(English)
I stayed in McLeod Ganj.
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今日は、一日、マクロード・ガンジをブラブラ。チベット寺院を訪ねてみたりした。そんなマクロード・ガンジで、チベットについていろいろ知ることになった。ネパールの時はただ、チベット文化なるものを知るきっかけになったのだが、ココに来たら、チベットの歴史、現在置かれている政治状況などに、意識を向けざるを得ない状況なのだ。
かつて、ひとつの独立国家だったチベット。しかし、「もともとは中国だった」という強引な理屈と、軍事力の脅しによって、中国の一部にさせられてしまう。そして、1959年にラサで起こったチベット騒乱。中国軍の圧倒的な軍事力によって鎮圧されてしまったこの騒乱以降、これ以上の戦いを避けるため、ダライ・ラマ14世は、インドのこの地へと亡命してきた。ダライ・ラマ14世がチベットを去った後、中国は中央チベットに「チベット自治区」を成立させ、チベットの文化やチベット人のアイデンティティの破壊、人権の抑圧を行いつつ、今もチベットの実効支配を進めている。
知れば知るほど、中国の横暴さに腹がたつ。が、そんなことを言い始めたら、実は世界の歴史とは、強者による弱者への侵略の歴史そのものであったりする。西洋人なんて、もっとひどいことを世界中で行ってきた。かく言う日本人も、いろいろやってきた。
結局世の中は弱肉強食なのだ。自分の身は自分で守らないといけない。今、何もしていないようなのに平和に暮らせているなんってのは、奇跡に近い状態なのだ。
そういうことに普段から意識を背けず生きていきたい。そうすることが、唯一、心の安定につながることにような気がする。平和主義、に生きて、国を失くし住むところに不自由する・・・それよりは、武力をもって国をそして、自分が生きる場所を守れる力を持っていたい。
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