Not Following Wind
ずっと追い風だと聞いてたのに

2014.3.11 / Egypt(砂漠のどこか~砂漠のどこか) 本日 自転車88km走行 : Total 50667km走行
天気:晴 自転車折りたたみ:1
朝飯→アエーシ+チーズ 昼飯→アエーシ+ツナ缶 夕飯→自炊パスタ / 宿→砂漠の真ん中でテント泊

(English)
We run on Desert road.


 さぁ、今日も砂漠道走り。まだまだまだまだ続きます。

 しかしまぁ、エジプト砂漠道は、ホント、なんにもないところをひたすら走るワケですよ。三人だから、結構テンション高く走れているんだけど、三人じゃなかったら、テンション落ちてたかもしんないな、この何もない感。

 といっても、常に三人並んで走ってるってワケではない。三人ともそれぞれ走りのペースはバラバラ。速い森くんが先頭でずっと先の方を走っていて、だいぶ離れた後にオイラが走っていて、オイラからさらに遅れた後にノロノロ走りのチャンくんが走っているってのが、オイラたちのペアランパターン。

 まぁ、バラバラに走っていても、基本的に一本道しかないから、はぐれちゃうってことはないので問題はない。途中で待っていれば、必ずまた合流できるからね。適当な距離を走ったところで、森くんが休憩して後続部隊を待つ。そこにオイラが到着して、二人で休憩。しばらくしたら、チャンくんが追いついて合流ってことになるんです。

 が、その合流ポイントで、三人が一緒になるのは一瞬だけ。負けず嫌いなチャンくんは、そのまま休憩せずに、オイラたちを抜かして走り続けちゃうんですわ。

 ここで、並び順が変わり、先頭がチャンくん、次に森くん、そしてオイラ、となるんですが・・・走り始めたオイラたちにすぐに抜かれ、再び定位置の並び順になる。その繰り返しで、ひたすら何もない砂漠道を進むオイラたち。

 と、まぁ、それが今日までの砂漠走りパターンだったんですが、そろそろ疲れがたまってきたチャンくん。今日は、休憩しながら待っているオイラたちに追いつくと、いつものように走り去ることはせず、倒れるように、休憩モードに。

 で、休憩を終えた後のチャンくんの走りは、今までよりもだいぶ早くなった。そう。ずっと続けて走るよりも、ところどころでちゃんと休みをとって走った方が、結局のところ、早いんですわ。

 さてさて、そんな砂漠ロードなんですが・・・実はここを走る前、責自さんから「カイロからだとずっと追い風になるはずだから、走りは楽ですよ」ってな話を聞いていたんです。確かにこれまではずっと追い風ぎみだったので、なにもない過酷な状況ではあるものの、走り自体はそんなに辛いものではなかったんですわ。

 が、今日の風向きはなんだかおかしかった。横風になったり向かい風になったり。道はまっすぐだから、風向きが変化しているんだろう。

 え~、ずっと追い風ってワケじゃないんじゃん。

 しかも、めっちゃ強風になり、猛烈な向かい風を受け、チャンくんだけでなく、オイラと森くんもバテバテ。途中のチェックポイントでいただいたチャイの嬉しかったことといったら、もう。

 木々があり、多少の風よけにはなるこのチェックポイントでテントを張るっていう手もあったのだが、今日はもう少しだけ頑張って走り、チェックポイントからしばらく行ったところにある工事現場みたいなところの、盛り土の陰に隠れたところにテントを張って野宿することに。

 いやぁ、風が悩ましい。まぁ、自然現象ですから。気まぐれってこともあるんでしょう。今日はたまたまで、明日からはまた追い風で助けてくれることを期待しよう。

 さて、テント設営後、チャンくんのオイル式で火を起こし鍋を温めるオイラたち。実はオイラのMSR、どうも火のつきが悪いんですよ。カイロで入れてきたガソリンが粗悪品みたいで、炎が出ずに真黒な煙しかでない。ということで、チャンくんのオイル式なんですが・・・これ、意外と燃えるんですな。軍役がある台湾。アーミー時代にサバイバル術として習ったやり方らしい。あ~、なるほど、チャンくんの根性の座りかたとか、手元にあるものでなんとかしちゃうやり方とか、そういう肝が据わった感じって、アーミー時代に培われたものなんだろうな。

 軍役がない日本では、こういう肝は、体育会系の部活とかで培われていたはずなんだけど・・・その部活も体罰は禁止みたいな流れになって、どんどん理不尽がなくなってきている。だから草食系男子とかが生まれちゃうんですよ、たぶん。

 理不尽なことを乗り越えてこそ、強靭な精神が宿るようになる。

 こういう肝っ玉を身に着けたいのなら、チャリ旅をすればいい。

 チャリ旅は理不尽なことばかり。そして、起こったこと全てを自分で受け止めなければならない。自然と、図太い人間になっていきますわ。

 出来上がった飯を食べながら、チャンくんが、エジプトまでのバックパッカー旅は、正直退屈だったって語り始めた。一方、今のチャリ旅は、大変だけど、めっちゃ楽しいと。

 そう、この<チャリ旅の楽しさ>って、楽な楽しさではないんです。楽ではないからこその楽しさっていうか・・・アーミー経験がある人とか、猛烈な体育会系の部活をやってきた人たちなら分かると思うのだが、でも、そういう経験がない人たちには、伝えづらい。「自転車旅って楽しいよ」と勧めても「大変だからやりたくない」「いや、その大変さが楽しいんだってば」「・・・マゾなんですね」ってな話になっちゃうんですよ。う~ん、この楽しさの感覚、マゾ感覚とはちょっと違うんだけどなぁ・・・

 



























































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