With eating fast food
食べ走りが楽しい

2013.10.30 / Romania(Poiana Sarata付近~Brasov) 本日 自転車95km走行 : Total 50201km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→ミティ 昼飯→サンドイッチ 夕飯→瓶詰め煮込み / 宿→Liberty Villa Hostel(ドミ30ルーマニアレイ)

(English)
 I run on Romania road. I arrived at Brasov



 今日も、相変わらず、道で出会う人たちが、よそよそしい。人との絡みがなくなって、物足りなくなりそうな、ルーマニア道だったのですが・・・代わりの楽しみを見つけちゃったのですよ。

 それは・・・食。

 大きな町ブラショフに近づいてきたためなのか、道を走っていると、道脇に、いろいろな出店をみかけるようになった。で、小腹が空いたオイラは、買い物をしようと思い、スーパーに入ろうとしたところ・・・スーパー入り口の前に、<Mici>と書かれた屋台を発見。ここで、ジュージューと、美味しそうに肉を焼いていたのですよ。あまりに美味しそうだったので、一皿頼んで、食べてみたら・・・

 ほっぺたが落ちるくらい美味かった。

 なんだ、この、ふわふわでプリプリでジューシーという奇跡の味わいは!!!

 最初の一皿は、あっという間に平らげてしまい、もう一皿頼むオイラ。

 この<Mici(ミチィ)>というのは、香辛料を加えた粗挽肉を一口大の棒状にして焼いた料理。まぁ、いうなれば、皮なし餃子ってとこ。モロッコのケフタに似てはいるのだが、アレより全然美味い。

 この店では、一皿頼むと、4つのMiciに、パンつけて出してくれた。値段は一皿150円。激安。まさに、庶民の味だ。で、食べる時には、肉に、マスタードをたっぷりつけて食べる。

 いやぁ、ちょうど腹が減っている時に食べちゃったってのもあるんだけど、こりゃ美味すぎた。うむむ、皮なし餃子もあなどれんな。餃子研究家としては、皮なし餃子であるミンチ肉焼きも、<餃子に似たもの>として、追求していったほうがいいかも。しかし、そうなると、ハンバーグや、メンチカツまで研究対象内ってことになりそうだ。いや、もうちょっと拡大解釈すれば、コロッケーも・・・

 あ、なんだか、急に、コロッケが食べたくなってきちゃった。ああ、大正屋のコロッケが食べたい。

 さて、走り始めたオイラが、次に出会ってしまった食べ物は・・・通称クルクルパンと呼ばれる、Kurtos Kalacsというパンだった。いや、これ、はじめは、肉を焼いているんだと思ったんですよ。もうちょっと肉が食いたかったオイラは、てっきり肉だと思って、近づいたのに・・・おばちゃんが焼いているのは、パンだった。

 しかし、このパンが結構美味しそうで。よくよく見ると、通りには、このおばちゃんの出店だけではなく、何軒も何軒も、ズラリと、クルクルパンの出店が並んでいる。名物らしいし、ちょっと食っておくかと、一つ買って食べてみたところ・・・シナモン風味で、砂糖がまぶしてあり、めっちゃ美味い。丸ごと一個は、見かけはデカイのだが、生地自体は薄いので、ペロリと一個食べれちゃう。そして、これは、食べる時が楽しい。円筒のパンに切れ目が入っていて、バネみたいに、一続きにほどけていく。

 ちなみに、このクルクルパン、これまた、コンちゃんから後で、教えてもらったのだが、ハンガリーの名物らしい。ルーマニアのこの辺で売られているのは、ここがもとハンガリーの地だったことを示す光景。うむむ、確かに、これまでのラテンなルーマニアを走っている時には、クルクルパンは、全然見かけなかった。人々がおとなしい、旧ハンガリー領の地域に入ってから、急にクルクルパンの出店が目に付きだしたのだ。

 人々の態度、食べ物文化・・・それらの変化を連続して感じられるのは、線で移動するチャリ旅ならでは。

 さてさて、今日はそんな感じで、食べ走りを楽しみながら、ブラショフに到着。ドラキュラ城とか、世界遺産の町シギショアラとか、九十九折な名所道のトランス・ファガラシャンなどが周囲にあり、まさに観光の町であるブラショフ。ここには、パッカーが泊まる安宿がありまして。チェックインした宿は、一泊1000円以下と安値だし、めっちゃ居心地いい感じ。

 あ~、ようやく、落着ける宿に辿り着けたよ。

 溜めに溜めている日記やサイトの更新、ココに篭ってやることにしよう。さぁ、ここで、一気に追いつくぞ!・・・って、追いつくまでに一体どれくらい、ココに滞在することになるのだろうか・・・








































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