(English)
I stayed in Brasov.
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今日ヒロキくんが出発、そして、北川さんはドラキュラ城として名高いブラン城に観光に行くというので、二人をお見送り。雪の中、ごくろうさまです。さて、オイラは二人を見送った後、いつものように、キッチンに篭り、ぬくぬくしながら、サイトの更新作業。いやぁ、それにしても、今回は我ながらよくがんばっているよ。なるべくFacebookにアクセスしないようにしているのが効いているようだ。ついつい時間をとってしまうFacebookは、やらねばならない作業を抱えている時には、敵となる。いつもは励ましてもらったり、癒してもらったりしている頼もしい存在なのに・・・まぁ、敵になるっていえば、こういう時は、Facebookに限らず、ネット自体が敵になってしまうのだが。なので、今は、宿内ではWifiが常につながる状況ではあるのだが、必要最低限の調べモノをする時以外は、ネットにアクセスしないようにしている。そう、たとえ旅先であっても、こうやって、意識して、自制しないと、物事に集中できなくなっちゃっているんですよ、情報に簡単にアクセスできすぎてしまう便利社会って渦の中ではね。
さて、夕刻までに頭を使い尽くし、夜、戻ってきた北川さんと、夕飯を食いながら、くつろぎのおしゃべりタイムが始まった。こういう時、もちろん、旅話から始まるものなのだが・・・話の中で、お互い共通するものが出てきたりすると、旅話から脱線して、他の話で盛り上がることがある。今回の北川さんとも、旅話から大きく脱線し、違う話で盛り上がっちゃいまして。それは、音楽話。ジャズギターを弾いてて、アマチュアだけどバンド活動もしているという北川さん。そんな彼と、音楽話で盛り上がらないワケがない。いやぁ、しかし、ジョン・スコフィールドとか、めっちゃ懐かしい名前が出てきて・・・なんか、気持ちが引き戻されちゃいましたよ。一瞬だったけど・・・気持ちが、旅状態から隔離して、そういう音楽を聴いていた日本に引き戻された・・・っていうより、そういう音楽を必死で聴いていた学生時代の自分に引き戻されたって感じ。
なんでしょうね。ジョンスコと聞いて、彼はアメリカのミュージシャンなはずなのに、アメリカを望郷させるワケではなく、日本が浮かんでくるこの感覚。音楽ってやつは、<体験したその時の空気感>を閉じ込めちゃうものなんでしょうなぁ・・・そういう意味で、オイラが、現地で体験してきたラテン音楽やアフリカの音楽は、それを聴くだけで、いつでもあっという間に、キューバやブラジルや西アフリカに戻ることができるものになっている。
忘れたくない旅は、音楽と共に過ごす・・・これ、旅を思い出しやすくするための、効果的な方法の一つ。ちなみに、この方法を使うために旅中に聴く音楽は、まだ自分の思い出と結びついていないものがいい。知っている音楽を旅中に聴いても、それを知った時の自分に戻っちゃうだけ。むしろ旅から逃避することになるから逆効果になる可能性がある。現地で知った新しい音楽を聴くってのが、一番効果が高いです、ハイ。
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