Go to Sigiriya
シギリアロックよりカレー修行

2015.7.11 / Sri Lanka(Candy~Sigiriya) 本日 自転車0km走行 : Total 57751km走行
天気:雨のち曇時々晴 ネット:1
朝飯→サモサ 昼飯→スリランカカレー 夕飯→スリランカカレー / 宿→Flower Inn(1800スリランカルピー)

(English)
I moved to Sigiriya by bus.



 今日も、朝から雨。しかも、昨日よりも降る頻度が多い。しかし、そろそろ移動せねばと思っていまして。天気予報を見ると、さすが雨季。これから1週間は毎日雨マーク。まぁ、だったらいつ出ても同じ。ならば、早い方がいいということで、雨の中、出発。バス停へ向かう。チャリだったら絶対延泊なんだけどね。バス移動は、こういう時、サクッと行動できるのがいいかも。

 さて、向かうはシギリアという町。この町に、アジアのマチュピチュと言われている巨大な奇岩の上に築かれた空中宮殿跡地があるらしいのだ。キャンディからシギリアへは直通バスもあるらしいのだが、朝7時からの一本だけ。その時間にバスターミナルに辿り着けなかったので、乗り継ぎしながら向かうことに。

 まずは、ダンブッラという町まで。280スリランカルピー。移動費は安い。さて、バスに揺られていると、マータレーという町を過ぎたあたりから、道脇に<スパイスガーデン>という文字が見えてきた。実は、スパイスならマータレーに行けという話は聞いていて、シギリアの後にマータレーに寄るつもりではあったんですよ。通り道にあるマータレーの町、キャンディ~マータレー間には、それらしいスパイスガーデンがなかったので、あれっ?と思っていたのだが・・・マータレーの町より北側がスパイスの園らしい。数えきれないほどのスパイスガーデンが、次々と目に飛び込んでくる。これは、逆に、どこにいけばいいのか、迷うな。しまった、ここは、自転車でゆっくり走りたかった。自転車で走りながら、気に入ったスパイスガーデンに立ち寄る。うむむ、最高のスリランカチャリ旅になりそうだったではないですか。

 さて、ダンブッラの町に到着し、バスを降りる。そして、そのままバスターミナルで、シギリア行きのバスに乗り換え。ココからシギリアまでは40スリランカルピー。マジで交通費は安いな。

 で、到着したシギリアの町。シギリアはそれなりに天気がよかった。さてさて、早速、宿を探したのだが・・・週末ということもあり、どこも混んでいた。なんとかチェックインできた宿で、一泊1800スリランカルピー。宿代は高いよ、スリランカ・・・まぁ、部屋はそれなりのクオリティなんですけど、ここまでのクオリティはいらないから、もっと安く泊まれないかなぁ。

 とりあえず、腹が減っているから、飯と思って、近くの食堂に入って、カレー&ライスを頼んでみた。で、出てきたカレーを食べてビックリ。キャンディで習ったインゲン豆カレーが出てきたのだが、あの時作って食べたインゲン豆カレーより美味い。

 こ、これは、どんな秘密が隠されているのか・・・

 気になってしょうがなくなったオイラ。食べていきなりレシピを教えてくれというのは、いくらなんでもブシツケだろうとは思ったのですが、カレーに関して遠慮しちゃうと、後で絶対に後悔する、ということで、作り方を知りたいんですが、と聞いたところ、店のお兄さんが、「夕刻に仕込むから、夕刻にまた来なよ」と言ってくれた。

 うむむ、よかった。ここでもカレーの作り方を習える。

 さて、夕刻までの時間は、マチュピチュ的なシギリアロックに行って過ごすことに。が、宿に戻ってシギリアロックの情報を聞いてみたところ、なんと、入場料が4000スリランカルピーもするっていうじゃないですか。スリランカで食べるカレー20杯分の値段ですよ。思っていた以上の値段に絶句。いや、以前のオイラだったら、この値段でも入ってたんでしょうけど、旅終盤になり、資金の残りが気になり始め、なるべく節約生活を心がけている状況で、この値段はない。

 まぁ、シギリアロックをネットで調べてみた感じでは、アテネのパルテノン神殿と同じく、中に入るよりは、外から外観を見る方が興奮するっぽい。

 しかし、せっかく来たのに、下から眺めるだけじゃなぁ・・・と思っていたら、宿のおばちゃんが「シギリアロックの隣にピドゥランガラロックというこれまた岩山があって、こっちなら安く入れるわよ」と教えてくれまして。

 ピドゥランガラロックに登ってそこからシギリアロックを眺めたら、いい感じの景色が見れるのではないか、と思ったオイラは、シギリアロックはきっぱり諦め、ピドゥランガラロックに登ることに。

 ということで、やってきたピドゥランガラロック。値段は500スリランカルピーだった。確かに安い。

 で、ここは、お寺になってまして。まず、涅槃仏がある境内があった。そして、ここには、シギリアレディが描かれた壁画もあった。なんだ、シギリアロックに行かなくても、見れるんじゃん、壁画は。

 で、登り始めたのだが・・・想像以上に険しい岩道だった。サンダルで来たのは失敗だった。といっても、今のオイラは靴を持っていないので、どうしようもないのだが。

 さて、途中、Cave Templeと言われているところに、涅槃仏があった。

 おそらく、ピドゥランガラロック的には、ここが最終地点なのだろう。そこから先は、道なき道となっている。涅槃仏よりシギリアロックを見るために来たオイラとしては、この先も進まねばならない。

 最終的には、巨大な岩岩で囲まれた抜け道のような小さな隙間道を潜り抜け、なんとか見晴らしのいい場所へ出たところ・・・

 素晴らしい風景が目の前に広がった。

 緑のジャングルにニョキッとそびえるシギリアロック。

 これこれ、これを見たかったんですわ。この角度だと、頂上の宮殿跡地が見れないのがちと残念だが、十分満足する絶景風景。じっくり見てたかったのだが・・・足場が超絶不安定。しかも、めっちゃ強い風が吹き荒れていて、断崖絶壁の下に落とされるのではないかと不安な状況だったので、写真を撮って早々に引き揚げることに。

 いやぁ、しかし、シギリアロックの入り口にはめっちゃ人がいたんだけど、ピドゥランガラロックには全然人がいないな。こういうのは、遠目に見たほうがいいと思うんだけど、そんなことを思うのはオイラだけなのだろうか?

 さて、そうこうしているうちに、夕刻になったので、昼間訪れた食堂<Shenadi>を再訪。キッチンに案内されたら、一人のおばさんが、インゲン豆を剥いていた。どうやら、このルーパワティおばさんが、この店の料理人らしい。

 さて、キャンディで作ったインゲン豆カレーと何が違うのか、と見ていたのだが、料理の手順、使う調味料ともに、大して違いはない。うむむ、味の違いは愛情の違いなのか?なんて非科学的なことを考え始めたその時、おばさんが、炒めていたカレーにココナッツミルクを注ぎ込み、そのまま蓋をして、煮始めた。

 おお、これか。実はキャンディで作ったのは、インゲン豆を炒めたカレー。おばさんのは、ココナッツミルクで煮込んだカレーだったのだ。この違いで、味は大きく異なる。うむむ、スリランカカレー、奥深い。

 さて、そのままおばさんは、レディフィンガーというオクラのカレーを作り始めた。こちらは、切ったオクラにトマトを少々混ぜている。これによって、味により旨みが増す。

 その後、キチンカレーの作り方も教わり、最後に、ロティの作り方まで教えてもらえた。

 そして、出来立てを食べさせてもらったのだが、美味かった~。ただ、やっぱり、出来立てすぐより、ちょっと時間を置いたほうが美味しいと思うんですよね。昼間食べたインゲン豆カレーの方が、味が深かったような・・・

 いやぁ、シギリアロックを見ている時間より、スリランカカレーの作り方を解明している時間の方が、数倍興奮してますわ。






































































































最新日記に戻る