(English)
I stayed in Kathmandu.
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ネパールは、電力事情が悪い。乾季の今は一日の半分、電気がこない。地方の村ならまだしも、都市(首都)なのに一日の半分は停電しているなんて国は世界でもめったにない。オイラがこれまで訪れた国で、首都にも関わらずこれほどの停電状況だった国は、ナイジェリアくらい(ナイジェリアはもっとひどかったケドね)。
当初の計画では、トレッキングをした後、ネパールでは宿に籠って貯めに貯めた日記書きや映像編集をやる予定だったんです。前回ルーマニアでやったように、一日中こんつめて作業だけをするような状況に自分を追い込もうと。
が、ネパールを訪れてみたら、この電力事情。パソコンにはバッテリーがあるものの、3時間もすれば切れてしまうから、一日に半分も停電されちゃうと、ひたすらこんつめてパソコン作業をするってのが不可能なんですよ。
こりゃ、あてが外れたな。ネパールはとっとと後にして、パソコン作業はインドでやることにしよう、と思い直したんですが・・・
トレッキング後も、ポカラに行ったり、カトマンドゥでカメラ悩みをしながら、ズルズルとネパールに滞在を続けているオイラ。一応、電気がきている間は、パソコン作業をやろうと決め、その間だけでも集中して作業をやっていたんです。
で、これが、意外と効率いいということに気が付きまして。一日中ダラダラと作業をするよりも、限られた時間の中(特に頭の冴えている午前中)で作業をした方がいい。そして、電気が来ていない時間は時間で、やりたいと考えていたのにできなかった楽器練習やお絵かきや旅で気づいたことへの深い思考などなどが出来るようになったんですわ。
パソコンがずっと使えると、ついついパソコンの前に居ちゃうオイラ。パソコン優先っていうか、癖になっているっていうか、もはや依存しちゃっているんですわ。
確かに、日記書きや映像編集は、パソコンでやらねばならないこと。パソコンにしがみついていることは、決して無駄ではないし、充実感はある。でも、やらねばならないことはこれだけじゃないはずだった。
対処すべき案件は4つに分類することができる。
A)緊急かつやらねばならないこと
B)緊急だがやらなくてもいいこと
C)緊急ではないがやらねばならないこと
D)緊急ではなくてやらなくてもいいこと
人は緊急という言葉に弱い。緊急だからということでA,Bのことばかりを対処してしまう。実は、Bなんてどうでもいいことなのに、緊急と聞くとやってしまうのだ。Bよりも優先すべきであるCの案件があるにも関わらず。
逆にやらなければいけないことなのに、緊急ではないということで、ついついおざなりになってしまうC案件。実は、日記書きも、映像編集も、楽器修行も、お絵かきも、旅で気づいたことへの深い思考も、C案件なのだ。オイラ的にはやらなきゃいけないって思っているのに、いつかやれればいいからということで、ついついペンディングしてきた。
日記や映像編集はさすがに素材が貯まりすぎてしまったため、尻に火が付き、今A案件に格上げされたので、やっているのだが、その他はC案件のままなのだ。
で、パソコンが使えなくなることで、ようやく緊急ではないがやらねばならないことに目をむける時間と心の余裕が生まれたのだ。
人生をAB案件だけで過ごしてしまうから、なにかやり残した感をずっと抱えて生きていなかきゃいけなくなる。やり残し感を消すためにはC案件をやらねばならない。ただし、このC案件は便利な日常に流されていてはできない。逆に不便な世界に飛び込むことで、C案件ってのは、実現しやすくなるものなのかも。
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