(English)
I run on Romania road. I arrived at Brasov
|
|
今日も、相変わらず、道で出会う人たちが、よそよそしい。人との絡みがなくなって、物足りなくなりそうな、ルーマニア道だったのですが・・・代わりの楽しみを見つけちゃったのですよ。
それは・・・食。
大きな町ブラショフに近づいてきたためなのか、道を走っていると、道脇に、いろいろな出店をみかけるようになった。で、小腹が空いたオイラは、買い物をしようと思い、スーパーに入ろうとしたところ・・・スーパー入り口の前に、<Mici>と書かれた屋台を発見。ここで、ジュージューと、美味しそうに肉を焼いていたのですよ。あまりに美味しそうだったので、一皿頼んで、食べてみたら・・・
ほっぺたが落ちるくらい美味かった。
なんだ、この、ふわふわでプリプリでジューシーという奇跡の味わいは!!!
最初の一皿は、あっという間に平らげてしまい、もう一皿頼むオイラ。
この<Mici(ミチィ)>というのは、香辛料を加えた粗挽肉を一口大の棒状にして焼いた料理。まぁ、いうなれば、皮なし餃子ってとこ。モロッコのケフタに似てはいるのだが、アレより全然美味い。
この店では、一皿頼むと、4つのMiciに、パンつけて出してくれた。値段は一皿150円。激安。まさに、庶民の味だ。で、食べる時には、肉に、マスタードをたっぷりつけて食べる。
いやぁ、ちょうど腹が減っている時に食べちゃったってのもあるんだけど、こりゃ美味すぎた。うむむ、皮なし餃子もあなどれんな。餃子研究家としては、皮なし餃子であるミンチ肉焼きも、<餃子に似たもの>として、追求していったほうがいいかも。しかし、そうなると、ハンバーグや、メンチカツまで研究対象内ってことになりそうだ。いや、もうちょっと拡大解釈すれば、コロッケーも・・・
あ、なんだか、急に、コロッケが食べたくなってきちゃった。ああ、大正屋のコロッケが食べたい。
さて、走り始めたオイラが、次に出会ってしまった食べ物は・・・通称クルクルパンと呼ばれる、Kurtos Kalacsというパンだった。いや、これ、はじめは、肉を焼いているんだと思ったんですよ。もうちょっと肉が食いたかったオイラは、てっきり肉だと思って、近づいたのに・・・おばちゃんが焼いているのは、パンだった。
しかし、このパンが結構美味しそうで。よくよく見ると、通りには、このおばちゃんの出店だけではなく、何軒も何軒も、ズラリと、クルクルパンの出店が並んでいる。名物らしいし、ちょっと食っておくかと、一つ買って食べてみたところ・・・シナモン風味で、砂糖がまぶしてあり、めっちゃ美味い。丸ごと一個は、見かけはデカイのだが、生地自体は薄いので、ペロリと一個食べれちゃう。そして、これは、食べる時が楽しい。円筒のパンに切れ目が入っていて、バネみたいに、一続きにほどけていく。
ちなみに、このクルクルパン、これまた、コンちゃんから後で、教えてもらったのだが、ハンガリーの名物らしい。ルーマニアのこの辺で売られているのは、ここがもとハンガリーの地だったことを示す光景。うむむ、確かに、これまでのラテンなルーマニアを走っている時には、クルクルパンは、全然見かけなかった。人々がおとなしい、旧ハンガリー領の地域に入ってから、急にクルクルパンの出店が目に付きだしたのだ。
人々の態度、食べ物文化・・・それらの変化を連続して感じられるのは、線で移動するチャリ旅ならでは。
さてさて、今日はそんな感じで、食べ走りを楽しみながら、ブラショフに到着。ドラキュラ城とか、世界遺産の町シギショアラとか、九十九折な名所道のトランス・ファガラシャンなどが周囲にあり、まさに観光の町であるブラショフ。ここには、パッカーが泊まる安宿がありまして。チェックインした宿は、一泊1000円以下と安値だし、めっちゃ居心地いい感じ。
あ~、ようやく、落着ける宿に辿り着けたよ。
溜めに溜めている日記やサイトの更新、ココに篭ってやることにしよう。さぁ、ここで、一気に追いつくぞ!・・・って、追いつくまでに一体どれくらい、ココに滞在することになるのだろうか・・・
|
|
|