題ない。が、アスファルトがボコボコになったままにしているのは、いただけないや。ウクライナの田舎は、道がひどすぎるのが困ったものだ。

 そんな田舎道では、スーパーをちらほら見かけた。リヴィウのような街には、一軒もなかったのに・・・まぁ、買い物をするには、遠出しなければならないような田舎だからこそ、まとめ買いがしやすいスーパーが便利ってことで、需要があるのだろう。

 さて、夕刻に小さな町に到着。ここを抜けるとしばらくは町はないようだ。町を抜けたら人っけはなくなるので、道端で野宿してもいいかな、と思っていたのだが、ちょうど、町外れに、ホテルを発見。一応値段を聞いてみたところ・・・なんと、一泊50グリブナとのこと。しかも、部屋はシングル。うむむ、リヴィウの宿は、ドミで一泊100グリブナだったのに・・・半額でしかも、シングルって。

 それほど安いのなら、と、チェックイン。そして、腹が減っていたので、レストランで飯を食べることに。宿代が安かった時は、その分、食費にまわせますから。ちょっと贅沢気分のレストラン・・・と言っても、東欧ではレストランで食べてもそんなに高くはないのですよ。

 さて、カフェっぽいレストランを発見して、中へ入ってみた。メニューを渡してくれたが、相変わらず読めない。目の前に品物があるのなら、話し言葉でオーダーできるようにはなったのだが、メニューを見てのオーダーは相変わらず、苦手。

 しょうがない、また指差しだ。ウクライナに入って最初に入ったレストランで、最初の方のページの方の一番上を指したら、ボルシチが出てきたからな。ここでも、最初の方のページの一番上をお願いしたら、それっぽいスープでも出てくるだろう、と思って、最初の方のページの一番上を指差して、オーダー。

 5分後、運ばれてきたのは・・・アイスクリームだった。

 テーブルの上に置かれたアイスに、しばし呆然。

 オイラ、めっちゃ腹が減っているのに。

 よりによって、アイスクリームって・・・

 こんな、旅初心者でもやらなさそうな、コントのようなことをやっちゃった自分に笑えて来た。

 あはは・・・(涙)

 とりあえず、腹がめっちゃ減っていたので、アイスクリームをがっついて食うオイラ。アイスクリームって、がっついて食べるものじゃないですよ・・・

 



































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