(English)
I run on Tajikistan road.
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朝、走り出したのだが、ガタガタ道が続き、昨日はなんとか耐えてくれていた<こよった針金>も、ぶちぶちと切れ始めた。まだ針金の残りがあるので、とりあえずはなんとかなるが、これは根本的に直さないとダメだ。この先まだまだ長いのに、針金の応急処置は、とりあえずしのぐ効果しかないので、イライラが募るばかり。
と、目の前に、小さな集落が見えてきた。おじさんたちが集っていたので、チャリを見せて、なんとかならないもんか、と相談したところ、素人のおじさんたちが、あれこれ知恵を絞り始め、いろいろトライし始めてくれた。・・・のだが、やり方がかなり強引で。埋もれてしまったネジを無理やりとりだそうと、金槌とマイナスドライバーで、相棒の本体をガンガン叩き始めたりするじゃないですか。相棒の筐体はアルミなんだから、そんなに叩いたら本体がひん曲がってしまいます!と、慌てて止めに入る。
これはやっぱりちゃんと分かっている人にやってもらわないと、ダメだなぁ・・・と思い、「こういうのを修理する専門の人はいないんですか?」と聞いてみた。すると、この村にはいない、という答え。途方に暮れたところ、「でも、隣の村にいけばいるぞ」という情報が。ちなみに隣の村ってどれくらい離れているんですか?と聞いたら、15kmとのこと。15kmか、なかなか厳しいな・・・しかし、行くしかないと思って、走り出そうとしたら「隣村の修理屋に連絡したら、車で迎えに来てくれるってよ」との情報が。いやぁ、ありがたい。なんて気が利く人たちだ。相棒を金づちでたたき壊されそうになった時にはムカっとしたけど・・・みなさん、親切心からやってくれているんですよ。それが、たまたま行き過ぎた行動になっちゃっただけで・・・手助けしてくれてたのに、ムカッとして、ホントすんませんでした。
さて、迎えに来てくれた修理屋の二人の車に乗せてもらい、隣町へ。そこで、彼らの家のガレージに案内してもらったら、なんと、電動ドリルまである。これはいいじゃないですか。で、電動ドリルを使って、埋まってしまったネジを削り取ってしまう作戦に。本当は、ネジだけ取れればいいんだけど・・・そんな繊細な作業は、ここでは出来ないってことで、ネジ穴ごと穴をあけてしまう強引な手段で解決することに。まぁ、それはそれでしょうがない。確かにこの状況では、それが一番の解決策だ。
で、埋もれてしまったネジをネジ山ごと穴をあけ直して、そこに、長めのネジを通し、メスねじでガッツリ固定。これで、一応もとの強度に戻った。
いやぁ、ありがとうございました。タジキスタンの山の中でのトラブルだったんで・・・こりゃ、絶対直らないわ、最悪ドゥシャンベに引き返さなきゃいかんか、とまで思っていたのに、なんとかなるもんだな。いや、まぁ、人に頼れば、人生なんとかなるもんなんですよ。
そこから先は、昨日の苦労はなんだったんだってくらい快適に走ることができまして。いや、道は昨日以上のデコボコ道なので、お世辞にしても快適は、かなり言い過ぎなのだが、心の中は、それくらい違っていた。今日は、相棒がちゃんとしているので、少々のデコボコでも、心の負担が小さいのだ。こういうのは比較の問題。一度大きな負担を味わっておけば、少々の負担は、負担と感じなくなる。
世界一の悪路も、もはや普通の道だぜ。
・・・とはいうものの、登り道で砂道になったりすると、「なんだこのクソ道」と悪態つきたくなるけどね。酷いっちゃ酷い道なのだ。うん、たぶん、脇道などを攻めないチャリダーが普通に選択する道の中では世界一の悪路だろう。これで、国道ってんだから、タジキスタンの道路事情、どうなってるんだって話ですよ。
まぁ、だからこそ、タジキスタンがチャリダーに愛されているっていう面もある。今日も、また、チャリダーに遭遇。反対方向からやってきた、オーストリアの女性チャリダーバーバラさんに出会った。どMが多いチャリダーは、この悪路こそ、血沸き肉躍っちゃうのだ。
実際、この悪路をチャリで走るのは、辛いケド、楽しいっちゃ楽しい。いや、ほぼほぼ、辛すぎる気持ちばかりか。楽しさを感じれるのは、ホンの一瞬だけ(笑)。
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