(English)
I stayed in Jerusalem.
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イスラエルの地は、もともとパレスチナと呼ばれるアラブ系の人たちが住んでいた場所だった(いや、歴史的にはその前にユダヤ人が住んでいたと言われているワケなのだが。もっというと、ちょっと前まではユダヤ人もアラブ人も普通に共存していた地だったワケなのだが)。二枚舌、三枚舌な、西洋列強国の余計な画策のせいで、そんなパレスチナの地に無理やり建国してしまったイスラエル。ということで、この地は、イスラエルとパレスチナとでいざこざが絶えない地となってしまった。
パレスチナのガザ地区はハマスと言われるパレスチナの強行勢力がイスラエルと過激に戦っていて、とても旅人が足を踏み入れられる場所じゃない。
が、パレスチナの中でも、今は比較的均衡状態にあり、旅人が行ける場所があるというので、今日はそのベツレヘムとヘブロンという町へ行ってみることに。
が、行ってみたら、領土間とされているボーダーには、金網が張ってあったり、イスラエル側に一歩足を踏み入れたら、銃を構えたイスラエル軍兵が厳重に警備していたりと、物々しい雰囲気であるには違いなかった。
ここは、一見平穏に見えるが、戦時下であることには間違いない。
歩いていたら、パレスチナのおじさんが悲しそうな顔で、この金網の意味を説いてくれた。
重々しい空気のイスラエル側と違って、パレスチナ側はなんだか活気があった。パレスチナ側はここで、人々がちゃんと<生活>をしていた。イスラエル側は、無理やり自分たちの地とした感があって、土地は囲ったけど、ここで<生活>をしている雰囲気はあまりなかった。歪んだ雰囲気を感じたのだ。
そもそも、アラブ人たちが信じるイスラム教も、ユダヤ教やキリスト教と同じ神を信じる一神教。ユダヤ教からキリスト教が生まれたように、キリスト教のカウンターカルチャーとしてイスラム教が生まれたため、神様は同じなんですよ。なのに、その人たちが互いに敵対視し合うなんて・・・
歴史があまりにも複雑であるがゆえ、どっちが正しいとか言えないのだが、いや、そもそもどっちが正しいとかいう概念さえ当てはまらない地なのだが、オイラが見た限り、この地は、<ちゃんと生活しているパレスチナ>がまっとうに見えた。
その地で豊かな暮らしをするために土地が必要ということならまだ分かるのだが、領土を広げるためにただその地を得るというのは、手段が目的化して不毛なのでは、と思ったのだ。もちろん、イスラエルとしては、領土を広げた後、豊かな暮らしの基盤をこれから作っていくのだ、と言い張るんだろうけれども。
繰り返しになるが、どっちがいいとか悪いとかの話じゃない。ガブリエラおばちゃんからイスラエルの言い分は聞いて、それはそれで、なるほどと思うところもあったし。ただ、パレスチナ側で陽気に戯れるガキンチョたちの笑顔が曇るようなことにはならないで欲しいと思ったのだ。
が、そんなイスラエルーパレスチナ問題。オイラが発った半年後、急激に悪化し、今や再びこの地は旅人が訪れにくい地になってしまっている。カメラに悪戯っぽい笑顔を向けてくれた二人は、今、どう過ごしているのだろうか?それが、とても気がかりだ。
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