(English)
I went to the Dead Sea.
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昨日から続く谷越が大変で、今日も早速登りから始まる。キングスハイウェイはホントキツイ。とりあえず最難関の崖丘は登り切り、町に到着したので、サンドイッチで腹ごしらえ。と、その町からちょっと走った所の道脇で集まっていたおじさんたちから声をかけられた。
チャイでもおごってくれるのかな、と思いきや、なんと、BBQをやっているから、肉を食ってけというありがたいお誘い。それはぜひぜひ、とお言葉に甘え、美味しいお肉をいただくことに。
ヨルダンの人たちは、ピクニック好き。このおじさんたちに限らず、結構多くの人たちが、道端に車を停め、家族そろって、ビニールシートの上でお弁当を食べている。
さて、このおじさんたち、もともとは、チェチェン共和国の出身らしい。ということで、BBQ肉を食べながら、おじさんの携帯に入っていたチェチェンのダンスの様子を写したビデオを見せてもらったのだが・・・このダンスが凄かったんですわ。踊りながら飛び上がり、体を回転させながら再び着地するという、超難易度の高そうな技を平然と披露している。まるで、香港のカンフー映画ですがな。ワイヤーアクションでしかできなさそうなことを、リアルにやっちゃっているのだ。こりゃすごい。ハンガリーで見たフォルクローレダンスに似ているのだが、あれをもっと激しくしたようなダンスだった。ハンガリーはアジアから来た人たちだからな。きっとルーツは同じに違いない。それにしても、このダンスは、ぜひチェチェンに行って見てみたいものだ、と思ったのだが、あの辺、いまだに火種を抱えていて、行きにくい場所。ただ、チェチェンの近くのコーカサスには行くので、コーカサスで同じようなダンスを見れたらいいな。
お腹いっぱいお肉をご馳走してもらいおじさんたちにお礼を言って別れ、再び走り始める。しばらく走ったら、眼下に湖らしきものが見えてきた。有名な死海だ。
キングスハイウェイをこのまままっすぐ走れば、目指すヨルダンの首都アンマンに辿り着くことが出来る。だが、せっかくなので、死海にチャリで行ってみたい。ということで、回り道して死海に行ってみることに。
眼下に広がる死海へ行くワケなので、基本的には下り道。ここからは、下るだけでいいから楽っしょ、と思って挑んだのだが、ところがどっこい、この下り坂がめっちゃ急過ぎで。ほどよい勾配の下り坂は心地いいのだが、勾配が急すぎる坂は、返って大変。というのも、オイラの相棒BD-1が、下り坂ですぐパンクしちゃうんですわ。勾配がきつい下り坂では、どうしてもブレーキを多用しなくちゃいけなくて。で、小径車は車輪が小さい分、リムがブレーキパットとの摩擦で熱を帯びやすい。その熱でタイヤが歪み、そこへ荷物の重みが加わると、中のチューブに変な負担がかかって、結果パンクしてしまうんですわ。
今回も当然のようにパンク。一回のパンクですんだのが奇跡的だったのだが、とにかくパンクの恐怖にヒヤヒヤしながら降りなきゃいけないから、こういう急勾配の下りは全然楽しくない。
いやぁ、キングスハイウェイのどこよりも一番の難関だったよ。この死海までの坂下り。
それでも、途中、水をおごってもらったり、ジュースをおごってもらったりと、ヨルダン人の暖かさに励まされたから、嫌な道ではなかったんだけれども。
さてさて、ノロノロ降りてきたため、死海に到着する頃には夕暮れ時になってしまっていた。死海沿いは、基本的には岩ゴロゴロなのだが、ところどころに、ビーチみたいになっている場所がある。シャワーなどが整っている施設などがあったので、そこに自転車を停めさせてもらって、死海に入ることに。
死海って塩分濃度が高い湖で、入るとプカプカと体が浮く不思議な体験ができるところ。以前セネガルのダカール近くのラックローズっていう湖で、めっちゃ楽しいこの体験をしたことがあったのだが、果たして死海はどんな感じなのか?
早速水着に着替え、死海へ。恐る恐る足をいれる。この時点では特に変わったことは起こらない。意外と普通の湖なんじゃね?と思いながら、全身を湖に漬けると・・・体がポカリと浮かんだ。
ふぉぉ~、なんだこれ~
まるで、宇宙遊泳をしているような不思議な浮遊感覚。セネガルのラックローズより、ここ、死海の方がより浮遊感が高い気がする。
いやぁ、テンション上がりましたわ。
さて、死海で遊んでいたら、すっかり日が暮れてしまった。これから走るのは危険なので、もう今日はこのビーチ施設脇でテント泊させてもらうことに。しかし、お尻が痛い。死海は元海だったところが、干上がって塩分を含むミネラルの濃度が異様に高くなり、その比重がゆえに人の体が浮くところ。つまり、塩水に漬かっているようなものなんですわ。傷口に塩を塗り込むと、めっちゃ痛いでしょ。あれと同じ。チャリで走っていてこすれた尻に塩が入り込んで、お尻が痛い。
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